金魚ちゃんの晴耕雨読☂

読んだ本や漫画の感想を書いたり作った料理の記録をしたりするブログ。

2019年4月20日 斜陽 感想

はいこんばんはRM307です。今週は小説の読書回。今回は太宰治作の「斜陽」の感想を。
先日読んだ「人間失格」がわりと良かったので、他の著作も読んでみようと思ったのだった。

斜陽 (新潮文庫)
太宰 治
新潮社
2003-05

【あらすじ】
第二次世界大戦後、没落した貴族の一家の、日が落ちるように滅びゆくさまが描かれる。

えー正直に感想を述べると、この作品の良さをまったく理解する事ができませんでした・・・。
読むのがとにかく苦痛で、160ページちょっとしか無いのに一週間かけてようやく読み切った。
まずわからない事だらけで、どうしてかず子が上原の事を好きになったのか読み取れなかった。
直治が恋をしていた洋画家の奥さんの事もそうだけど、登場人物のモノローグ、手記などで
前振りや伏線も無く突然語られるので、そんな唐突に言われても・・・と受け止めきれなかった。
(いや、直治が恋をしていた奥さんというのは上原の奥さんの事だったのかもしれないけど)
ただ、最後に上原の子を身籠ったかず子が「この子とともに古い道徳と戦っていく」と決めた
ラストは良いなと思った。母や直治は死んでしまったけど、かず子まで死ななくて良かったな。

自殺した直治の残した遺書で、遊んでばかりいる彼にも彼の苦しみがあり、決して快楽に溺れて
遊んでいた訳では無く、「貴族」というくびきから逃れる為に必死で民衆に混じろうとしていた、
という事がわかるけど、だからといって同情して好感を持てるようなキャラでは無いな・・・。
母が亡くなる直前、叔父に貧乏だからお偉方を呼び寄せる力は無いと言われたも同然だと言って
直治が叔父をケチだと罵るのだけど、その叔父から援助を受けているのにケチ呼ばわり・・・?
仮にも遊び回っている自分がそれを言うの・・・?だったら自分が働けば良いんじゃない・・・?
と思ってしまった。遺書にも「人にたかる事ができない、上原と遊んでも自分の勘定は自分で
出していた、他人の仕事で得た金で飲み食いしたり女を抱いたりなんておそろしくてできない」
と書かれていたけど、家族の金目の物を持ち出しては売り払って、それで得たお金だったのに
ずいぶんえらそうだな、他人にたかるのは駄目でもそれは良いんだ、と冷めた目で見てしまった。
かず子も、「本当の地獄がはじまった」と独白していたけど結局今までの暮らしは続けていたし、
自分が病に罹っていた訳でも誰かに虐げられたりするような事も無く、そこまで言うほどなの?
どのへんが地獄だったのだろう?と首を傾げた。戦後、もっと苦しい人はたくさん居ただろうし。
まぁ僕だって現代の日本という恵まれた環境で暮らしているし、他人を責められないんだけど。

まぁでも直治の手記や遺書の文章にも少しは良いところはあったので、一部を引用しておきます。
僕が早熟を装って見せたら、人々は僕を、早熟だと噂した。僕が、なまけものの振りをして見せたら、人々は僕を、なまけものだと噂した。僕が小説を書けない振りをしたら、人々は僕を、書けないのだと噂した。僕が嘘つきの振りをしたら、人々は僕を、嘘つきだと噂した。僕が金持ちの振りをしたら、人々は僕を、金持ちだと噂した。僕が冷淡を装って見せたら、人々は僕を、冷淡なやつだと噂した。けれども、僕が本当に苦しくて、思わず呻いた時、人々は僕を、苦しい振りを装っていると噂した。
あと良いところといえば、かず子が火の不始末から火事を出したところ、村人たちが飛び起きて
かけつけてくれて消火にあたったシーン。なるほど、昔は人々が団結していたのだなぁと思った。
別に現代人が冷たいと言いたい訳では無いんだけどね。そういう団結力は昔の方があったのかも。


以上、純文学を理解できない貧しいココロを持った人間が読むとこうなる、という一例でした。
人間失格」の感想は4000字近くあったけど、今回はその四分の一しか無かったですね・・・。
ホント苦行だったので、次はまた村上さんのエッセイでも読もうかな・・・。それではまた。

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2019年4月13日 星川銀座四丁目 新装版上巻 感想

はいこんばんはRM307です。今週は漫画回、今回は玄鉄絢作の「星川銀座四丁目」上巻の感想。
小学生と社会人がいっしょに暮らす年の差百合漫画。購入したのは全2巻にまとめられた新装版。
描き下ろしのショートストーリーとカラーイラスト、最初の単行本の表紙が収められています。



【主な登場人物】
(小学校教師。問題のある両親から乙女を引き取って同居する事に)
乙女(不登校の小学生。スペイン人と日本人のハーフ。湊と同居し家事を担う)
観月(湊の大学時代の同級生。乙女のライバル?)
かなえ(乙女の通う塾の講師。乙女を見るといらいらするらしいが・・・?)
(塾の生徒。かなえに会いたくて塾に通っているらしい)

試し読みをして『先生と生徒の年の差がある百合作品か、袴田めら先生の「それが君になる」や
お姉ちゃんは過保護!」が好きだし楽しめるかな』と思って買ったのだけど、読んでみたら
生徒の方はまさかの小学生でびっくり!生徒じゃなくて児童だったとは・・・。大人っぽいから
わからなかった。僕はどうしても子どもは子どもとして見てしまい、恋愛作品では気になって
感情移入できない事が多いのだけど、乙女は思っていた以上にしっかりしていたし、何より湊の
本当に乙女を求めている気持ちが強かった所為か、読んでいたら気にならなくなっていった。

湊が乙女と離れるのが怖くて、学校へ行ったふりをして時間をつぶしていたシーンも驚いたな。
このまま依存が強くてふたりとも堕ちていくんじゃ・・・と心配したけど、解決して良かった。
(これはマジでかなり心配をして、読まない方が良かったんじゃ・・・と後悔しかけました)

もう一つびっくりした事は、精神的なつながりだけじゃなく、肉体的なつながりも求めていた事。
お風呂上がりの乙女にどきどきしたり悶々としたり、「乙女とえっちしたい!」と発言したり。
前述の通り子どもは子どもであり、僕はそういう目を向けられないので、最初はどうしてだろう?
と疑問でいまいち入り込めなかったのだけど、でも、それぐらい乙女が大好きという事なのだな。
乙女が中学に上がったらすぐ彼氏ができて自分から離れてしまうんじゃないか、という心配から
乙女に女子校を受けさせた、というくだりで「ああ、湊はかなり本気なんだな」と感じた。
ふたりのキスシーンも良かった。あまりたくさんは読んでいないけど、キスの描写って良いなぁ。
去年「前略」を読み返した時にも新ブログに書いたけど、僕もキスシーンを描きたい・・・!
あと、「ふとももの内側とか?」、「どこでも先生のして欲しいところにするよ?」などと
湊をからかう乙女も良かったですね。年下が年上をこうやってからかうのって結構好きだな!

乙女とキスする前、湊は「法律が許さない」と言う。その後乙女にキスをせがまれる場面もある。
僕が好きな相手(非子ども)にされたら流されてその先までいくかも。湊、よく我慢できるな!w
お風呂で乙女が自分の身体にボディーソープを塗って湊の身体に押しつけるシーン(何それw)も
相当危ないところだ。乙女を引き取ると決めた時もそうだったけど、意志が強いんだな・・・!

お互い愛人を作って家にも帰らず、乙女を独りにしていた両親に対して「この子は私が預かる」
と宣言した湊はカッコ良かったな。こういうのって非常に難しい問題だし、うかつに立ち入れば
教師である湊の立場が危うくなる。僕ならきっと我が身可愛さで深く関われないだろうな・・・。
創作だからと言えばそれまでなんだけど、乙女を追いかけてもこなかったこの両親に腹が立つ。
放置していたとはいえ、自分の子が居なくなるんだよ?わかっているの?まったく理解できない。
どちらかの親が、湊の元から乙女を呼び戻す展開がくるんじゃないかとひやひやしています。
このまま何事も無くふたりがいっしょに居続けられると良いんだけど・・・不安だなぁ・・・。

湊はいつから乙女の事が好きなのだろう?最初から恋愛的な意味で惹かれていたのだろうか?
そもそものふたりの出逢いは、万引き犯に仕立て上げられた湊を乙女が助けた事が始まりだった。
乙女と別れた湊は、彼女の後ろ姿を見て小さくため息をつく。この時乙女に惚れたのだろうか?
恋愛経験に乏しく読解力も無いので、きちんと読み取れなかった。最後まで読めばわかるかな?
と思ったらあとがきに「恋に落ちるところは省いた」と書かれていた。そうなのか!気になるな!

