金魚ちゃんの週末インプット★

読んだ本や漫画、観た映画の感想を書いたり作った料理の記録をしたりするブログ。

2019年8月31日 鶏むね肉とこんにゃくの炒り煮

はいこんばんはRM307です。絵板でわりと頻繁にエッセイみたいなものを書いているのでこっちの
冒頭部分のネタが無い。まぁ最近は描くものも多くて、絵板の更新も滞っているんだけど・・・。
もしチェックしてくださっている方がいらっしゃったらすみません。10月4日まではちと忙しい。

この一ヶ月で作ったものはチャーハン、チーズケーキ、3月に作った鶏むね肉のチーズマヨソテー。
数ヶ月前にチャーハンを作ったらごはんがべちょべちょになって失敗するという話を書いたけど、
冷ごはんじゃなくて炊いたばかりのお米を使ったら上手くいくようになった。どうしてだろう?
一般的には冷ごはんの方が良いと言われているのにね。まぁ今度作る時に調べてみようかな。

先月作ったオクラのみそ汁はあれから毎日飲んでいます。もうたまねぎのみそ汁に戻れない!w
でもオクラの旬は夏なんだよね。夏が終わったら値段が上がるのだろうか。まぁ仕方が無いけど。
5月に作った納豆コールスロー、ピーマンのしょうゆ炒めもほぼ毎日作って食べている。飽きない。
あと先月魚料理を作りたいと書いたけど、結局一度も作りませんでした・・・来月頑張ろう・・・。
鶏むね肉のマヨ豆板醤炒めもまた食べたいし豆板醤を買おうかな。使い切るのが大変なんだけど。

それと料理では無いけど、十年以上ぶりにざるそばを作って食べた。でもいまいちだった・・・。
僕は昔からざるそば、かけそばを作るのが下手くそなんだよな。茹でるだけなんだけどね・・・?
実は、そばすらも満足に作れないんだから僕に料理なんて無理だ、という思い込みがあった為、
長い間一切料理をしていなかったのだ。まぁ今だって大した料理は作っていないんですが・・・。
次はもうちょっと高いそばの乾麺を買ってみようかなぁ。市販のものは大して差は無いのかな。

さて今週の料理回、今回は鶏むね肉とこんにゃくの炒り煮です。使用したレシピはこちら。簡単。
https://cookpad.com/recipe/4802275

20190831_鶏肉とこんにゃくの炒り煮
完成したものはこちら。良い香り!味は・・・うん、どちらもちょうど良く味がしみている感じ!
久しぶりの煮物、美味しいな・・・。最近食べていなかったので、結構身体が求めていたのかも?
母にも好評だったので良かったです。茹でるのが面倒だけど、また作ろうかな。それではまた。

2019年8月24日 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか 感想

はいこんばんはRM307です。今回は村上春樹のエッセイ「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」。
読むのは4回目ぐらい。五年ぶりのはずだけど、かなり内容を覚えていた。もっと最近読んだっけ?
過去のツイートやブログを検索しても該当するものは無かった。それぐらい好きだったという事かな?



今年読んだエッセイの中では一番面白かったように思う。文章も文量もすごくちょうど良かった。
もし誰かに村上さんのエッセイを勧めるなら、最初はこの一冊にしたいと思った。おすすめです。


もう十年も前のことだけど」の、筑紫哲也に似ているホームレスの人を見た話を何の気無しに
雑誌の担当者に話したら、週刊誌のグラビアにその人の写真が掲載されてしまった話にびっくり。
25年前の事だけど、この頃ってプライバシー無かったんだ!ひどい話もあったものだな・・・。
それとも相手に許可を取ったのだろうか?エッセイ内でそんなふうには書かれていなかったけど。
そうは思えないなぁ。僕も相当ひどい人間だけど、週刊誌の編集者なんて特にろくでもないしね。

ボートはボート」では、野球観戦中の村上さんが同じファンの友人に悪口を言うのが面白い。
ひどいけど。「ムッ(○○のファンなので悪口を言うとムッとする)」という表現の繰り返しが好き。

体罰について」の、「体罰が熱心さのひとつの方法論として独り歩きを始めた時点から、それは
世間的権威に裏付けされたただの卑小な暴力に変わってしまう」という部分はよく覚えていた。
殴る事で生徒に何か教えた気になっているとしたら、それは間違いだと思う。体罰は指導では無く、
恐怖によって立場が下の者を支配しているだけのような気がする。人間関係ですら無いよね。
以前もこのブログで書いたけど、一般企業で新入社員がミスをしたら殴る上司がどこに居る?
学校だけそれが許されるというのはおかしい。学校を悪い意味での特別な場所にしては駄目だよね。
僕は幸い叩かれたりした事は無かった(中学生の時に胸ぐらをつかまれた事はあった)けど、
小学六年生の担任の先生が、宿題や教科書を忘れた子を立たせて全員の前で豚鼻にさせる、
という罰はあって、それは嫌だったな。特に女子は可哀そうで、必死に抵抗していた子も居た。
それも今の時代なら体罰に入るかもしれないけど、当時は保護者もその罰を受け入れていたな。

安西水丸の秘密の森」の、村上さんをクラブに連れて行った水丸さんが女の子とダンスさせ、
その事が誇張されて広まり幾人からがっかりされた、そしてその噂のルーツは水丸さんだった
という話、嫌だなぁw他のエッセイでも水丸さんが妙な噂を流していたと書かれていたけど、
冗談じゃなくて本当にそうだったんだな・・・。真っ先に七靴君の事を思い出してしまったよ。
そんな水丸さんを許している村上さんはすごい。僕は七靴君を笑って許そうなんて思わないな。
僕は自分がやった事を吹聴されるのはまだ良いけど、自分に関する嘘の話や、誇張した話を
されるのがすごく嫌なのだよな・・・。まぁ誰だってそうだとは思うけど。上手く聞き流せない。
まぁ別にわざわざ出向いて否定して回ったりもしないけどね。ブログでは釈明したりするけど。

趣味としての翻訳」では、翻訳は趣味だっと言いきるしか無い部分がある、と書かれている。
以前僕は「自分の中で漫画は仕事、FAは趣味のつもりで描いている」と言った事があったけど、
最近は逆転しつつある気がする。もちろんFAを仕事のつもりで嫌々描いているという話では無く。
それについてはまだ自分でもはっきりしていない部分があるので、いずれまたどこかで書こう。

ゼロから何かを生み出すという作業がどれくらい手間のかかる辛い作業であるかを僕はいちおう身にしみて知っているから、それを一言で「あいつはゴミだ、これはクソだ」と罵って片づけてしまうことはできない。
テネシー・ウィリアムズはいかにして……」に書かれている批評についての話。なるほどな。
僕自身、自分が大した漫画を描ける訳でも無いくせに堂々と商業の作品を批判する事がある。
先日絵板に書いた「五等分の花嫁」と「ぼくたちは勉強ができない」とか。ただ、言い訳に
聞こえるかもしれないけど、この2作品に関しては、ゼロから生み出していない世界、他作品から
寄せ集めたつぎはぎだらけの服を着せられ、ないがしろにされているキャラが可哀そうだった。
まぁ何を言っても言い訳になりそうだからやめよう。どうもすみません、やっぱり僕が悪いです。

村上新聞社と「〆張鶴」ツアー』では、新潟の村上市にある村上新聞社を訪れた村上さんたち。
「町の新聞」である村上新聞だけど、町が狭すぎるのであまり込み入った話を書く事ができない、
みんなが新聞を取ってくれなくなるかもしれない、広告も出してもらえなくなるかもしれない、
だからなかなか書きたい記事も書けない・・・という話が書かれている。どこも同じなんだな。
大手の新聞社もテレビ局も、結局は購読者や視聴者、スポンサーにそっぽを向かれたくないから、
主な購買層のご機嫌を損ねそうな記事をごまかしたり、スポンサーに忖度した報道をしたりする。
まぁこういう事は別にわざわざ僕が言わなくても、たくさんの人々が指摘しているから良いけど。

