はいこんばんはRM307です。今回は先月の続き、不死鳥先生の「農ネーム」7話から8話の感想。
1~5話の感想:https://rm307.blog.jp/archives/86128029.html
6話の感想:https://rm307.blog.jp/archives/86229144.html
【あらすじ】
皆川は我執から逃れる為、またカフカへの否定、彼への執着から死を選ぶが、不意に覚醒する。
彼女は地獄と天国の境目の裏側にある中間界へと送られ、地獄の門番である氷魚の手によって生き返る為の「自殺セラピー」を受講する運びになった。
7話には氷魚、風見、イリスが登場。未完だったシリーズ3の「虹色の天使(天国の小説家)」で風見たちのその後が気になっていたけど、みんな元気に暮らしているんだ、良かった。登場はしていないけど由良も。描かれていないところで報われていると良いな・・・。
彼女たちが通った落世中学は「始まりの場所」と呼ばれている。同じく吹奏楽部だった不死鳥先生にとっても思い入れのある場所だったのかな。うろ覚えだけど、「不死鳥の短編集」で少し当時のエピソードが語られていたような気がするのでいずれ読み返したい。
「この世に傷跡を残す事を至上の目的として生きてきた」皆川先輩にも、不死鳥先生ご自身の想いが反映されていると思う。風見のセリフも、不死鳥先生が夢みていたけど入学できなかった京大を諦める為に、また諦めても良いのだと誰かに言って欲しくて、ご自分に言い聞かせていたのかもしれない。
中学時代の皆川先輩のセリフの「変わっても良い」も。僕も近年は自分の変化を許可する機会が増えてきた気がする。それについてはいずれ他のブログかTwitterに書くかもしれない。
8話では、中学時代の皆川先輩が将来の夢として「環境を守る仕事をしたい、それで歴史の教科書に載るような人になりたい」と語っている。エコはその後「絶クレ」以降にも登場する、不死鳥先生の昔からの夢だったのだなぁ。
皆川先輩が過去の自分に救われ抱き締めたシーン、インナーチャイルドへの癒やしとは逆?でも自分といっしょに生きる、過去の自分に好きだと伝えるプロセスは自愛な気がする。大切ですよね。
無執にこだわらなくて良い、自分に執着しても良い、生きていて良い。皆川先輩が自分にそう許せて良かった。不死鳥先生も同じように自分に励まされ、今も元気に生きていらっしゃったら良いな。
8話では、氷魚のセリフも印象に残った。
「私達は、それで良いんだよ……」からも悲哀を感じられて好き。「絶クレQ」十話のミズエさんのセリフ「アタイ達、こんな風にしか生きられない・・・。」も思い出す。僕も生きづらさを感じている側の人間なので、共感してしまうな。
あと氷魚の両親は中学時代に死んだようだ。彼女のバックボーンはほとんど語られず、シリーズでは一貫してミステリアスな美少女として描かれているけど(不死鳥先生がお好きな謎めいたままの女の子)、生い立ちや過去に何があったのか知りたいな。シリーズ0があれば描かれたのだろうか。
自分を「人気キャラ」と呼ぶなど、メタ的な描写もあって気になる。
7話で氷魚が歌っていた「梟がとまってる電線になんでお前等此処にいる」は、NUMBER GIRLというアーティストの「FU・SI・GI」の歌詞。
8話で蛍が口にした「後ろを向いたまま、明日の光が見えますか?」はLOST IN TIMEの「鼓動」の歌詞。
余談ですが、「絶クレ」のミナセのテーマソングも同じくLOST IN TIMEの「羽化」らしいです。
https://open.spotify.com/track/6Zh07yJ665RQe3wiOWZFDX
以上、今月はあっさりした感想でお送りしました。いやまぁいつもそうか・・・。それではまた。
1~5話の感想:https://rm307.blog.jp/archives/86128029.html
6話の感想:https://rm307.blog.jp/archives/86229144.html