最後の13話では、湊とケンカして家を飛び出した乙女が、かなえに「先生の家に置いてください」
と言ったところで終わる。そしてそれに嫉妬するかのような表情を見せる櫻。また気になるな!
ただでさえ血の繋がりの無い他人と同居している乙女なのに、問題がこじれないと良いんだけど。
そして少し前に「乙女の居ない学校は寂しい、ずっと乙女といっしょに居る為に頑張っている」
と言っていた湊が可哀そうで・・・独りぼっちにさせないで欲しいよ。早く戻ってきて・・・。

上巻のあとがきには「ステレオタイプに反逆しようと」描かれた作品だと語られていた。もちろん
ステレオタイプ=悪いと書かれている訳では無いけど、僕の漫画もステレオタイプかなぁ・・・
と反省した。できれば僕もステレオタイプと言われないような漫画を描きたいんだけどね・・・。

最後になるけど絵柄にも触れておこう。最初は独特なクセのある感じだな、と思ったけど、今は
純粋に可愛いと思える。あと62、82、130ページのような口の位置が下がった表現がとても可愛い。
照れ顔も良いですね。それと局部は描かれていないのに、裸体がやたらと艶めかしく感じる。
調べたところ、作者さんはもともと成人向け漫画を描かれていたそうで。そこで鍛えたのだな!
巻末のイラストギャラリーもえっちい。同じ浮き輪に入っているふたりの絵が特に好きです。


以上、なかなか楽しめたので良かったです。再来週は料理回なので、下巻は5月以降に読もう。
上巻の表紙では身長差のあるふたりだけど、下巻の表紙では頭の位置がほぼ同じになっている。
この先成長してもいっしょに居てくれるだろうか・・・?観月に「いつまでも湊といっしょに
寝るつもり?」と問いかけられた時は「ええ」としっかり答えた乙女だったけど、心配・・・。
だってまた中学生だもの。人の気持ちは変わってしまうから。気になります。それではまた。

Web拍手
絵板に質問スレを立てました。もし質問などがございましたら、お寄せいただけると嬉しいです。
http://rm307.php.xdomain.jp/eitter/potiboard.php?res=328

2019年4月6日 村上ラヂオ 感想

はいこんばんはRM307です。今週は読書回。今回は村上春樹作のエッセイ「村上ラヂオ」の感想。
以前村上春樹作品以外を読むと書きましたが、今週は忙しく、一日で読めそうなのがこの本しか
ありませんでした・・・。それに久しぶりに村上さんのエッセイを読みたくなっていたので。
本当はエッセイも出版された順に読みたかったんだけど、家には無かったので。短かったしね。

村上ラヂオ (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社
2003-06-28


読むのは四年半ぶり三、四回目ぐらいで、内容もわりと覚えていたけど、やっぱり楽しかった。
一番印象に残っていた「柿ピー問題の根は深い」の、ピーナッツよりも柿の種の方が好きだけど、
自分の内なる欲望をできる限り抑え、(中略)自分の中に半ば強制的に「柿ピー配分システム」を確立し、そのとくべつな制度(レジーム)の中に、偏屈でささやかな個人的喜びを見いだしているのである。
という一文が結構好きだった。偏屈でささやかな個人的喜び、こういうの僕もわかる気がするな。
僕のFA作業における、ある種無駄とも言えるこだわりも、村上さんのそれに近いかもしれない。

跳ぶ前に見るのも悪くない」に登場する大江健三郎さんの本のタイトル「見るまえに跳べ」、
思えば、僕も新都社ではいつも見る前に飛んでいる気がする。絵を描き始めた事もそうだし、
先を考えずに「おなかのへるうた」や「百合少女交響曲♪」の連載を始めてしまった事もそう。
村上さんのような人生を懸けた冒険のような大きなジャンプと比べると、大したものでは無いけど。
人生における大ジャンプ、というのものは未だ経験していない。そんな度胸はまるで無くて・・・。
僕も上手く着地できる自信が無いし。だからっていつまでも立ちすくんでいてはいけないのだけど。
あと、結婚している人たちもいわば「見る前に跳んでいる」状態じゃないかと思ったのだけど、
そのへんはまぁ経験の乏しすぎる僕にはわからないか。僕だったら不安が大きすぎて跳べないな。

教えられない」に登場する夏目漱石の、えらい人だから英語も知っているだろうと思って
教わりにきた子どもに、病の床に伏せっていたのにも関わらず、胃の痛みをおさえ懇切丁寧に
初級英語を教えていたエピソード、良いですねぇ。これだけで夏目漱石に好感を持ってしまうな。
僕は子どもの頃は勉強が得意で、教えるのもわりとできたのだけど、今は下手になってしまった。
僕も村上さん同様、かみ砕いてわかりやすく他人に説明するというのが不得手だなぁ・・・。

へんな動物園」では、中国の動物園で「猫」という名札のかかった檻を発見したエピソードが。
中には普通の猫が寝ていたという。昔の中国の動物園にはそんなユニークなものがw面白い。

恋している人のように」に書かれている、若い頃の恋愛の記憶が「それが僕らの残りの人生を
けっこう有効に温めてくれる」という一文、これは村上さんの他の文章でもよく目にしますね。
子どもの頃の事を抜きにして、僕は両想いだったという経験が一度、それもほんのわずかな時間
しか無いし、それも今や別に思い出したくもない、消してしまってぜんぜん構わない記憶なので、
村上さんの仰るように有効に働く事は残念ながら無いな・・・。そしてこうも書かれている。
ものを書く上でも、そういう感情の記憶ってすごく大事だ。たとえ年をとっても、そういうみずみずしい原風景を心の中に残している人は、体内の暖炉に火を保っているのと同じで、それほど寒々しくは老け込まないものだ。
なるほどな。これは恋愛以外にも言えるかもしれないと思った。僕も九年以上FAを描いてきて、
描いている時の喜び、お返事をいただけた時の喜びの記憶は常に自分の中に存在していて、
そのおかげで、今も毎月FAを描き続ける事ができている・・・と思うのですがどうでしょう。
自分では、絵に関してはまだ老け込んでいないはず・・・とも思ったりするのだけど・・・。
人間としてはきっと早々に寒々しく老け込んでしまうだろうな・・・まぁ仕方が無いか・・・。

けんかをしない」にも印象的な一文がある。ひどい言葉を投げかけられるよりも駄目になる事。
世の中で何がいちばん人を深く損なうかというと、それは見当違いな褒め方をされることだ。そういう褒め方をされて駄目になっていった人をたくさん見てきた。人間って他人に褒められると、それにこたえようとして無理をするものだから、そこで本来の自分を見失ってしまうケースが少なくない。
これはすごくヒヤッとした。僕も作品や作者さんを褒める事が多いので。もちろんその言葉に嘘は
無いし、決して過剰に持ち上げたりもしない、思った事をそのまま伝えようとしているだけだ。
しかし、それがもしも見当違いな意見だったら、相手の進むべき道を誤らせる意見だったら・・・。
以前新ブログに書いたこの記事を思い出した。僕も不死鳥先生を褒めた事で、不死鳥先生が
道を誤ってしまったのでは無いか、絶クレを描いた事で余計な回り道をしたと感じていて、
その事を後悔されているのでは無いか・・・と以前はよく不安だったので。今でもそう思うけど。
褒める事、喜んでもらいたいと思う事。それはポジティブなところから生まれるものだけど、
安易に考えてはいけないのだな、言葉には慎重にならなくてはいけないな・・・と改めて感じた。
まぁ僕の言葉なんかで進む方向を決定したり動かされたりする人はほとんど居ないとは思うけど。

あと文章は比較的読みやすいけど、「ドーナッツ」に登場する「止揚」の意味はわからなかった。
いつもわからない言葉は検索しながら読んでいるけど、調べてもいまいち理解できなかった・・・。