傷つかなくなることについて」は、十代の頃何度も読んで「いつか僕も傷つかなくなるように
なれるだろうか」と思っていた。しかしあれから十年が経ち、今も毎日何かしら傷ついている。
だいたいは絵板に書いているので割愛しますが。それでも感受性が摩耗し、昔と比べたら確実に
厚かましくなっているけど。でもこうでもならない限り、僕は生き続けるのは難しかったと思う。
九年前、FAを描き始めた頃の僕の事をもしも好きになってくださった人が居たとしたら、今の僕を
受け入れがたく感じる事も多いかもしれない。嫌いになって離れていった人もきっと多いだろう。
その事を考えると申し訳無く思うし、昔の(まだ)良い子だった自分に戻りたいような気もする。
しかし好むと好まざるとに関わらず、これが今の僕なのだ。悪いけど、どうか許して欲しいと思う。
もちろん今の自分にあぐらをかいている訳でも、今の自分自身を肯定できている訳でも無いけど。

文学全集っていったい何なんだろう」のラストはとても重く印象的だ。ここで簡単に解説できる
ものでも無いので、良ければ読んでみてください。僕も村上さんだったらその話は断るだろうな。
でも相手が自殺したなら、ショックでしばらくは何も書けないかもしれない。自殺では無いけど、
二年前、大好きだった作品が削除された時と同じように。村上さんが生きる世界はシビアだ・・・。

文科系と理科系」の、アメリカの小説に出てきたという「たまたま男性用生殖機能をひとそろい
もって生まれてきたというだけの理由で、どうして車のトランスミッションを修理できると
みなされなくちゃならないんだ」という一文もよく覚えていた。いつか使ってみたいところだ。
僕も若いという理由だけで、アルバイト先でPCに問題が起こった際によく駆り出されていたので。
たしかにPCはよく使っていたけど、エラーやシステムの事を訊かれてもわからないんだよな・・・。

真昼の暗黒の回転鮨」では、お客さんが少ない時間帯は作り置きせず、注文を取ってから握り
皿を流している回転寿司店でのエピソードが面白かった。たしかにこれは緊張しそうだwww
一人で黙々と食べられるのが回転寿司の良いところなのに、これじゃ回らないお寿司と同じだ。
僕は回らないお寿司を食べた事が無いけど、いちいち職人さんに注文しないといけないなんて
ずっと緊張しそうだなぁ。できれば一人で好きなものを適当に取って気楽に食べていたいよ。
ホテルの部屋に戻って机に向かっても、「まだ今でもあそこでは、黒いベルトが何も載せずに『さあ何にする、次は何にする』とつぶやきながらぐるぐる回っているんだな」と想像すると、それだけで緊張して仕事もうまく手につかなかった。
この部分を読んで、先日絵板に書いた工場でアルバイトをしていた時の話の事を思い出した。
僕が言いたかったのもまさにこういう事だったかも。しかし今日はよく絵板の話が出ますね。
そういえば先日くろすけ先生が「15年ぶりに回転寿司に行った」とツイートされていたけど、
僕も最後に回転寿司に行ったのは九年ぐらい前だな。幼なじみといっしょに食べたのが最後だ。
お寿司自体も最後に食べたのは六年前、スーパーのものを祖父といっしょに食べたんだった。
好きなんだけど、高いので自分から買う事はまず無い。どなたか良ければおごってください。

梅竹下ランナーズ・クラブ通信❸」で、100kmマラソンの練習に明け暮れていた村上さんに、
奥さんが「どーして最近うちには夫婦の会話というものがないのかしら」と糾弾した話、これも
以前も何度もこのブログで書いているけど、羨ましいな・・・と思った。僕も結婚して二十年も
経つ相手に「話したい」と言われてみたい。しかし僕と話したい人なんて存在しないのだった。

抜け毛の問題」で、かつら会社の人から、薄毛の人は派手な色のセーターを着られない、
着たら「ハゲのくせに派手なセーターを着て」と影で言われたり、言われているような気がする、
と言われた村上さん。実際には個人の考え方の問題なんだけど、これは僕もすごくよくわかる。
僕は幸いまだ禿げてはいないんだけど、将来的に禿げたらそうなるだろうし、そもそも昔から
「あいつは不細工のくせにおしゃれしやがって」と言われるのが怖くておしゃれができなかった。
無難な、シンプルな服しか着ていない。カッコ良い服とかも着てみたかったんだけどね・・・。
これは被害妄想では無く体験に基づいたものだけど、まぁ別にわざわざ書くような事でも無いか。

かたちのあるものはいつか消える。かたちのないものだって、いつかは消えていく。残るのは記憶だけだ。
マールボロ・マンの孤独」の最後の一文。でも記憶すら残らない事だってたくさんあるよね。
僕は好きな人々には永遠に覚えていてもらいたいと思う。実際は、それは叶わないだろうけど。

ペンネームをつけておくんだったよな、しかし」で、変わった皮膚科の病院のお医者さんから
「さっき取りたての、すごい強烈な水虫の皮膚があるんだけどさ、ちょっと見ていかない」と
言われて顕微鏡で見せてもらった話、面白いなwww相当変わったお医者さんだ。僕も会いたい。

一日ですっかり変わってしまうこともある」、僕の場合は失恋や死別がそうだったな、と思った。
特に去年祖母が亡くなった時など。人の死って、いろいろなものを変えてしまうんだなと思った。
エッセイにも書かれているけど、「愛する異性と心を通わせることで、光の輝きや、風の感触が、
昨日までとはまるで違ったもののように感じられる」という体験もしたいな・・・もう無理かな。

外国語を翻訳する時に悩むという「俺と僕と私」の一人称の問題。日本語だとややこしいですね。
ちなみに、これは初めて書くけど、僕の一人称も家では「私」、職場では「僕」、友人の前では
「俺」と分かれています。個人的には「僕」がしっくりくるので統一したいんだけどねぇ・・・。
今さら変えるのが気恥ずかしい。キャラを変えるのと同じくらい難しい。なのでネットでは気が楽。
ネット上では、最初の頃は「僕」だと目立つので「俺」を使っていました。絶クレスレ★2で、
一回だけ「俺」になっている僕の書き込みがあります。もし暇だったら探してみてください。
あと今は、「RM307」としてや企画の主催として書き込む時以外は「自分」と書く事が多いです。

僕らの世代はそれほどひどい……」では、友人のあだ名だと思い、知らずに被差別部落の
俗称を書いてしまった村上さんの中学時代のエピソードが書かれている。僕も小学六年生の頃、
クラスに内村という女子が居たのだけど、僕がふと思いついて「内村だからうっちーだね」と
言ったら強烈なビンタをされ、「私その呼び方嫌いなんだけど!」と言われた事を思い出した。
それは申し訳無い事をした、と思ってすぐに謝ったのだけど、今思うとビンタするほどの事では
無くない???だって知らなかったんだし・・・と思わないでもない。やれやれ、痛かったなぁ。
僕にとってそれよりももっとショッキングだったのは、この世界では人は誰でも、無自覚のうちに誰かに対する無意識の加害者になりうるのだという、残酷で冷徹な事実だった。僕は今でも一人の作家として、そのことを深く深く怯えている。
この部分も印象的だった。僕もふだんぺらぺらとTwitterでツイートしたりブログを書いたり
しているけれど、もしかしたら僕の言葉で深く傷ついている人も居るのかもしれないな・・・。
一応気をつけているつもりだけど、もし嫌な思いをしている人がいらっしゃったらごめんなさい。
言われないとわからないアホなので、その場合は指摘していただけるとありがたいです・・・。
でも実際はわざわざ教えたりせずに、愛想を尽かして黙って去って行くものなのだろうなぁ。

果たされなかったもの」については、少し長いので来週以降に月ブログの方で書くと思います。


以上、エッセイの中でもかなり読みやすかったし楽しかったので良かったです。それではまた。

2019年8月17日 さろめりっく 感想

はいこんばんはRM307です。今週は漫画回、今回は袴田めら先生の「さろめりっく」の感想を。



【あらすじ】
占い師である母親のギャンブルによる借金などを理由に転校を繰り返していた女の子さろめ
また彼女は魔法使いである事から、新しい中学校でも奇異の目で見られていた。そんなさろめに
話しかけてきた人気者のひかり。彼女に惹かれていくさろめだったが、同時に自分の中に今まで
知らなかった、そして気づくたくなかった感情が芽生えていく。矛盾をはらんだ初恋の百合漫画。