【あらすじ】
皆川は我執から逃れる為、またカフカへの否定、彼への執着から死を選ぶが、不意に覚醒する。
彼女は地獄と天国の境目の裏側にある中間界へと送られ、地獄の門番である氷魚の手によって生き返る為の「自殺セラピー」を受講する運びになった。
彼女はかつての学び舎落世中学に降り立ち、そこで昔の自分と再会する。昔の自分から「私を裏切らないで」、「自分を忘れないで」と告げられた皆川は、「私」はいつも「私」とともに生きている、執着しているから生きているのだと気づき、昔の自分を抱き締めて涙を流した。
7話には氷魚、風見、イリスが登場。未完だったシリーズ3の「虹色の天使(天国の小説家)」で風見たちのその後が気になっていたけど、みんな元気に暮らしているんだ、良かった。登場はしていないけど由良も。描かれていないところで報われていると良いな・・・。
彼女たちが通った落世中学は「始まりの場所」と呼ばれている。同じく吹奏楽部だった不死鳥先生にとっても思い入れのある場所だったのかな。うろ覚えだけど、「不死鳥の短編集」で少し当時のエピソードが語られていたような気がするのでいずれ読み返したい。
「この世に傷跡を残す事を至上の目的として生きてきた」皆川先輩にも、不死鳥先生ご自身の想いが反映されていると思う。風見のセリフも、不死鳥先生が夢みていたけど入学できなかった京大を諦める為に、また諦めても良いのだと誰かに言って欲しくて、ご自分に言い聞かせていたのかもしれない。
中学時代の皆川先輩のセリフの「変わっても良い」も。僕も近年は自分の変化を許可する機会が増えてきた気がする。それについてはいずれ他のブログかTwitterに書くかもしれない。
8話では、中学時代の皆川先輩が将来の夢として「環境を守る仕事をしたい、それで歴史の教科書に載るような人になりたい」と語っている。エコはその後「絶クレ」以降にも登場する、不死鳥先生の昔からの夢だったのだなぁ。
皆川先輩が過去の自分に救われ抱き締めたシーン、インナーチャイルドへの癒やしとは逆?でも自分といっしょに生きる、過去の自分に好きだと伝えるプロセスは自愛な気がする。大切ですよね。
無執にこだわらなくて良い、自分に執着しても良い、生きていて良い。皆川先輩が自分にそう許せて良かった。不死鳥先生も同じように自分に励まされ、今も元気に生きていらっしゃったら良いな。
8話では、氷魚のセリフも印象に残った。
「いつか交通事故で死ぬまで。戦闘機同士のドッグファイトで撃墜されるまで。私達は、それで良いんだよ……」死ぬシチュエーションが具体的で、しかも身近な交通事故とあり得ないドッグファイトの組み合わせがとても良い。
「私達は、それで良いんだよ……」からも悲哀を感じられて好き。「絶クレQ」十話のミズエさんのセリフ「アタイ達、こんな風にしか生きられない・・・。」も思い出す。僕も生きづらさを感じている側の人間なので、共感してしまうな。
あと氷魚の両親は中学時代に死んだようだ。彼女のバックボーンはほとんど語られず、シリーズでは一貫してミステリアスな美少女として描かれているけど(不死鳥先生がお好きな謎めいたままの女の子)、生い立ちや過去に何があったのか知りたいな。シリーズ0があれば描かれたのだろうか。
自分を「人気キャラ」と呼ぶなど、メタ的な描写もあって気になる。
7話で氷魚が歌っていた「梟がとまってる電線になんでお前等此処にいる」は、NUMBER GIRLというアーティストの「FU・SI・GI」の歌詞。
8話で蛍が口にした「後ろを向いたまま、明日の光が見えますか?」はLOST IN TIMEの「鼓動」の歌詞。
余談ですが、「絶クレ」のミナセのテーマソングも同じくLOST IN TIMEの「羽化」らしいです。
https://open.spotify.com/track/6Zh07yJ665RQe3wiOWZFDX
以上、今月はあっさりした感想でお送りしました。いやまぁいつもそうか・・・。それではまた。