以上、しばらくは創作も忙しくないし、次はまた小説を読めたら良いな・・・。それではまた。

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2019年3月30日 鶏むね肉のチーズマヨソテー

はいこんばんはRM307です。前回の料理記録から一ヶ月ちょっと経ちました。結構空きましたね。
最近は冷凍食品じゃなくまたウインナーをチンして食べる事が多かったけど、そろそろ飽きてきた。
作ったものはオムライス、チーズドリア、ホットケーキ、たまごサンド、チーズチキンソテーなど。
あとチャーハンも作ったのだけど、やっぱりまたべちょべちょになってしまった・・・うーん。
炊きたてのごはんだったから駄目だったのだろうか?また今度冷やご飯で試してみようか・・・。
チーズチキンソテーは隔週で作っていた。安く作れるしぺろっと食べられるし、良いおかずですね。
あと料理では無いけど、年越しそばが美味しかったのでたまにそばの乾麺を湯がいて食べています。
2012年以降はほとんど麺類を食べていなかったのだけど、たまに食べると美味しくて良いですね。


それと1月に続き、また炊飯器の蓋が途中で開いてしまいごはんを炊くのを失敗しました・・・。
かちっと締めたんだけどなぁ。まぁ長年使っているから接続部が弱くなっているのかな・・・。
前回はかに雑炊を作ったけどいまいち美味しくならなかったので、今回は炊き直す事にしました。

検索したところ、クックパッドにも意外と炊き直す方法が載っていた。まずはお酒を使う方法。
お釜のごはんに五ヶ所ほど穴を空けて料理酒を注ぎ、もう一度炊飯ボタンを押すというもの。
たしか数分で炊き上がったと思う。ごはんからはお酒の匂いが香る。さて食べてみると・・・。
駄目だ、ぜんぜん固い。炊き直す前と大して変わっていない。これは時間がかかるのでは・・・?

次に試したのは熱湯を注ぎもう一度炊くという方法。これはたしか10分ほどで炊き上がった覚えが。
https://cookpad.com/recipe/1325093
さてどうかな・・・おお、ちゃんとしたごはんになっている!良かった!ほっとして食べました。


さて今週の料理回、今回は鶏むね肉のチーズマヨソテーです。チーズチキンソテーと似ていますね。
マヨネーズを使っているのが違うところだ!と言い訳して作りました。使用したレシピはこちら。
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1000005377/?l-id=recipe_list_detail_recipe

20190330_鶏むね肉のチーズマヨソテー
完成したものはこちら。たまに思い出して画像を加工したり。さて味は・・・うん、美味しいな!
材料は似ているけど、デミグラスソースをかけたチーズチキンソテーとはまた違って楽しめる味。
マヨネーズでわりとこってりしているのだけど、今ちょうど食べたい気分だったので良かった。
母も美味しいと言ってくれたので良かったです。気が向いたらまた作ろうかな。それではまた。

Web拍手

2019年3月23日 青い花4巻 感想

はいこんばんはRM307です。今週は読書回、今回は志村貴子先生の百合漫画「青い花」4巻の感想。
二ヶ月ぶりに続きを読みました。好きな作品なんだけど、読むと結構エネルギーを奪われるので
間を空けないと難しかった。そうすると内容を忘れちゃうので読み返さないといけないんだけど。
3巻の感想:http://rm307.blog.jp/archives/78078877.html

青い花 4巻 (F×COMICS)
志村 貴子
太田出版
2009-04-23


【3巻までの主な登場人物とその関係】
あーちゃん(いつも明るく元気な主人公、幼なじみのふみから「初恋の人」と言われる)
ふみ(あーちゃんの幼なじみ。失恋して傷心中に杉本先輩と出会い付き合うが振られる)
杉本先輩(先生への想いを捨てられずふみちゃんと付き合うが後に振る。卒業したら留学予定)
井汲さん(あーちゃんの友人。杉本先輩が好きだけど相手にされない)
康ちゃん(井汲さんの許嫁。井汲さんの事が好きだけど井汲さんは・・・)
(あーちゃんを溺愛するシスコン兄。ふみの友人のモギーと付き合う)

【4巻からの主な登場人物】
大野さん(あーちゃんの後輩、コミュ力おばけの新入生。先輩ともすぐ仲良くなる)
上田さん(クラス替えであーちゃんと同じクラスになった、演技の上手い図書部)
山科先生(正確には3巻から登場しているあーちゃんたちの学校の先生。大野さんの姉と交際中)


3巻で留学する事になった杉本先輩。出発前にまたふみちゃんたちとひと悶着あるんだろうな!
と思っていたら、開始4ページですでにイギリスに旅立ってしまった事がさらっと語られている。
えー?!ショック!絶対ふみちゃんや井汲さんや片想いしていた先生と何かあると思ったのに!
以前も書いたように好きなキャラだったので、あっさり居なくなってしまったのが残念だ・・・。
あと、あわよくば6話の先輩を描く時のヒントになるものがあれば良いなと思っていたのに・・・。
想い人も結婚してしまったし、卒業もして、杉本先輩の物語はもう終わってしまったのだろうか。
絶対帰ってくるよね・・・?でもその頃にはもう大人だしなぁ。8巻までに語られるのだろうか。
しかしあんなに重要なキャラをあっさり退場させちゃうんだなぁ。なるほど、勉強になりました。

新入生のショートボブの大野さん、期待に満ちあふれて瞳がきらきらしている感じが可愛いです。
「よろしくて?」なんて言葉が自然に出てくるお嬢さま風の上田さんは何かありそうな感じだ。
2巻、3巻のおまけ漫画で少し登場していた山科日向子先生が、女性と付き合っているというのは
生徒の間でもうわさされているらしい。女子校だけど、やっぱりそういうのは特殊なんだな。
僕は最近百合学をベースに考えているので、そちらの方が普通なんだとはすぐに気づかなかった。

3巻でふみに「私の初恋はあーちゃんなの」と言われた事で、ふみの気持ちを考え悩むあーちゃん。
4巻ではどんどんふみの事を意識してしまうようになる。そんな気持ちが態度にも出てしまって、
ふみに「ちょっとよそよそしい」と言われてしまう始末。ちょっとずつ意識する感じ、良いですね。
すぐに杉本先輩の事を好きになったふみちゃんよりずっと良い。僕もそういうのが描きたいんだ!

あーちゃんがそんな中、ふみはまたしても彼女に「わたしあーちゃんの事が好き」と伝える。
そして自分の好きはあーちゃんの好きとは違う、過去に自分は好きな女の人とセックスしていた、
自分の好きはそういう好きなのだ、と話すのだった。ふみちゃん、君はどうしたいんだい・・・。
あーちゃんと付き合いたいのか、言って楽になってしまいたかったのか。まだよくわからないな。
ふみちゃんの事は嫌いじゃないんだけど、僕はあーちゃんが好きだし、いまいち目的が見えない。
混乱するあーちゃんが可哀そう。以前も書いたけど、この仲良し関係が壊れたら嫌だなぁ・・・。

そしてふみに恋愛相談を持ちかけられる、元恋敵の井汲さん。彼女も損な役回りだな・・・!w
井汲さんはそのうちあーちゃんからも相談されそうと笑うけど、マジでそうなりそうだな・・・w
まぁ一番損な役回りなのは、井汲さんの許嫁の康ちゃんなんだけど・・・。彼もまた片想いなのだ。

姉が女の人を好きかもしれないとふみに相談する大野さん。やっぱりこういう問題が持ち上がる
百合漫画は良いですね。姉の好きな女性が山科先生だと知ったら、彼女はどう思うのだろうか。
上田さんも気になる。4巻では大人しかったけど、何か怖い。この先どういう役回りになるのかな。


おまけの「若草物語」、姿子にあまり良い印象は無かったけど、なるほどこれは良いキャラだ。
超絶人気のある美人の姿子に告白したおぼこい薫子、でも恋人の多い姿子に対し苦しくなり、
結局別れてしまう。でもその後も腐れ縁で時々会う関係に。まだ片想いをしているのだった。
この最後の1ページが良いですねぇ。姿子の、自分が好かれている事をわかっていてけしかける、
試すような、からかうようなところは嫌だけど、惹かれてしまう気持ちもわかる気がするな。
どんな相手でも、好きな気持ちは消せないよね。惚れた弱みだよねぇ・・・。僕も昔そうだった。


【その他一行感想】

3巻であーちゃんの兄が良い・・・となっていたモギーは結局付き合う事になったのね!やるな!