相手との距離を測り進んだり戻ったりする前後タイプでは無く、自分の想いを掘り下げていく、
その中でココロが浮き沈みする上下タイプの作品だった。そんなタイプがあるのか知らないけど。
自分だけに時間を、心を捧げて欲しい、相手が自分無しではいらなくなって欲しいと願うさろめ。
中学生で「自分は相手を支配したいのだ」と気づけるのはすごいし、とても勇気が要ると思う。
そんな自分に気づきたくないよね・・・後ろめたくて、自分の「好き」を肯定できなくてつらい。
さろめには無かったけど、ここに同性を好きになる悩みが付随するとかなりしんどくなりそうだ。
母親の失恋でまた転校する事になり、さろめはその気持ちを封じよう、埋めてしまおうとする。
僕だったら好きな気持ちを消す事ができず、これからも苦しみ続ける道を選ぶかもしれないなぁ。

そこからどうやって答えを出すのだろう、と楽しみに読んでいた・・・のだけど、母親が恋人と
結婚する事になり転校は取りやめ、これからもひかりといっしょに居られる事になり、最後まで
明確な答えを出さないまま終わってしまった。ひかりに好きだと伝える事はできたんだけど。
うーん、残念だな・・・。まぁ僕も「遠ざかる世界」で似たような事をやっているんですが。
ひかりを独占したい気持ちを解決して欲しかったなぁ。その後どう折り合いをつけたのだろう。
たまたま母親の結婚生活が上手くいき、大学生までそのままの生活を続けられたさろめだけど、
もし同じ事が起きたらまた引っ越していた訳で、その時はまた同じ苦しみを感じていただろうし。
結局さろめは自分から何も変えてはいないと思えてしまうので、どうしてもすっきりしなかった。
でもそう思ってしまうのは、たぶん今の僕がその答えを欲していたからという理由もあるのかも。

好きな相手に興味を持ってもらいたい、振り向いてもらいたい、自分を必要としてもらいたい。
わかるなぁ。「いつのまにか私のいないところでの彼女の幸せを許せなくなった」もわかる・・・。
あと、さろめが魔法でお菓子を出した時に、ひかりがきっとたくさん食べて喜んでくれるだろうと
夢みていたけど、1個しか食べてもらえなかった事がつらかった話とか、僕じゃん!比喩じゃん!
僕も独占というほどでは無いけど、相手のココロが欲しいと思う。もうそんな事は無理だろうけど。
これは恋愛じゃないと思うけど、今毎日切実に頭を悩ませている事だったから、答えが欲しかった。
まぁどちらにしても、僕は漫画の主人公のように相手を求める事はできないだろうけどね・・・。
僕なんかが手を伸ばしても嫌われるから。いやまぁもう嫌われているかもしれないのだけど・・・。
僕も、ひかりのように「知っていたよ!」と受け止めてもらいたいけど、まぁ永遠に夢物語だな!

あとやっぱり母親ね・・・相当問題があるよ・・・今までのさろめが本当に可哀そうだよ・・・。
正直いらいらした。自分の不始末で子どもを振り回す親は、たとえ創作だとしても許せん・・・。
前述の通りその後はたまたま上手くいったけど、さろめはこの先も悩まされそうな気がする・・・。
ここらへんの問題も解決して欲しかったな。さろめ、強く生きて・・・そして幸せになって・・・。

それと最後の番外編、一人暮らしをしているひかりの部屋に遊びにきたさろめが、トイレの便座が
上がっていて歯ブラシが二本あるところを発見し、男性の気配を感じショックを受けるのだけど、
ひかりは「トイレを掃除した」、「古い歯ブラシを捨てるのを忘れていた」と言い、何も無い事を
アピールする。ねぇこれってどっちの意味なの???わからなかった・・・女の子こわい・・・。

他の作品のように手放しで褒める内容にはならなかったけど、感情を掘り下げる話は大好きだし、
女の子の笑顔や泣き顔などの表情もやっぱり可愛い、重く暗く悩んでいる表情も魅力的でした。
やっぱり袴田めら先生の描かれるテーマや物語は好みの百合だなー!勉強になりました。
そして今読む事によって、自分の中に意味が生まれた作品だなと思った。グッドタイミングだわ。
僕の問題は僕が解決するしか無いという事だな・・・。そしてさろめたちについては、ひかりの
「私たちは大丈夫」という言葉を信じる事にしよう・・・。さろめたちが幸せでありますように。


以上、僕もきっと中学生レベルのままなんだな・・・という思いを強くしましたwそれではまた。

2019年8月10日 やがて哀しき外国語 感想

はいこんばんはRM307です。今週の読書回は村上春樹のエッセイ「やがて哀しき外国語」の感想。
読むのはたぶん3回目。村上さんがアメリカに三年住んでいた時のエピソードが書かれています。

やがて哀しき外国語
村上 春樹
講談社
1994-02-18


一年限定で(結果的には一年半に延ばした)アメリカのプリンストンに住む事になった村上さん。
湾岸戦争により愛国的高揚感が、アメリカの不景気からアンチ・ジャパンの機運が高まっていて、
その中に身を置く事は居心地が悪く、周りに棘のようなものを感じて当時は気を張っていたとの事。
それまでのエッセイとは違い、最初の方はまじめでどちらかというと少し暗いテーマを扱っていて、
いつも通りのエッセイのつもりで気楽に読もうとしていた僕はちょっと居住まいを正してしまった。
日本とアメリカの違いも書かれていて、でもだからどちらの国の方が優れているという話では無く、
それぞれの国の抱えている問題や、内包するジレンマについても書かれている。結構難しかった。
僕は頭が悪いのでそれらに対し感想を書く事ができない。今まで通り気になったところだけ書く。

プリンストン――はじめに」で村上さんは「僕はどちらかというと、字を書きながらものを考えて
いく人間である。文字に置き換えて、視覚的に思考する方が楽な事が多い。」と書かれている。
僕自身、頭で考える事がすごく苦手な人間で、文章として書いて初めて考えがまとまる事が多い。
僕が言うのはおこがましいけど、なので村上さんが仰っている事は何となくわかるような気がする。

大学村スノビズムの興亡」では、日本の流行やカルチャーについて「文化的焼き畑農業」とある。
本来なら豊かで自然な創造的才能を持っているはずの創作者が、時間をかけてゆっくりと自分の創作システムの足元を掘り下げていかなくてはならないはずの人間が、焼かれずに生き残るということだけを念頭に置いて、あるいはただ単に傍目によく映ることだけを考えて活動して生きていかなくてはならない。これが文化的消耗と言わずしていったい何と言えばいいのか。
今から三十年前に書かれたものだけど、日本はこの頃から変わっていないんだな・・・と思った。
よっぽど売れている人たちを別にして、商業作家もこうならざるを得ないところがある気がする。
せっかくの才能なのにもったいないよね。日々新しいものを求める消費者も悪いのだろうか・・・。
そういう意味では、好きなだけ自分の創作を追求できるアマチュア作家の方が楽なのかもしれない。
純粋な意味での創作活動。僕が新都社作品に惹かれていたのもそういうところだったりするのかな。

アメリカ版・団塊の世代」の人種問題の、『六十年代のように「法律上の差別が撤廃されて、
人種間の機会均等が実現されれば、何もかもうまく行くんだ」といったオプティミスティックな
見解を単純に信奉しているような人間はもうどこにもいないと言っていいだろう』という部分で、
同性愛者の問題もそうなのかなぁと思った。先日台湾で同性愛者同士の結婚が可能になったけど、
差別が無くなって当たり前のように生きていけるようになるのにはまだ時間がかかるのかな、と。
日本ではまだ結婚すらできないので、本当に彼、彼女らが生きやすくなるのは相当先なのだろう。
やれやれ、21世紀になってもう18年も経つんだぜ、それなのに・・・と思わず首を振ってしまう。

誰がジャズを殺したか」に書かれている、村上さんがレコード屋の前で時間を尋ねられて
「四時十分前だよ」と答えた後に「TEN TO FOUR」というレアなレコードを見つけた話、これは
東京奇譚集」でも書かれていたけど、こちらは買った後に時間を尋ねられて答えたとなっている。
村上さんの記憶違いのようだ。どちらが正解なんだろう?まぁどちらにしてもすごい偶然だけど。

元気な女の人たちについての考察」の、アメリカで奥さんを紹介するのが難しい話も興味深い。
主婦と答えると相手の顔がこわばり、個人的な編集者兼秘書のような仕事をしていると言っても
物足りない顔をされ、写真をやっていて本を出した事があるという話をするとようやく納得される。
本来であれば、夫の仕事は秘書に任せ、妻は自分のキャリアを積むべき仕事を、あるいは自発的に
自分の中から出てきたボランティアのような作業をするべきなのだ、そうする事によって、妻は
夫の影から抜け出して、初めて精神的な自立を得る事ができるはずだ、という認識が多いらしい。
男女は平等だし、夫婦も対等なのが良いと僕も思う。だけど、アメリカではその価値観が逆に
がっちりと人を縛っている事があるんだな、と思った。「自由な国」といってもいろいろあるんだ。

あと、人前で翻訳した作家の名前を挙げた時に、必ず女性から「男性作家ばかりなのは意図的な
ものなのか、なぜ女性作家の作品を翻訳しないのか」と質問されると書かれていて、四年前に
七靴君にいくつかの女性作家の小説の話をしたら「女性好きすぎだろ」と言われた事を思い出した。
僕も村上さん同様、男性女性を意識して読んだ事は無いし、結果的に女性作家の作品の話が
多くなってしまっただけだった。七靴君はこういう偏った見方をする事が多くて嫌いだったな。

運動靴を履いて床屋に行こう」では外国の床屋事情が語られている。ひどいカットが多いらしい。
その中で出会ったロンドンの、「他の床屋は頭を使っていない者が多いが自分にはそれができる、
日本人には日本人に向いたヘアカットがある事をわかっているから君はラッキーだよ」と言った
自信満々の床屋さんが、実際はかなりひどくてむちゃくちゃな仕上がりになった話が面白かった。
僕は15歳の時から十年以上同じ床屋さんで髪を切ってもらっているのだけど、毎回「前髪は長めに
残してください」と言っても短く切られてしまう事が多い。申し訳無いので、切られすぎた後に
「ちょっと短いですね」とも言えないし、よく家に帰った後に鏡を見てはため息をついている。
床屋さんと僕との間で「長い髪」の認識が違うのかとも思ったけど、年に2回くらいはちゃんと
長く残してもらえるので、結局よくわからない。正確に何センチと指定しないといけないのかな。
会話も気を遣いますよね。それについては村上朝日堂の逆襲」の感想で書いたので割愛。

さらばプリンストン」では、アメリカの引っ越し業者の話が。相当ひどいところが多いらしい。
家具がめちゃくちゃになったり荷物を紛失されたり、そもそも約束の日時に業者が来なかったり。
村上さんは「この三日のうちどれかに来るよ」と言われたらしい。三十年前だからだよね・・・?
ちなみに我が家が今の家に引っ越した際は、業者さんに頼まず、父が借りてきた大型トラックに
荷物や家具を積み込み、新しい家に運んだ。五往復はしたな。めちゃくちゃしんどかった・・・。
冷蔵庫は横にすると壊れる為、斜めにした状態で運ばないといけなかったのが一番つらかったな。
二度とやりたくない・・・。やっぱり高い費用がかかっても引っ越し業者さんに頼むのが一番です。

以上、他にも面白い話はいくつかあったけど、感想としては短くなるのでここには書きません。
読み始めた時はどうなる事やらと思ったけど、だんだん楽しんで読む事ができたので良かったです。
あと「ヒップな」という表現がたびたび登場して、「岡村靖幸だ!」と思いました。それではまた。

2019年8月3日 少女少年 感想

はいこんばんはRM307です。今週は漫画回、今回はやぶうち優先生の「少女少年」の感想。
小学六年生」で連載されていた作品で、1巻ごとに別のキャラとストーリーになっています。
僕は「」と「」を読んだ事があり、以前から他の作品も読みたいと思っていたのでした。

【あらすじ】
ルックスも声も女の子みたいな小学生のは、姉に女装させられ自宅で歌っていたところに
偶然通りがかった芸能事務所のマネージャー村瀬にスカウトされる。憧れのアイドルである
るりに近づけるかも、という下心から晶はアイドルデビューを決め、いきなりブレイクしたが、
早々にるりに正体がバレたり仕事を奪われたアイドルの紗夜香から嫌がらせをされたり
幼なじみの智恵子から正体を疑われたり・・・。晶のアイドル活動と恋の行方はいかに――。


あまり内容を覚えていないけど「」と「」はたしかストーリーの軸となるキャラが2、3人で
そんなに多くなかったので、主人公・憧れの人・ライバル・幼なじみと4人も居るのが新鮮だった。
平凡な男の子がいろんな女の子から好かれる、というのは王道だけど今読むと古く感じるかも。

親の意向で無理やり芸能活動をさせられている人気アイドルるり、大きな三つ編みがとても可愛い。
最初は嫌なやつだったけど本人を知って好きになり、最後は恋に敗れる紗夜香も良いですね。
こちらも定番だけど、報われない系のヒロインが好きなので。ショートカットなのも可愛い。
最後に自分の気持ちに気づいた晶と両想いになる幼なじみの智恵子はちょっと弱かった気もする。
派手じゃないけど可愛いし(晶のサイン会にこっそり参加した時の私服姿もとても良かった)、
幼なじみ属性のある僕なんだけど、個人的には晶はるりとくっついて欲しかったなぁと思って。
報われない系や幼なじみを差し置いて、僕が正統派ヒロインを推すのって珍しいかもしれない。

母親の夢の為に高熱があってもそれを隠して仕事を頑張ったり、晶の相談に乗ってあげたり、
最初に晶に告白するけど恋心を抑えて晶を応援し、「みんなのアイドル」として頑張る事に
したり・・・。幸薄いるりが報われて欲しかったなぁ。最初に晶の正体を知った時に言った
「私なんかいらなくなっちゃうくらい売れっ子になって」というセリフの時点でもう好きだった。
ラストで、長かった髪をばっさり切ってセミロングになった、少し大人びた表情も良かったなぁ。
親との問題が解決して、本当にココロの底から望んで仕事をできるようになると良いんだけど。

ラストでいうと、晶を好きだというのは演技だったと嘘をついた時の紗夜香の少しせつない笑顔、
晶に告白され赤面し、ちょろっと舌を出した時の智恵子の笑顔も可愛かった。結局みんな可愛い。


たしか「」と「」では「まぁ芸能活動をできるのは声変わりまでかなー」と言いながら
これからも芸能人を続けていく、というラストだったけど、今作では晶が男だという事がバレて
世間を騒がせる、しかも生中継の会見中にかつらを取りパンツ一丁になって正体を明かすという
展開だったのでちょっとびっくりした。リアルでこんな事になったらもう普通に暮らせないよ!
ネットが普及していない20年前で良かったな・・・。それとあとがきでも触れられていたけど、
晶の両親も描かれて欲しかったな。それについては「」で描かれるようなので楽しみだ。

あとがきには、今作は『受験に合格したら「ちゃお」で連載させてもらおうと思っていた』とあった。
受験?!もしかして高校生ぐらいから描いていたのか・・・?めちゃくちゃすごいな・・・と思って
Wikipediaを開いたら、何と13歳、中学生の頃に「ちゃお」でデビューしたとあってびっくり!!!
才能ってあるところにはあるんだな・・・僕なんてその倍の歳でもまともに描けないのに・・・。

あとこの作者さんが描かれる男の子の服装で、だぼっとした太めのズボン+大きめのスニーカーの
描き方が好き。子どもの頃から何となく思っていたけどようやく言語化した。僕もまねしたい。
絵柄もやっぱり良いですね。もしかしたら、僕が目指しているのは少女漫画の絵柄かもしれない。
「百合少女交響曲♪」のユカリ嬢や茅野くんの目はそのへんを意識して描いていたりするんだけど。