37ページに登場する趣のある木造校舎、良いなー!僕もこんなデザインを目指して描かないとな。

42ページの「私も藤組でした」のあーちゃんの横顔、ぽにゃんとしていて可愛い。僕も描きたい。

51ページのストローでジュースを飲みながら本を読んでいるあーちゃんの顔、ゆるくて面白いw

あーちゃんの、88ページの赤面したところ、89ページの座っているところもとても可愛らしい。

ふみが「セックスした」と語るシーンでうっすら乳首が描かれていて、ちょっとどきっとした。

井汲さんの、お母さんへのモノローグがちょいちょいはさまる。どういう事なのか気になるな。


以上、面白かったです。が、「百合少女交響曲♪」で何となくこういう展開にしよう、と思って
考えていた内容と同じ題材になってきたので、これはまた考え直さないといけないな・・・。
今回はあまりエネルギーを奪われなかったので、5巻は早めに読むかもしれない。それではまた。

Web拍手

2019年3月16日 人間失格 感想

はいこんばんはRM307です。今週は読書回、今回は太宰治作の「人間失格」の感想を。振り幅よ!
たしか十代の頃に一度読んだ事があるけど、内容をまったく覚えていなかったので読み返す事に。
ちなみに我が家の本棚にあった、母が40年以上前に買った文庫本で読みました。定価140円!w

20190316_人間失格

【あらすじ】
人間を恐れ、他人の前では常に道化を演じていた主人公・葉蔵の凋落していく半生を描いた作品。
作者の経験に基づくエピソードが多く、フィクションでありながらも自伝的な小説とも言われる。
まぁ言うまでも無く有名な作品なので、わざわざあらすじを書くまでも無いんだけど、いちおう。


戦後すぐくらいの頃に書かれた作品だし、古くて読みづらいんじゃないかなと不安だったけど、
比較的読みやすくて大丈夫でしたね。それでも昔の仮名遣いだったり言い回しがあったりして
最初はなかなかエンジンがかからなかったのだけど、半分あたりからは最後まで一気に読めた。
今から70年前に書かれた作品だけど、言い回しはそこまで大きく変わっていないのだなというのも
意外だった。「永遠のテーマの一つ」という表現もあったりして、この頃からあるのか!なんて。
僕は日本の古い文学作品にまったくと言って良いほど触れていないので、新鮮な驚きだったな。

読んでいて最初に思ったのが、不死鳥先生の漢字の使い方ってこの時代の文学作品を参考にした?
という事。僕の漢字の使い方はもともと不死鳥先生の真似だったので、似ている事に気づいたのだ。
(ちなみに今は数年前からつばき先生の使い方も取り入れたりして、だいぶ別物になっているけど)
不死鳥先生がどんな文学を好きだったのかはもう覚えていないけど、案外当たっている気がする。
なるほど、ちょっと変わっているなと思っていたけど、こういうところにルーツがあったのかな。
もしかしたらこの作品も読んでいたのかもしれない、というのは、「パァトス」という単語が
出てきたところで思った。小説「フォルテシモ」に登場するカンジくんが言っていましたね。
燃える!燃えるぜ俺のパァトス!」。一般的な「パトス」じゃなく「パァトス」なのは珍しく、
検索してもほとんどヒットしない。この作品由来のものだったのだろうか?気になるところである。


本当の自分を出す事ができず、常におどける葉蔵。僕も、こと現実においては他人が怖いので、
わりと共感できる部分があるかも、と思って読んでいたけど、やっぱりぜんぜん違っていて。
第一僕はモテないからな!葉蔵とはまったく違う。驚いたというかよくわからなかったのが、
家出して友人の堀木のところに転がり込んだ葉蔵が、堀木にイラストを依頼していた編集者の
シヅ子と出会い、なぜかそのままシヅ子の家でヒモ生活を送る事になったところ。突然すぎる!
初対面のシヅ子に「あなたは、ずいぶん苦労して育って来たみたいなひとね。よく気がきくわ。
可哀そうに」と言われて次の行からはもう同棲していますからね。急すぎて訳がわからない!
何かしてあげたくてたまらなくなる男性としては描かれているけど。すごい魅力があるんですね。

その後葉蔵はそのシヅ子と娘の幸せを壊したくないと思い家を出る事になったのだけど(それも
身勝手な話で、葉蔵を愛していたシヅ子と娘さんが悲しんだと思うといたたまれない)、今度は
バーのマダムに「わかれて来た」と一言伝えたら次の行からはまたそこでやっかいになる事に。
やべーな。その後も薬屋の奥さんと関係を持つ事になるし。すいすいと渡り歩いていく才能がある。
「私を本当の姉だと思っていてくれていいわ」という女性の言葉に対し「そのつもりでいるんです」
と憂いを含んだ表情で答えた事もある。すごいな。美青年にそんな事を言われたらたまらない。
もちろん才能だけじゃなく、眼鏡をかけたところがハロルド・ロイドにそっくりだと言われたら、
映画まで観に行って彼の表情を研究してその真似をして笑わせる、なんて事もしていたので、
かなりの努力もあったのだろう。しかし相手に喜んで欲しいからというポジティブな理由では無く、
薄氷を踏む思いでご機嫌を取るというネガティブな理由でサービスをしていたのだから不思議だ。
僕はそこまでできない。相当追い詰められていたのだな・・・。強迫観念的なところがあったのか。

しかしその魅力は決して良い事ばかりでは無く、最初の方で幼い頃に女中や下男から犯されていた
と書かれている。他人を、両親さえも理解する事ができないから、何を言っても無駄だと思い、
耐え忍んでいたとも書かれていた。詳細については書かれていないけど、ひどい話だな・・・。
これって相当ショッキングな話なのだけど、作中では少ししか触れられていない。葉蔵の内面の
苦しみについてはフォーカスされているのにな。後に「自分の不幸は、すべて自分の罪悪から」
と書かれている。性的虐待や内縁の妻が手ごめにされた事も十分すぎるほど不幸な話なんだけど、
葉蔵にとっては内面の方が重くのしかかっていたのかな。そんな葉蔵がちょっと不思議でした。

葉蔵の内面の妻がけちな商人に犯された後に、そんな妻を許すか許さないか、許して我慢するか、
さっさと妻を離縁して新しい妻を迎えるかなどと書かれているだけど、え、どういう事・・・?
被害者である妻を許すか許さないか、という意味がわからない・・・浮気じゃないんだよ・・・?
許すかどうかはそれは相手の男に対してじゃないの・・・?妻に対してでは無いでしょ・・・?
そんな恐ろしい目に遭って、常におろおろびくびくと怯えるようになってしまった妻を守って、
ずっといっしょに居るのが普通なんじゃないの・・・?どうして離縁するという選択肢が・・・?
まぁ昭和一桁の時代の話なので、当時の考え方がわからず、どうにも引っかかってしまいました。
最初の方に「相手を殺すという事は、恐ろしい相手に幸福を与えるだけ」(この考えもすごいな)
だと書かれているので、相手の男をどうこうしようとは思ってないというのはわかるんだけどね。
その後、結果的に妻も捨てる事になる。ただひたすらに可哀そうだ。あんなに良い子だったのに。

もう一つ嫌だったのが、事件が起きる少し前に、堀木と再び旧交を温めるようになってから
自分が捨てたシヅ子のアパートに泥酔して泊まらせてもらうようになった事。お前どの面下げて!
こういうところがあるから葉蔵に完全には同情できないんだよな・・・。シヅ子と娘が可哀そう。
まぁそもそも、女性の持ち物を質に入れて酒びたりになる時点で同情はできないんだけど・・・。
しかし葉蔵、他人を恐れるくせにお酒や遊ぶ金欲しさに親兄弟に無心できるのはすごいよな・・・。
僕だったらそっちの方が恐ろしくてできないよ。申し訳無いし。僕が貧乏だからそう思うのかな?

その後致死量以上の催眠剤を隠し持っていた妻ヨシ子にショックを受けた葉蔵は、それを飲み
自殺を図る。しかし一命を取り留める、が、苦悩しアルコールに溺れ、アルコールから逃れる為に、
また打っていると身体の調子が良い、仕事に精が出るからと今度はモルヒネに溺れ、だんだんと
打つ量が増えていき、完全な中毒者となる。そして狂人扱いをされて脳病院に入れられた後、
父が亡くなった事で兄たちに引き取られ、田舎で療養という名の廃人のような生活を送る事に。
「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」と書かれて終わる。

葉蔵が死なないと良いな・・・と思いながら読んでいて、退院した時は少しほっとしたのだけど、
最終的には死んだような人生になってしまったなぁ。死ななかったから良かった訳では無かった。
そのうち胸の病気で死んでしまいそうな感じでもあるし。幸せにはなれなかったのだなぁ・・・。
ヨシ子と出会って結婚を決意した時に、葉蔵は「やはりこの世の中に生きて在るものだ、結婚して
春になったら二人で自転車で青葉の滝を見に行こう」と決意する。その後モルヒネ中毒になった時、
「死にたい、もう取返しがつかないんだ、どんな事をしても、何をしても、駄目になるだけなんだ、
恥の上塗りをするだけなんだ、自転車で青葉の滝など、自分には望むべくも無いんだ」と独白する。
めちゃくちゃ悲しい。この感覚はわかると思う。以前自分が投稿したこのツイートを思い出した。
療養生活のお世話の為につけられた老女中からも犯されているというのもひどい。最後まで・・・。

幼い頃竹一に「お前は、偉い絵画きになる」と予言された時、シヅ子に拾われ雑誌のイラストや
漫画を描くようになった時、ヨシ子と出会った時、そのまま幸せになって欲しかったなと思う。
何かが一つ違えば、幸せな未来もあったのかな・・・。いややっぱり、葉蔵には無理だったのかな。
この葉蔵が、著者の姿がいくらか反映されたものというのも悲しい。自殺しちゃったしね・・・。

一番好きだったのは、堀木に「これ以上は世間が許さないからな」と言われた後の葉蔵の独白。
(それは世間が、ゆるさない)
(世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)
(そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ)
(世間じゃない。あなたでしょう?)
(いまに世間から葬られる)
(世間じゃない。葬むるのは、あなたでしょう?)
ここの書き方良いですね。あと一番びっくりしたのは、最後の葉蔵がまだ27歳だった事。若い!


以上。また気が向いたら他の太宰治作品を読んでみても良いかもしれないな、と思いました。

あと、葉蔵の父が胃潰瘍で亡くなったとの記述を読み、胃潰瘍で死ぬ事もあるんだ!と驚いた。
僕も胃・十二指腸に20個くらい潰瘍ができた事があるけど、知らなかったなぁ。調べたところ、
胃壁が深く傷つけられ太い血管が切れてしまい、大量の出血でショック死する事があるらしい。
1950年代には19000人近くの人が胃潰瘍で命を落としたとの事。そんなに多く?!初めて知った。
今でも痛みに気づきにくくなった高齢者が命を落とすケースがあるらしい。ありふれた病なので、
命の危険があるとは思っていなかったな・・・。みなさまもお気をつけください。それではまた。

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2019年3月9日 ふわふわ・ふたしか・夢みたい 感想

はいこんばんはRM307です。今週は袴田めら先生の「ふわふわ・ふたしか・夢みたい」の感想を。
「ガレット」という百合漫画雑誌で連載されていた漫画や同人誌作品を一冊にまとめたものです。

ふわふわ・ふたしか・夢みたい
袴田 めら
ガレットワークス
2019-01-10


【主な登場人物とその関係】
千代田ちよこ(ネガティブ思考でスペックは低いが素直でまぶしい主人公)
大貫かおる(ちよこと付き合う事になるクールな先輩。陸上部と演劇部を兼部している)
弓華(演劇部の花形でかおるの事が好き)
桜(ちよこの幼なじみ。ちよこの事は友だちだと思っていたが・・・)


1話、大貫先輩に苦手な勉強を教えてもらうちよこ。大貫先輩は彼女にちょっかいを出します。
キスを迫る先輩に「こういうのは付き合ってからじゃないと」とちよこは抵抗する。そんな彼女に
先輩は「こういうのって具体的にどういう事?」と追求します。うわー僕もちょっと経験ある!w
照れながらも答えるちよこが可愛いです。その後無遠慮にちよこをじろじろ見る先輩も可愛い。
思わず涙目になるちよこも良いなぁ。めら先生の描く涙や汗などの水滴の描写がすごく好きです。

2話、1話では常にポーカーフェイスでクールだった先輩だけど、今回は笑顔がたくさん弾けます。
特にちよこの作った爆弾おにぎりを頬張る表情が可愛いwちよこも、ハードルに足をぶつけるコマ、
涙目で先輩にツッコむコマなどが可愛いです。苦手なものばかりで取り柄の無い自分にがっかり、
本当に先輩が好きでいてくれるのか自信が持てず、何度も確認をしてしまう。こういうのわかるな。
僕もかつて、そして今も不安です。低スペックな人間だし、良いところなんてまるで無いので。
僕には先輩の言うきれいでまぶしい要素は一つも無いけど、少しちよこに共感してしまうのだった。
「そういうの全部含めて好き」と言ってくれる先輩は良いなぁ。僕も言われてみたいなぁ・・・。
そして先輩に「今度裸見せてね」と言われてうなずくちよこに、先輩は素直だと笑いながら言う。
こうやってまじめに答えたら馬鹿正直だと軽くからかわれるの、僕も何度か経験した事があるなぁ。

3話ではちよこが先輩と出逢った時のエピソードが語られます。先輩の男装姿、カッコ良い・・・!
演劇で男装するのは「青い花」でもありましたね。もしかして百合漫画あるあるなのだろうか?
男装姿の先輩が麗しいです。彼女たちを見て頬を赤らめるちよこと桜の表情も可愛くて良いなぁ。
製菓部のちよこが作ったお菓子を食べにくる先輩。遠くから駆け寄ってくるコマが何だか面白いw
それを見て「本当に来た!」と緊張するちよこの表情も可愛いです。可愛いしか言っていないけど。

4話、オスカル役のかおる(先輩)、そしてアンドレ役の弓華。かおるの事を考えてもんもんとする
弓華が良いなぁ。かおるが急に入ってきてどきどきするところも可愛い。赤面した表情がキュート。
かおるが演劇部をやめた事で意気消沈する彼女が、偶然見たかおるとちよこが帰っている姿、
そして自分の前では見せないかおるの笑顔。自分にもそんな表情を向けて欲しいと思うよねぇ。
最後、演劇の練習にかこつけてかおるにキスするが、困ってさえくれなかった事を悲しむ弓華。
でも落ち込んではいるけど、まだどこか諦めていないような気がする。何となく芯の強さを感じた。
それにしてもキスした後の弓華の表情など、めら先生の赤面の描き方も好きだなぁ。魅力的だ。

5話、お泊りの妄想がせくしー!良い事ばかりがあると不安になってしまうちよこの気持ちもわかる。
予感が的中し、先輩が引っ越してしまう事を知る。ふーちゃんみたいな事にならないでくれ・・・!
そしてちよこに先輩と付き合っているのかと問う桜。桜、この時は平静を装っているけど・・・。

6話、先輩が引っ越して元の関係に戻る事を想像し涙するちよこ。泣き顔もすごく可愛いなぁ。
起きてもいない悪い事を考え続けて落ち込みドツボにはまるというちよこにもすごく共感する。
その後の先輩の意外な涙!ちよこ同様、普段は絶対に見せない先輩の泣き顔も可愛い・・・!
ふだん凛としているキャラが不意に見せる弱さって、より魅力が伝わってきて良いですよね。

7話、優しいキスが素敵だなぁ。そんなところにばったり現れる弓華。僕なら嫉妬してしまうけど、
彼女はそんなマイナスな状態にはなっていなかったみたい。すごいな。翌日かおるの姿を目にし、
髪を下ろしている姿を見てもだえる彼女がすごく可愛い。でもちよこの首元のキスマークを見て
ショックを受ける。けれど「生きる意味を失った」と言うわりにどこか前向きさも感じるのだよな。
試しに自分の手にキスマークをつけようとするところも面白可愛いwこの無表情なのが良いなぁ。
弓華がおせんべいを買ったのが、甘いお菓子をあげているちよこに対抗したかったからという理由も
可愛いな。ふたりがいちゃいちゃしているところを想像してつらくなってしまうのもわかる・・・!
その後かおるに「キスマークがついている」と嘘をつく弓華。焦ったかおるを見ていろいろ察し、
落ち込む弓華が可愛い。ネガティブな事をセリフのように口に出してしまうところが良いなぁ。
そしてかおるの笑顔も見た時の「私もうそれだけで生き返ってしまうのよ」というモノローグ、
好きなひとに微笑みかけられただけで、優しい言葉をかけられただけで簡単に復活できるよねぇ。
たとえ片想いでも、その想いを止められない。報われないだろうけど、弓華には頑張って欲しいな。
この頃にはもう、弓華がこの作品で一番好きなキャラになっていた。幸せになって欲しい・・・。

8話、髪を短くした先輩。イケメン度合いが増している・・・!僕もこういう髪型って好きだなぁ。
先輩と鍋をつつきながら「早くいちゃいちゃしたい」と期待するちよこが可愛い。その後先輩から
大学進学の際に引っ越す事を告げられ、ぽろぽろ泣くちよこ。涙の「ぼぼぼ」って効果音が良いw
上でも書いたけど、本当に泣き顔が可愛いんだ。そんなちよこを覗き込む先輩のコマも可愛いw
ちゃんとそばまで来て訊いてあげるところも良い。優しさと、ちよこを大切に想っている気持ちが
伝わってくる。これからもずっと仲良しで欲しいなぁ。いっしょに暮らしているところも読みたい!