以上、子ども向けに描かれた漫画ではあるけど、結構楽しめたので良かったです。それではまた。

2019年7月27日 オクラのみそ汁

はいこんばんは、たまにTwitterで違法アップロードサイトが話題になっていますね。去年だと
漫画村とかMusic FMとか。昨日も18禁サイトの話題が出ていた。僕はこれらすべて知らなかった。
話題になって初めてそんなサイトがあるんだなーと知った。みんなどうやって知ったのだろう。
僕はまとめブログも一切見ないので、ネット中毒なわりにネット上の流行には疎いかもしれない。
ここ数年、Twitterのトレンド機能ができて以降は情報を仕入れる事がだいぶ増えたんだけどね。
そもそも、いろんな事に興味と持とうって意欲が無いんですよね。違法サイトは別に良いとしても、
本当はもっとあちこちにアンテナを伸ばした方が良いのだ・・・。でも正直、めんどくさいなぁ・・・。
好きな事以外はどうでも良い・・・。と、内面が子どもの頃のまま歳をとってしまったRM307です。

この一ヶ月で作ったものはオムライス、チャーハンぐらい。少ない。冷凍食品ばかり食べている。
まぁ夕食時にからあげ2、3個とかのレベルだけど。サラダ豆腐納豆みそ汁でおなかいっぱいになる。
魚も食べたいと思いつつ、最近鯖があまり安くなかったので手を伸ばしづらい状況が続いている。
魚料理ってちょっとめんどくさいしね。今は月に一回お惣菜の白身魚のフライを食べるくらいだ。
これ同じ事を以前も書いたけど。来月はもっと作る量を増やしたい。と、ここに書いて意識づけ。

さて今週の料理回、今回はオクラのみそ汁です。偶然オクラが安くて、顔なじみの八百屋さんに
「オクラをみそ汁に入れるのってどうですか?」と訊いたら「良いと思うよ」と言われたので。
参考にしたレシピはこちら。オクラを切って入れるだけで、いつも通りのみそ汁の作り方なので楽。
https://cookpad.com/recipe/2826485

20190727_オクラのみそ汁
完成したものはこちら。いつもの事だけど、写真が悪いですね。さて味は・・・おお、美味しい!
オクラのねばねばでとろとろ、すごく良い!オクラだけでこんなに味が変わるんだ!とびっくり。
母にも好評でした。明日も作ろう!他の具材との組み合わせも試してみようかな。それではまた。

2019年7月20日 日出る国の工場 感想

はいこんばんはRM307です。読書回の今週は村上春樹のエッセイ「日出る国の工場」の感想。
読んだ気になっていたけど読むのは初めてだった。まだ読んでいない昔のエッセイがあったとは!
地元の図書館には置いてなかったので、存在を見落としていたようだ。内容は工場見学です。
(人体模型工場、結婚式場、消しゴム工場、農場、コム・デ・ギャルソン、CD工場、かつら工場)
僕も新卒で入った会社を退職して資格を取りに行く前の短い期間、パン工場で働いた事があったな。
あれは相当ひどい職場だった・・・いろいろ詳しく書きたかったけど、もうだいぶ忘れちゃったな。

日出(いず)る国の工場
村上 春樹
平凡社
1987-03-01


まずは京都の人体模型工場、ここでは彩色を熟練した職人が一つ一つ施している。営業の人は
そんなに凝らなくても、教育標本として足るものを作ってくれればそれでOKだと言うのだけど、
現場の職人は現場のプライドがあって、もしそんな事を言われたら逆に凝っちゃうものらしい。
僕は仕事は好きじゃないので、手を抜いて良いものなら抜いて楽をしちゃうだろうけど(無責任)、
もしFAでそんな事を言われたら、この職人のように意固地になっていつも以上に丁寧に描くと思う。
早く正確に彩色する研究をしている美術工芸部門に習いに行ったり、自分たちの技術を他人に
教えたがらない年配の職人たち。多くの職人がそうであるように、後継者不足が問題になっていた。
このエッセイが書かれたのは30年以上前の事だけど、今のこの部門はどうなっているのだろうな。
いろいろな人体模型(動物の模型もある)やその解説が書かれていて、わりと面白かったです。


次は結婚式場。これは工場では無いけど、結婚式を挙げる夫婦とブライダルプランナーの会話が
まるで工場を流れるベルトコンベアのようによどみ無く書かれている。ほとんど感情が含まれず、
料理のコースや衣装、招待状の枚数まで細かく打ち合わせていくのだけど、これが結構面白い。
以前も何度か書いたけど、「エルマーの冒険」でエルマーが家を出る前に旅支度をするシーンで、
所持品を一つ一つ羅列していく部分がなぜかとても好きなので、この会話もなかなか楽しめた。
まぁ僕は華美な披露宴を鼻で笑う性格の悪い人間なので、「貧弱なのは嫌だから高いコースで」
とか「みんなやっているなら」という理由で無駄に浪費している様子には呆れちゃうんだけど。
そんな価値を見出している訳でも無い、見栄を張る為だけの選び方ってくだらなくないですか?
少なくとも僕は巻き込まれたくないなと思った。まぁどうせ結婚式を挙げる事は無いんですけど。
そういう意味では、つばき先生の結婚式の準備やプレゼントを自分たちで作った話は良かったな。
以前もお伝えしたけど、あのエピソードはブログとかに書いてみんなで共有できた方が良いと思う。
ちなみにこのエッセイに書かれている夫婦の婚礼費用は270万円。へー。まぁ何も言いませんが。


次は消しゴム工場だけど、これは読んでいて面白くなかった。村上さんも同行した編集者さんも
工場の仕組みがわからず真っ青になっていたからかもしれない。混乱している様子がよくわかった。
担当者に説明された編集者さんの「しくしく」というセリフが繰り返されているのは面白かったなw


次に小岩井農場。小岩井は小岩井さんがやっている訳では無く、小野さんと岩崎さんと井上さん
という明治時代の名士が集まって作ったからこの名前になったんだね。ぜんぜん知らなかったな。
主に乳牛についてのお話。僕は数年前まで、乳牛というのは常に母乳が出るものだと思っていた。
でも実際は牝牛に妊娠・出産を繰り返させ、常に母乳が出る状態にしているのだと知って驚いた。
よくよく考えれば当たり前なんだけど、まったく考えもしなかったな・・・。かなり残酷なんだ。
乳の採取は五、六産までで、ピークに達した十歳前後で処分されるそうだ。種牛も同様に十歳。
そもそも牡牛のホルスタインの場合は、生後20ヶ月程度で肉牛として処分されるとの事だった。
その種牛も、毎日違う牝牛と交尾させられるイメージだったけど、実際は「擬牝台」と呼ばれる
牛用のダッチワイフと行為をさせ、精液を採取するのだという。な、何という人(牛)生・・・。

農場の人からはホルスタイン牛は「経済動物」と呼ばれている。効率的に乳を出す為だけに存在し、
その目的にかげりが生じたら処分され、加工肉用になる。牧場だって「資本投下=回収」という
原理によって進行している一つの経済体に過ぎない、牛はただ原料の役割と果たしているだけで、
原料さえと思わなくなってしまったら原理そのものが揺らいでしまう事になる、と書かれている。
村上さんのように僕も農場には牧歌的なイメージを持っていたけど、実際はシビアだった・・・。
僕はわりと生き物(虫とかはアレだけど)が好きなので、こういう仕事はできないだろうな・・・。
でも「残酷」とも書いたけど、そのおかげで僕は生きていられるのだ・・・。人間は罪な生き物だ。
あと僕は牝牛しか知らなかったけど、ホルスタインの牡牛ってかなり大きいんだね。びっくりした。


服飾メーカー「コム・デ・ギャルソン」の工場は自社のものでは無く、委託している小さな町工場。
気の良い職人さんやその家族がいっしょになって丁寧に作っている様子が伝わってきて良かった。
作業をしながらデザイナーの意図を発見できたり、どんなものになるか楽しめたりしているようだ。
刺激を楽しめる人はそういう仕事は良いだろうなぁ。僕なんかはルーティンワークで良いんだけど。