「悪魔のケーキ」は同人誌で描かれた番外編。ちよこの友人である桜視点のお話。以前読んだけど、
この時はまだ本編を読んでいなかったので今回ちゃんと設定や背景を理解した上で読めて良かった。
幼い頃からいっしょだった桜とちよこ。小学生時代のふたりがキュート。舞い上がったアホ毛が良いw
ちよこのお菓子を「私だけが食べてきたの」という真っ白な背景に浮かぶモノローグもとても良い。
印象に残る演出だなぁ。その後桜は偶然ちよこが先輩とキスしているところを目撃してしまう。
自分のものよりも大きなケーキを渡していた。先輩と仲良くなった事を教えてもらえなかった。
それだけでもやもやしてしまうのに、桜はちよこが先輩に抱かれているところを想像し涙する。
そしてちよこからもらったケーキに何度もフォークを突き刺す。この時の桜の表情が良いなぁ。
この願いが叶うなら」で海がCDに八つ当たりをした時の事を思い出す。良いシーンですよね。
その後ちよこと着替えていた時に、想いが溢れて桜がぽろぽろと涙を流すシーンも美しいなぁ。
純然たる感情の発露って感じでこの本の中で一番好きなシーンかもしれない。せつないなぁ・・・。
最後、桜は自分がちよこを好きだと自覚して物語は終わる。もっと桜視点のお話を読みたいな!
これから彼女がちよこと、そして自分の想いとどうやって向き合っていくのか気になる・・・!
以前から何度も書いている通り、僕は恋が報われないキャラが好きなので。桜を応援したい・・・!
嫉妬がからむ、でもどろどろしているようでさらさらと繊細に流れるようでもある良い百合でした。

番外編その2では、先輩のLINEの返事を待ちながら部屋をうろうろするちよこのポーズが可愛かったw
お誘いするのって緊張するよねぇ。相手にも都合があるし、自分の存在が重荷になるのも嫌だし。
「悩みすぎて言い出すのが遅くなった」というのも非常によくわかる!w僕もいつもそうだった!w
「私が重くて先輩が飛べなくなるんじゃなくて 飛び立つ力になれるようなそんな自分でありたい」
というモノローグも良い。僕には難しそうだけど、ちよこがそんな存在になれたら良いなぁ・・・。

番外編その3では先輩の眼鏡を取って先輩から離れるコマが面白いwこういう描き方ホント好き。
「何も見えまい!」と軽くどや顔をするちよこが可愛い。最後、何だかんだまだキスまでしか
進んでいなかったのかw健全だ。そんな初々しいふたりのお話をもっと読んでいたかったなー!


以上、今回も非常に拙い感想ですが。久しぶりにめら先生の百合作品を堪能できて良かったです。
一つだけ、吹き出しの無い文字の後ろが黒だったり線があったりした時に、若干読みづらかった。
もう少し白の縁取りが厚めだったら良かったなぁと思いました。注文すみません。それではまた。

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2019年3月2日 夢で会いましょう 感想

はいこんばんはRM307です。今週は読書回。村上春樹作の短編集「夢で会いましょう」の感想を。
前回「村上春樹作品はひとまず終わり」と書きましたが、短編ではこの作品が残っていました。
夜のくもざる」や「象工場のハッピーエンド」に近い小説・エッセイ。読むのは2回か3回目。
正確には村上春樹さんと糸井重里さんの共著で、おふたりがそれぞれ短編を書かれています。
しかし糸井重里さんの短編をいくつか読んだところ、うーん、正直ぜんぜん惹かれない・・・。
なので今回は村上春樹さんが書かれた部分だけを読んで感想を書きました。申し訳ございません。



1作品あたり1~4ページで、さくっと読めた。読みやすいし良い気分転換になったように思う。

一番面白かったのは「インタビュー」という短編。村上さんがそそっかしいインタビュアーの
質問に答えていくのだけど、最初の方が録音できていなかった。インタビュアーが記憶力に
自信があると言ったので、不安ながらも任せたのだけど、結局でたらめな記事が載ってしまう。
「朝は何時に起きるんですか」→「五時」→「朝の?」→「朝の話をしているんでしょう?」→
「五時に起きて何を?」→「走るんですよ、別に下着泥棒やってる訳じゃない」→「ははは」
という会話があるのだけど、それが結局記事では『起きるのは朝五時。そしてジョギング。
「下着泥棒みたいなものですよ、ははは」本人は照れる』という書かれ方をしてしまう。ひどいw
これはフィクションだとしても、実際に大変な間違われ方をされた事があるのだろうなぁ・・・。
一度記事が広まってしまうと、訂正記事を載せたとしてももう遅い。最初の記事を読んだ人が
また読むとは限らないものね。僕もスレで間違った書かれ方をされた事がある。嫌だったなぁ。

アンチテーゼ」という架空の(あるいは比喩としての)高級食材が当たり前に登場する話は、
「夜のくもざる」にもありましたね!海亀とトランプをする「ストレート」、”ドーナツ化”した
彼女についての「ドーナツ その2」のそこに至る経緯も同じく「夜のくもざる」に書かれている。
こうして続きを読めるのは嬉しいですね・・・と思ったところでこの作品の刊行年を調べたところ、
何とこちらの方が先に出版されたものだとわかった。え?!という事は、「夜のくもざる」では
こちらを元にして過去のエピソードを作ったという事なのか・・・?本当に・・・?すごいなぁ。

そして「ラーク」は「カンガルー日和」に登場した「あしか祭り」の続き的なお話。「あしか祭り」
ではあしかが主人公の元に寄付を募りにくる話だったけど、この「ラーク」では実際にどうやって
あしか祭りが行われるかについて書かれている。率直に言うとあしかは無駄が多い、煩わしい。
あしか的に生きるのは何ともめんどくさそうだな、と思ってしまう。まぁ人間も似たようなものか。
村上さんの中でどうしてあしかはこういう生き物になったのか気になりますね。羊もそうだけど。

カツレツ」はビーフカツレツについての記述。美味しそうで読んでいて食べたくなりました。
僕は牛肉のカツは食べた事が無い。トンカツしか無い。美味しいのだろうか。いつか食べたいな。

コーピー・カップ」は「人生でいちばんせつない時間、それは女の子をタクシーに乗せて
家に帰した後の一時間ばかりかもしれない」という一文で始まる。たしかにわかる気がする。
大切な相手とまたねをしてしばらくはココロが持っていかれ、とても寂しく何も手につかない。
・・・と、またしても月並みな感想を書いてしまった。まぁ誰だって寂しいだろう。当たり前だ。
僕はその寂しさをまた感じたくないので、もう誰にもココロを奪われたくない・・・と思っている。
まぁ言っている事とやっている事が違うんだけど・・・。まぁ気持ちは止められませんからね。

「その日家から一歩でも外に出ると想像もつかない災厄が起こる」と占い師に言われ、主人公が
様々な恐ろしい事を想像しては可能性を潰していく「コンドル」の、そうかコンドルについては
想像しなかったな、というラストも好き。素直だなw「夜のくもざる」の短編にもあったけど、
こういう素直な気持ちをぽんと出して終わるのが好き。もし外に出ていたらどうなったのだろう?

ラッシュアワー時に電車に乗ってきたハイヒールを履いた象が周りから邪魔者扱いされる中、
主人公が優しく微笑みかける「ハイヒール」も好きな話。しっくり馴染んでいる非現実性が良い。
まぁでも、たしかにハイヒールを履いた象に踏まれでもしたらひとたまりもないからな・・・。

パン」は「パン屋再襲撃」の過去編にあたる作品。六、七年前、つばき先生にこの短編集を
紹介した事があったのだけど、この短編があったから勧めたんだったと思う。当時つばき先生には
「糸井重里に興味が無いから」とやんわり断られたけど、村上さんの作品部分なら楽しめると思う。
というかもう六、七年前になるのか・・・!月日の流れにびっくりだな。歳をとる訳だよ・・・。
図書館奇譚」と同様、この短編と「パン屋再襲撃」を合わせた絵本があったのでいつか読みたい。

マッチ」では、クリスマスイブに退屈そうにバーでマッチを折っている女性に対し、男性が
「世の中にはもっと楽しい事がある、あしかの首を折るとか」、「あしかは年に一度くらい
首を折ってやらないと上手く成長できないんだよ。君も喜ぶ、あしかも喜ぶ」なんて言葉巧みに
誘って夜の街へ消えていく話。あしか可哀そうだよ!wでもいろんな誘い方があるものですね。
それを見ていた主人公とバーの主人が「あしかねえ」と感心しながらため息をつくところが好き。
しかしあしかやらアリクイやらが登場する事が多いな村上作品は!村上さんがお好きなのかな。

マット」では、「全国玄関マット・コンクール」という架空のコンクールの選評が書かれている。
しかつめらしいものが多く、村上さんのお嫌いな日本の文壇に対する皮肉の比喩かな?と思った。
もちろん堅苦しい事が悪い訳では無いんだけど、旧態依然としているというか。そんな内容でした。

以上、長いけど今回も大した感想では無いな・・・。まぁ楽しかったから良かった。それではまた。

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2019年2月23日 まだ見ぬ春の迎えかた2巻 感想

はいこんばんはRM307です。今週は漫画回。井上きぬ先生の「まだ見ぬ春の迎えかた」2巻の感想。
今回はあまり読んで嬉しい感想にはならなかったと思う。期待せずにお読みいただけると・・・。
感想が下手くそな僕がえらそうに書くのはおかしいよな・・・とも思いつつ、正直に書きました。
読み取り方がおかしかったりすると思うけど、駄目な読者の例としてお受け取りください・・・。
去年の1月に書いた1巻の感想はこちら。1巻のAmazonのレビューはこれを元にして書きました。
http://rm307.blog.jp/archives/73917298.html


【あらすじ】
バイオリンの勉強の為に海外留学してしまった修一郎の幼なじみのつづみと、彼らの後輩の舞。
修一郎の事が好きなふたりは、告白する権利を得る為に文化祭のミスコンに出場し順位を競う。
果たして順位が上になるのはどちらか、そして告白の行方は、春が訪れるのは・・・。完結編。


7話は日常回。つづみが偶然舞とその友人が話していた、舞と修一郎との思い出話を聞きます。
盗み聞きが思いっきりバレるつづみ。ただでさえ気まずいのに、後輩にバレるのはつらすぎるw
お互いに、自分の知らないつづみの中に居る修ちゃん、舞の中に居る桜井先輩と会えるって良いな。
でも僕だったら、好きな相手の知らない部分を恋敵から聞かされたらいちいち嫉妬してしまうかも。
恋敵のフィルターを通して語られる好きな相手の話を喜べるって、すごい事のような気がするな。
しかし聞かれてとても恥ずかしがってはいるけど、怒ったり嫌な顔をしたりしない舞はえらいな!

冒頭のつづみのメイド服姿から、本人曰くダサい私服、変装姿までどれも可愛くて良かったなぁ。
基本的に全コマ可愛いのだけど、強いて挙げるなら、つづみは10、11ページのきっとした表情、
盗み聞きがバレて顔を逸らした時の表情、26、29ページ1コマ目、最後の笑顔が特に可愛くて好き。
でも一番好きだったのは、24ページの気まずそうな「あの……」という表情。とても可愛らしいw
10ページの舞のちょっと困ったような笑顔も大好きなのだよな。15ページの恋に落ちた表情や、
「好きだからつづみ先輩と一緒に居たいの」と言う表情も可愛い。八重歯もホント素敵です。
舞のほわんとした優しい笑顔は、これからも近くでたくさん見たいなぁと思わせてくれるなぁ。


8話では、プールにやってきたつづみと舞と修一郎のお姉ちゃん。つづみがウォータースライダーに
行っている間に、舞と演劇をやっていたお姉ちゃんとで学祭の劇の練習をします。劇は「人魚姫」。
王子と結ばれず、最後は自らの死を選んだ人魚姫の自己犠牲の愛を、舞は素敵な終わり方だと言う。
恋が報われないキャラを好きになる事が多い僕だけど、これが素敵だと思った事は一度も無いなぁ。
舞が言うように儚くて、美しいとは思うけど。でも、舞には人魚姫のようになって欲しくない・・・。
その後、実はお姉ちゃんも人魚姫のように好きな相手から身を引いた事がわかる。なるほど面白い。
そんな相手の結婚式のスピーチなんて嫌だなー!そもそもお姉ちゃんは何で告白しなかったんや!
まぁ事情があったのかもしれないけど、好きな気持ちを抱え続けている様子がつらかったよ・・・。
お姉ちゃんの言った「悲劇のはじまり」が重い。でも、64ページと最後のページの微笑みが良いな。
何とか自分の気持ちに折り合いをつけていく事ができたら良いんだけど。舞の笑顔にも救われる。

と、まじめな事を書いてきましたが、44ページの舞にはめちゃくちゃどきどきしてしまった・・・。
それまでできるだけ目に入れないようにしていたけど、これはすごいですね。6話も良かったけど、
好きなキャラの水着姿って最高だな・・・。気持ち悪いかもしれないけど、正直に書いておきます。
あと、プールサイドで溺れている王子の演技は十分やりすぎだw周りがびっくりしていそうだなw


9話は文化祭当日、すでにミスコンの投票が始まっている。前日あたりのどきどきしている様子を
見たかったな。中間発表では舞が3位、つづみが5位。つづみは舞のアドバイスで、目立っている舞の
そばに居て、自分の順位を上げようとアピールをする事にした。涙目のつづみも、可愛いと言われて
笑顔になったりどや顔?をしちゃったりするつづみも可愛いな。容姿だけなら彼女に入れちゃう。

その後さらなる売名の為に舞のリハーサルに同伴したつづみだったが、後輩たちに目的がバレて
陰口を叩かれてしまう。そこにやってくる舞。僕は「きっと舞がびしっと言ってくれるのだろうな」
なんてのん気に考えていたけど、それは誤りだった。後輩にそう思わせる事が舞の目的だったのだ。
自分に泣きついて欲しくなかったからと言った舞だったけど、「先輩だから強く言えなかった」
と言って陰口に参加した舞を見た時は、冷水をぶっかけられたように一気に冷静になってしまった。
つづみを応援していたじゃん、好きだからいっしょに居たいって言ったじゃん、あの時の笑顔も、
あの時の優しさもぜんぶ無しにしてしまうの?嘘をつくのは全力を出す事に入るの?それとも本心?
1巻で「全力で来て」と言われた後も、舞はつづみと修一郎の事を考えているようだったので、
初見ではどうして舞がそんな行動に出たのかわからなかった。つづみを焚きつけるにしては
キツすぎる手段に感じられて。でももちろんつづみを切り捨てるつもりも無いはずなのだよなぁ。

読み返して、8話の舞の「ばかみたいなハッピーエンドも素敵かもしれない」というモノローグ、
ここで考えが変わったのかなとも思った。その後「せめてお話の中くらい」とも書いてあるけど、
これはお姉ちゃんに向けられたもので、舞は彼女自身のめでたしめでたしを見たいと思ったとか。
でも違うよなぁ。たとえミスコンでつづみに勝っても、舞は告白しないような気がするし・・・。
そもそも全力だとしても、舞からはつづみに勝ちたいという執念みたいなものを感じられなかった。
やっぱり「(私たちが一緒にいるのが評判になったら)修ちゃんもきっと喜ぶよね」というつづみの
セリフがトリガーになったみたいなんだけど、アホなので何が引っかかったのかわからない・・・。
決別シーンも悲しかったなぁ。最後の光と影の中に居るふたりも印象的だ。舞の表情がせつない。
9話の中では82ページのつづみの作画が一番好きかなぁ。髪のトーンやツヤベタが美しい・・・。