あと興味深かったのは、「80年代後半を動かす新しい理念の多くは、60年代に見受けられた理念に
その源を発しているのでは無いか」という話。水面下で進行していたものの表出と時を同じくして、
「60年代世代がそれを商品化する権限を持った地位にのしあがっていた」という。なるほど面白い!
ちょっと話が違うかもしれないけど、最近のポケモンの「メガシンカ」を思い出した。発売当時
ポケモンをプレイしていて、「僕の考えた最強のポケモン」を描いていた子どもたちが大人になり、
開発する側になった事で実現した新しい概念。たぶんその他にもそういう流れは多いのだろうな。


次はCD工場。ここではCDを知らない人に対してCDとは何かという説明が書かれている。今でこそ
当たり前の存在で誰も疑問を抱かないけど、当時はまだそういうレベルだったんだな・・・!
ただ「当たり前」と書いたけど、僕にその原理を説明する事はできない。知らないのと同じだな。
CDはその表面のミクロの凹凸をレーザーで読み取る。わかりやすくすると、野球場の砂一粒一粒を
読み取るのと同じだという。そんなにすごい事をやっていたのか・・・!しかも30年以上前から!
自分の生まれる前の事って教科書レベルの大昔に感じてしまうから、こういう時とても不思議だ。
当時からそんな技術があったんだ、技術者さんってすごいね・・・なんて言うと怒られるだろうか?

あとここでは村上さんのインタビュー観についても書かれていた。相手に従うままの小学生の
見学では記事は書けない、相手の邪魔をしたり迷惑をかけたりするぐらいじゃないと状況の芯が
見えてこないというところもあるので、相手が気を悪くするような質問もわざとしてみる事もある、
わからないところは根掘り葉掘り何度も訊く、見たいところは時間をかけてじっくり細かく見る、
しゃべりたがらない事も挑発してしゃべらせるとの事だった。なるほど、これも真摯な姿勢だ。
僕も2回作者さんへのインタビューをした事があるけど、こんなに突っ込む事はできなかったな。
まぁ僕は本業じゃないので良いんだけど。いや、つばき先生には結構踏み込んだ質問をしたか。


最後はかつら工場。この工場が「ねじまき鳥クロニクル」の笠原メイが働いていた場所らしい
(Wikipediaより)。なので読めて良かったです。読んでいてメイからの手紙を思い出しました。
興味深かったのが、アデランスではまずカウンセリングをするという話。かつらをつける事への
罪悪感・抵抗感を消す、他人を欺く事では無くて自分の意識をリフトアップする為の作業なのだ、
という事を納得させるのだという。アフターケアも含めて、きめ細かいサービスをするのだなぁ。
僕の父も祖父も禿げていたので、僕もいつか禿げるのかなぁ、嫌だなぁ・・・と思いながら読んだ。
母方の祖父のようにかつらをつけたいけど、めんどくさがりなので結局つけない気もする。高いし。
祖父もかつらをつけていて、いろいろと苦労したのだろうか。もう訊く事はできなくなった。


以上、あまり書く事が無いかなと思ったけど3000字か。まぁ内容の解説がほとんどだったけど。
普通のエッセイの方が好きだけど、これはこれで楽しめたので良かったです。それではまた。

2019年7月13日 青い花6巻 感想

はいこんばんはRM307です。今週は漫画回、今回は志村貴子作「青い花」6巻の感想です。もう6巻!
何だかんだでまた2ヶ月空いちゃったな。まぁこの巻を含めてもう残り3巻なので、もうすぐ終わり。
そう考えると寂しいな・・・時間をかけて読んでいると、それだけキャラに愛着も湧いちゃうしね・・・。
3巻の感想:http://rm307.blog.jp/archives/78078877.html
4巻の感想:http://rm307.blog.jp/archives/78693186.html
5巻の感想:http://rm307.blog.jp/archives/79156982.html

【主な登場人物とその関係】
あーちゃん(いつも明るく元気な主人公、幼なじみのふみから好きだと言われて意識する)
ふみ(あーちゃんの幼なじみ。初恋だったあーちゃんに好きだと伝えてしまう)
井汲さん(あーちゃんの友人。杉本先輩に片想いしていた)
杉本先輩(各務先生への想いを捨てられずふみと付き合うが後に振る。卒業して留学中)
大野さん(あーちゃんの後輩、姉が山科先生と付き合っている事を知る)
山科先生(あーちゃんたちの学校の先生。大野さんの姉と交際中)

この登場人物紹介も毎回変えているんですよ!今回はお話に絡むキャラが少なかったので減らした。


まず表紙は番外編「若草物語」で描かれている、山科先生と大野さんの姉の学生時代のイラスト。
メインじゃないキャラが表紙を飾るって珍しいな。現在のふたりも今回ちゃんと登場しています。

冒頭は留学先から帰省した杉本先輩と井汲さんの会話から。杉本先輩、髪が伸びてきれいになった
と言われているけど、僕は短髪の王子さま風の方が好きだったなぁ・・・個性が無くなったような。
「まだ私の事を好きでいてくれているの?」と訊く杉本先輩。こういう事を平気で言うよな~!
井汲さんわかるよ、僕も経験あるから・・・。井汲さんの答えは「わかりません」。以前想いは
捨てたふうな事を言っていたけど、でもやっぱり杉本先輩が振り向いてくれたら絶対嬉しいよね。
「ずるいです先輩」、「そんなにきれいになって帰ってこないでください」というセリフがもう。
井汲さんが報われると良いなぁ、もう悲しまないと良いなぁと思いつつ、どろどろしているのも
読みたかったので、若干期待しながら読んでいたのだけど、杉本先輩の登場はここでおしまい。
残念!杉本先輩に引っかき回して欲しかったんだけどなーw大人になっちゃったな先輩も・・・。
恋心を抱いていた各務先生との間にも何も無かったし・・・。まぁでもまた帰ってきて欲しいな。
井汲さんが杉本先輩からメールアドレスをもらえたのは良かった。また気持ちが再燃しそうだけど。


後輩の大野さんの祖父が経営している旅館にやってきたあーちゃんたち一行。旅館の作画がすごい!
やっぱりプロはすごい。豪勢な料理の作画も。しかし君たちまだ高校生でしょ!羨ましいぞ!w

夕飯後には大浴場へ。ふみの裸体が見たいと言う松岡女子の三人組w小さく描かれた顔も可愛い。
そして次のページではふみの裸体が描かれている。前回と違い今回は乳首にトーンがある・・・!
だけどそれよりもあーちゃんの乳首に動揺してしまった。あーちゃんは見た目が小さい子だからか、
何だか罪悪感が・・・。あーちゃんは思わずふみの裸体に見とれてしまう。そして照れながら、
「ふみちゃんきれいだからみとれちゃったの」と言い、その言葉に今度はふみが意識してしまう。
好きな相手からそんな事を言われたら、自分を好きになってもらえるかもと期待しちゃうよなー。
僕は相手にそんな事を言われた経験が無いけど、きっと、いや絶対舞い上がってしまうと思う。

その後ふみは湯あたりしちゃうのだけど、起きようと静止させた山科先生のデフォルメ顔が可愛いw
何度も生徒がお風呂に居ないか確認し、恥ずかしいと照れるコマも。普段はクールなのに意外だw
でもその後のふみから恋の悩みを聞く表情はさすがの大人っぽさ。僕もこんな先生に習いたかった!

あと、この話では39ページの少し大人びた大野さんが可愛かった。冬目景姐さんぽさを感じる良さ。


次の話ではあーちゃんのヨコハマ行きを嫌がる顔、「帰りたくない」と言う幼い頃が可愛かった。
あーちゃんの家に泊まってホームシックになっていた幼いふみちゃんもwそんな過去があったんだw

ふみの家に泊まったあーちゃん。ふたりは一睡もできず朝を迎える。一晩考えて、あーちゃんは
ふみに付き合ってみようかと提案する。この時のあーちゃんの表情、ぺたんと座った姿勢も可愛い。
あーちゃんは今まで同性を好きになった事が無いから、この決断には勇気が要っただろうなぁ。
でもあーちゃん、ふみへの想いは「そういう好き」なの?少なくとも性的な好意では無さそうだ。
それに、あーちゃんのセリフやふみのモノローグにもあるように、もしも今後別れる事になったら
もう友だちには戻れない。友だちから特別なひとになる展開ってすごく胸が躍って好きなんだけど、
反面、それが駄目になり友だちですらいられなくなる展開ってすごくつらいんだよな・・・・・・。
あーちゃんとふみがふたりで居る時の笑顔を思い出して、ふたりがいっしょにいられなくなって
しまったら・・・と考えて悲しくなった。思えば過去の僕もそうだったんだけど(実際に当時の僕も
駄目になったら友だちでもいられなくなる事を考えたんだけど)、その気持ちを止めようが無かった。
誰が言ったか忘れたけど、それはブレーキの効かない自転車で坂道を下るようなものだったのだ。
・・・誰が言ったんだっけ?村上さん?と思ってブログ内を検索したら、どうも僕が言ったらしい。
本当に自分の言葉か自信が無いけど。それこそ村上さんの作品など本からの受け売りかもしれない。

話が逸れた。しかしその夜にあーちゃんと付き合う事を考えて顔を真っ赤にするふみちゃんは可愛い!
声にならない声を上げるコマの表情は深爪先生を思い出した。志村貴子先生がお好きだったものな。
翌朝、いつも通りの通学路、いつもより大人びたあーちゃんの表情、手を差し出したコマが可愛い。
そして汗ばんでいるのは自分の手だ、と譲らないふみ。あーちゃんの言うように可愛いなwww


学校で井汲さんに報告するあーちゃん。「ふみちゃんてすごいんだよ」というセリフは誤解されるw
ふみの視線は刺さるように熱いらしい。井汲さんは「情念の人」と言う。たしかに、すごくわかる。
拙作「百合少女交響曲♪」だと茅野くんが近いかもしれない。ふみちゃんほど魅力的じゃないけど。
その後会話がだだ漏れだと上田さんに指摘された時の、飛び上がって驚くふたりも可愛いなぁw
以前も書いたけど上田さんは正直怖い。この巻でもまだ大人しいけど、いつか牙を剥きそう・・・。

そして恋のパワーでいつもよりも大胆に行動できるふみ。だよねぇ・・・無敵感があるよね・・・。
それでも、常に「どうしたら嫌われずに済む?」と考えているのもすごくよくわかるよ・・・。
あーちゃんとのデートを前に眠れず、抱き合うのはありだろうか、ベタベタするのは嫌いかも、
といろいろ考えすぎてへこんで、井汲さんにデートに付き合ってくれないかと電話するふみwww
井汲さんの立ち位置もホント大変だな・・・w幸せになってくれ・・・できれば許嫁の康ちゃんと。

デート当日、サイドテールのふたりが可愛い!そしていつもと変わらない笑顔のふたりが愛おしい。
こうやってずっとふたりで楽しい時間を過ごしていてくれ!!!駄目になったりしないでくれ!!!
しかし(しかし?)帰り道、ふたりはキスをする。ああ・・・!もう友だちには戻れないのかな。
まずはそれを考えてしまう。ふたりの事が好きだから嬉しい気持ちもあるけど、やっぱり心配だよ。

そんな中、やっさんとポンちゃんの恋人が居ない同士のやりとりが癒やし。ふみが同性愛者だと
知っても見る目や態度が変わったりしないのも良い。ふみちゃんとずっと友だちでいてあげてね。

そしてここで山科先生の元にある生徒が現れる。彼女はクリスマスに先生を誘いにやってきたのだ。
家族に恋人を紹介する、との山科先生の言葉に泣き出す生徒。山科先生は「勇気を出してここに
来てくれてありがとう」と優しく慰める。良い!4ページでこんなに良い百合を表現できるなんて!
大野家では山科先生の恋人、大野さんの姉がそわそわしている。時間を見て驚いた時のポーズがw
大野さんの姉は、家族に自分の恋人が女性だとは教えていない。大野さんは知っていて微妙な表情。
紹介や自分、お互いの家族関係が上手くいくと良いんだけど・・・この前フリは心配だなぁ・・・。
今回メインじゃないこのふたりが表紙になっているというのも意味深に感じられて・・・不安です。


クリスマスイブ。153ページの仲良さそうにじゃれ合うふたりが嬉しい。デート中も満面の笑みで
幸せいっぱいのふたり。うん・・・幸せそうなのは嬉しいんだ・・・でももし彼女たちがいずれ(ry
帰宅後、家にあったシャンパンを飲むふたり。定番だけど、これ以上心配させないでくれ・・・w
ふみが「お酒の力を借りて言いますけどあーちゃんが好きです…」と言ったところが可愛かった。
その後のあーちゃんの「しってる!しってるよ!」というコマも。あーちゃんは160ページも可愛い。
酔っ払ったふみは「あーちゃんの好きはわたしと違う気がする、わたしの好きにはちょっとだけ
エッチな意味がも含まれてる」と言い、生クリームをあーちゃんのほっぺたにつけそれを舐め取る。
酔っ払いwwwしかし舐めた時の表情がいやらしいな・・・。そして赤くなったあーちゃんが可愛い。

最後に書かれた「大事なのは臆さないこと 卑屈にならないこと きちんと気持ちを伝えること」。
たしかになぁ。僕は臆してばかりだしいつも卑屈だ。ふみちゃんには僕の分まで強くなって欲しい。
何度も繰り返し書くけど、ずっとあーちゃんと仲の良いままで、いっしょに居て欲しいよ・・・!


今までは比較的年齢の高い恋愛模様が描かれていたけど、あーちゃんとふみは年相応というか、
デートに誘ったりクリスマスの予定を訊いたりするだけで意識してどきどきしてしまうような、
初々しい描写が多くてこれはこれで楽しめた。心情がじっくり丁寧に描かれていて良かったな。
だからこそ!反動がきそうで怖いんだよ・・・あと2巻かぁ、どうなっちゃうんだろう・・・不安。
あーちゃんとふみの「好き」の違い、そしてあーちゃんが感じるふみの恋愛に対する大人な態度、
このへんからすれ違いが起きそうで・・・。面白かったけど、続きを読むのが怖いな・・・。


以上、今は文章を書く気分じゃなかったのだけど、5巻感想の倍の3900字以上になってしまったな。
あと、最後の「若草物語」の登場人物が一人もわからなかった。誰だっけ・・・?検索したけど、
僕と同様に誰か思い出せないという人のブログしかヒットしなかった・・・うーん。それではまた。

2019年7月6日 ランゲルハンス島の午後 感想

はいこんばんはRM307です。今週は村上春樹のエッセイ「ランゲルハンス島の午後」の感想。
読むのは2、3回目かな?1編2ページで、112ページのうち半分以上は安西水丸さんのイラストです。

みんなで地図を描こう」では、村上さんが他人に場所を教える時に地図を描くのが好きという
お話。書道教室みたいに「地図描き教室」があっても良い、そこで学んだ生徒が会社に入って
地図を描く時に他の人に頼まれるところを想像するとココロがなごむ、という話が書かれている。
このエッセイが書かれたのは1984年。ネットで簡単に地図を参照できる今となっては、もう地図を
描いて説明する場面はほとんど無くなってしまったかもしれないな・・・!そう考えると寂しい。
まぁでもPCやスマホを使わない子どもや高齢者の間ではまだまだ使われているかもしれないな。
自分のはおいといて、子どもの描く自分の街の地図って可愛くて良いですよね。結構好きです。
絵本などに載っている知らない街、架空の街の地図を見るのも好きだったような記憶がある。
村上さんのように実用的な場面では役立たないけど、僕は小学生の頃は架空の街の地図を描いて
ミニカーを走らせたり、中学生の頃はファンタジーな世界地図を描いて妄想したりしていました。
そういうの通ってきた人はきっと多いんじゃないかと思うんだけど、みなさんはどうでしたか?