10話では何とすでにミスコンの投票が終了し、準ミスになっているつづみ。えー展開が早いな!
最終アピールとか聞きたかったよ!大食い大会でチャンピオンになっているのには笑ってしまったw
そこから修一郎との再会までぽんぽんと進んでいったので、7話冒頭のように夢オチかと思った。
そして再会後すぐに、舞の事を気にしている修一郎に焦ったのか、つづみはストレートに告白する!
うーん!早すぎるような?!それを聞いた修一郎のように、僕も正直あっけにとられてしまった。
それまで丁寧に内面をさらって話が進んできていたので、急激にギアチェンジしたように感じられた。
「そういうスキって本当にいいのかな?」という問題も、これまでだったら一話使っていたような。
でもバイオリンを隔てたつづみと舞の距離感は良かった。それでもまたいっしょに居てくれて嬉しい。
今回はつづみの、告白後の真っ赤な顔や、修一郎にバイオリンを弾いているところを見られた表情、
次のページの「うー」という声が聞こえてきそうな表情、告白の返事待ちの上目遣いもとても可愛く、
最後告白を受け入れてもらって、修一郎に抱きついた時の幸せそうな涙目の表情も良かったなぁ。
あと、9話から入るようになったおまけ4コマも好き。恥ずかしい夢をみてしまったつづみが可愛いw


11話はデート回。扉絵が素晴らしいですね。着替えようとしているつづみ。ふとももがまぶしい。
141ページの喜びと期待に満ちた笑顔も良いなぁ。手を差し出されてどきっとしたところも可愛い。
161ページの「これ以上は」の表情も良かったです。しかし修一郎、いっぱいっぱいと言いつつ
待ち合わせの間に本が読めるなんて余裕があるなw僕ならぜんぜん内容が頭に入ってこないよ!
ふたりを出迎えた時のお姉ちゃんの嬉しそうな表情も可愛いw147ページは・・・大きいな・・・!
ふたりの前に顔を出せなかった舞・・・。悪いとかじゃなく、顔を見せたくなんて無いよな・・・。
まだ無理をしている舞のおまけ4コマもせつない。でも、彼女は最初から諦めていたような気もする。
それでも好きな気持ちを消せる訳じゃないよね。そんな状態でつづみを応援していた舞はすごいよ。
9話の行動もあったけど、結局はこうなる事がわかっていて、これで良かったと思っているのかも。

残り話数からもしやこのまま?と思っていたけど、告白以降は舞の内面の描写がほぼ無い・・・!
1巻の感想の時にも書いたけど、この作品ではふたりを応援したくなるバランスがちょうど良かった。
2巻でも、読んでいる方としてはそうだったのだけど、描写が完全につづみに傾いてしまったので、
上手くバランスを取れなくなってしまった。修一郎のお姉ちゃんと同じように身を引く事になった
舞の心境を知りたかったなぁ。まぁでも最初からつづみ視点で話が進んでいたから仕方が無いのか。
だけどやっぱりどちらも好きだった分、8話があった分、舞の内面が描かれた話が欲しかったなぁ。
個人的には2巻の終わりで決別、3巻に告白後の舞視点のエピソードが入るのが理想だった、なんて。
何を勝手にって感じですが。まぁもちろんWeb漫画では無いので、いろいろと都合があるだろうしね。
どうしても2巻は駆け足だったように感じてしまって。それとも僕が間を求めすぎているのだろうか。


最終12話、扉絵のつづみと舞が何だか大人っぽいな!時間経過と成長を表しているのだろうか。
留学に戻ってしまう修一郎を見送りにきたつづみと舞。でもつづみはお見送りを躊躇してしまう。
9話とは逆で、今回は舞が明るい方に居てつづみが暗い方に居るのだなぁ。意識されていたのかな。
つづみは「色々と楽しいことしたかったよぉー」と嘆いているけど、舞の気持ちを考えると・・・。
舞がどんな気持ちで君と見送ると思う・・・?君にちゃんと見送ろうと言っていると思う・・・?
君は「半年って長い」と言うけれど、舞はこの先ずっと彼の近くに居る事はできないんだよ・・・?
なんて、つい報われなかった舞側に立ってしまう。やっぱり、僕も舞の事が好きだったから・・・。
彼女は結局修一郎の前で自分の気持ちを出す事は無かったのだなぁ。それってすごい事だよなぁ。
それだけ彼への感謝の気持ちが大きかったのだな。そして最後の最後まで、つづみをあれこれ優しく
気遣っていたのもすごい。器が大きいな!逆につづみは最後まで愚痴っているような気が・・・。
舞はずっとつづみを支えてくれていたけど、つづみから舞にしてあげられた事はあったのだろうか?
1巻のお見送りの時以外で。舞は「つづみと会わせてくれてありがとう」と言っていたけど・・・。
つづみが居るだけで十分だったのかもしれないけど、つづみからもっと何かが欲しかった気がする。
と、最後に舞びいきになった事でつづみへの見方が厳しくなってしまうのをお許しください・・・。

でも、つづみの想いが修一郎に届き恋人同士になったところまで読む事ができたのは良かったです。
177ページの2、6コマ目のような、さまざまな魅力的な表情をこれからも見られるなんて羨ましいな。
そして182ページの舞の表情も本当に良かった。どうか彼女も幸せを見つけられますように・・・。
あとがきの、ふたりが手をつないで修一郎を迎えているコマも良かった。舞がつづみを呼び捨てに
したように、ふたりがちょうど良い距離感で、ずっと仲良くしていってくれたら良いなぁ・・・。


【総括】
1巻の時に否定した「男子不在のラブウォーズ」、今回はばちばち火花を散らしていた感じでした。
真剣にぶつかり合う女の子、良いですね!つづみと舞、とても微妙な面白い関係だったと思う。
つづみの事も舞の事も好きだったから、もうふたりの物語を読めないのがとても寂しいな・・・。
また違うかたちでも、彼女たちと逢う事ができたら嬉しいなぁ。小さじ一杯の希望を込めて・・・。
何よりじゃこ先生の作品をたくさん読む事ができて本当に楽しかったです。読んで良かった!
連載お疲れさまでした。なかなか応援できませんが、次回作もとてもとても楽しみにしております。


以上、役に立つ気がしない拙い内容の感想ですが。今回は4時間かかったのでさすがにくたびれた。
ちなみに初めて楽天ブックスで購入したのだけど、14日夜に発送されて嬉しかった。また使おう。
そういえば今回は読者感想はがきが入っていなかったな。前回のが可愛かったのでちょっと残念。
好きな作品の他人の感想はたくさん知りたいので、良ければみなさまのご感想をお聞かせください。
まぁ残念ながら僕の感想をここまで読んだ人はほとんど居ないと思うけど・・・!それではまた。

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2019年2月16日 豚こまともやしのみそ炒め

はいこんばんはRM307です。この一ヶ月で作ったものはオムライス、チャーハン、チーズドリア。
あとホットケーキミックスとカフェオレを混ぜてオーブンで焼いたものもまた作った。美味しかった。
最近ほとんどおかずを作っていない。作るのがめんどくさくて冷凍食品ばかり食べています・・・。
さぼりがちな日々。今度また鶏むね肉が安い時に買ってきて、久しぶりに鶏ハムを作ろうかな。

なので今週の料理回、今週は豚肉を使った料理を。豚こまともやしのみそ炒めです。美味しそう。
https://www.glico.com/jp/product/food_curry/dekitatekakumei/21005/
この商品を見つけ、「自分でも作れるのかな?」と思い検索してこのレシピで作ってみる事にした。
https://cookpad.com/recipe/4110663
例によって例のごとく砂糖は入れなかった。あとごま油やねぎ、にんにくも無かったので不使用。
ごま油を使う料理、検索しているとわりと多いんだけど、量のわりに値段が高くて躊躇してしまう。

20190216_豚こまともやしのみそ炒め
完成したものはこちら。茶色だな。味は・・・うん、わりと美味しい・・・が、結構こってりしている。
作っておいて何だけど、今こういう重いものを食べたい気分じゃない・・・!美味しいんだけどね。
砂糖は入れなくても良かったみたいだな。母も美味しかったと言ってくれたので良かった。
一度では食べきれなかったので、残り半分は翌日に。次は作らないかな!それではまた。

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