ONE STEP DOWN」では、名前をつけるのが好きな話。昔ジャズ喫茶をされていた時、
お店の名前「ピーター・キャット」は当時飼っていた猫から名づけたのだという。そうなんだ!
ピーターなんてハイカラな名前ですね。そして「カンガルー日和」も次店舗の候補だったという。
これは結局短編集のタイトルに流用されました。この名前にはそういう経緯があったんだなぁ。
そしてタイトルの「ONE STEP DOWN」はアメリカで出会ったジャズ喫茶の名前で、どういう意味か
気になってドアを開けたら店の中が一段低い作りになっていたという。村上さんはころんだらしいw
文中にもある通り、たしかに店名にするんじゃなくて注意書きを貼っておいて欲しいな・・・w
僕は以前新ブログでも書いた通り、名前をつけるのが得意では無い。タイトルは何かのパロディ
だったり曲名だったり、登場人物は実在の声優名だったりする。別に思いつかないのでは無く、
何となく恥ずかしいから。たぶん「これには元ネタがあるから」と言って逃げられるからだろうな。
七靴君に、自分で考えたものを馬鹿にされたり笑われたりするのが嫌だったのも理由みたいだ。
彼には僕の絵も漫画も考えも行動もずいぶんとこき下ろされました。かなり自己否定が進んだ。

洗面所の中の悪夢」では、日常生活でぼーっとして変な間違いをしてしまう村上さんのお話。
他のエッセイでも書かれていたけど、トイレに行こうと思ってシャワーを浴びてしまったり
(そして尿意がある事に疑問を感じるまでがセット)、ヘアブラシに歯磨きををつけて歯を磨いて
しまったりする事も日常茶飯事、そして歯ブラシにシャンプーをつけてしまった事もあるという。
うん、僕も洗濯物を誤ってごみ箱に放り込んで「あれ?洗濯物が無いな」と探す事があったり
するけど、村上さんほどひどくはないかな!お仕事ではアホなヘマをやらかしたりするけどね。
ヘマの他にも「あの作業をしよう」と思った30秒後には忘れていて、後から思い出す事が多い。
マジで記憶力が無い。十代の頃はちゃんと覚えていててきばき行動していたんだけどな・・・。

ときどきどうして、どういう理由で、どういう経過でそのような癖が猫の頭に生じるのだろうと真剣に考えてみることがある。猫には猫なりの幼児体験があり、青春期の熱い思いがあり、挫折があり、葛藤があったのだろうか?
村上さんが今までに飼った猫の変わった行動や癖などについて書かれた「猫の謎」から引用。
僕もよくうちの猫を見ながら不思議に思う事が多い。人間が同じように育ってもまったく異なる
人間になるように、猫も猫の数だけ性向がある。うちの猫もみんなそれぞれ違ったタイプだった。
以前も書いたかもしれないけど、昔我が家では三つ子の犬も飼っていた(犬の場合は単なる姉妹?)
その子たちもみんな性格が違ったな。臆病な長女、強気な次女、大人しい三女。面白いなぁ。
猫の話で思い出したけど、先日没先生が描かれていたこの漫画の猫の起こし方が良かった。
ご主人を起こす為にこの行動に至った猫、めちゃくちゃ可愛い・・・僕も起こされたい・・・。
今うちで飼っている二匹の猫は声だけで起こそうとするけど、昔飼っていて17歳まで生きた猫は、
自分がふとんの中に入りたい時などは家族の顔を前脚でちょちょいとひっかいて起こしていた。
朝起きて鏡を見ると何本かひっかき傷ができているんだよねwみんな仕方無いなぁと笑っていた。
今思うとそんなに強くひっかかなくても良いような気もするけど、まぁ猫のやる事は可愛いのだ。

ニュースと時報」では、昔ラジオで「7時をお知らせします、失礼しました、8時を・・・いえ、
9時をお知らせします」と間違えたアナウンサーが居て大笑いをした、というエピソードが。
こういうのを聴けたらとても良い気分になるだろうなぁ。もちろん他人の失敗を嘲笑うという
ネガティブな意味合いでは無く。言い間違えた本人やラジオ局としては困っちゃうんだけど、
聴いた人に笑顔と幸せを届けてくれるよね。こういうオアシス的な間違いはぜんぜんあって良い。
もしも今後AIなどが普及して、世の中の物事が完璧に運びすぎるとつまらないだろうな、と思う。

小確幸」には、「独身者を別にすれば自分のパンツを自分で選んで買う男性は周りに居ない」
と書かれていて驚いた。昔はそうだったという事?それとも今もそれが一般的なのだろうか。
先日つばき先生も、お風呂の後にパジャマを出す事についてツイートされていた気がする。
僕は自分で着るものは自分で選びたいなぁ。父も自分で着るものはすべて自分で買っていて、
それが当たり前だと思っていたな。ちなみにここでうちの父の下着事情についてばらすと、
単車乗りだった父は以前バイクで事故をした際に下着を見られて恥ずかしかったという経験から、
それ以降は常におしゃれな下着を履くようになっていた。僕はそっちの方が恥ずかしいけどなw

八月のクリスマス」では、毎年クリスマス・レコードを買わずに後悔していた村上さんが、
八月のバーゲンでまとめて購入したらお店の人に「メリークリスマス」と言われたエピソードが。
こういうのほっこりしますね。日本で言ったら怒るお客さんも居そうでちょっと怖いけど・・・。
お店の店員じゃなくても良いけど、僕もそういうユーモアを持って仕事をできる存在になりたい。

以上、やっぱり2ページの作品だと物足りないですね。次はまた長いエッセイかも。それではまた。

2019年6月29日 みそピーマン炒め

はいこんばんはRM307です。今は収まったけど、数年ぶりに頭痛がしていた。雨の所為かな。
頭痛、僕の場合は数年に一度あるか無いかだからずいぶんと健康に恵まれているな・・・。

今日バスに乗ったのだけど、また行き先の違うバスに乗ってしまった。反省が生かされていない。
というのも先日も乗り間違えて、しかも初めて行く場所なので終点までまったく気づかなかった。
結局終点からはタクシーに乗り、バス代240円とタクシー代1570円を払う羽目になりました・・・。
以前も書いたかもしれないけど、高い買い物はまだ良い、けど本来払わなくても良かった事に
お金を払うのがとてもつらく(まぁ誰だってそうだろうけど)、かなり後悔を引きずってしまう。
今後は注意しないとな・・・。バス、乗り物としては好きなんだけど路線とか経由地とか難しいよ。

この一ヶ月で作った料理はチーズドリア、レタスとチーズのサンドイッチ、さばのみそ煮ぐらい。
落ち込んでいた時期は毎晩のみそ汁以外まったく料理をしなかった。冷凍食品の日々だった。
サンドイッチはいつも玉子やトマトをはさむのだけど、今回は珍しくどちらも切らしていて、
パンにマヨネーズを塗りレタスとチーズを乗せただけのとてもシンプルなものになってしまった。
でも美味しくて、おなかが減っていた事もあり4枚も平らげてしまった。ちょっと食べすぎだな!
さばのみそ煮には、前回書いた美味しくなかったみそを使った。味がどうなるか心配だったけど、
とても美味しくできたので良かった。母にも好評だった。今後はみそ煮などで使用しようかな。
あと前回作った納豆コールスロー、美味しくて週6で食べています。でもそろそろ飽きてきた。
僕の悪いくせ、気に入ったものを短期間で食べすぎて飽きるというやつをまたやっている・・・。

さて今週の料理回、今回はその美味しくないみそを使った簡単な料理、みそピーマン炒めです。
https://cookpad.com/recipe/4200889

20190629_みそピーマン炒め

完成したものはこちら。みりんとみそが焦げて黒くなっちゃった・・・味は・・・うーん、微妙。
何だか悪い意味で甘酸っぱい。恋ならともかく、このみそとピーマンは合わないようだ・・・。
食べられないほどでは無いけど美味しくなかった。やっぱりみそが美味しくないから駄目か。
ぜんぶ食べたけど、ごはんは進まなかった・・・。みそ煮で消費するしか無いか。それではまた。

最新コメント