はいこんばんはRM307です。今週は読書回。今回は初回以来の漫画(同人誌)の感想を書きます。
没先生がコミティア124で出された「まんがともだち」の感想を。ほとんどはほめて箱に送った内容。

20180512_まんがともだち

【あらすじ】
中学二年生の草柳萌は、いわゆる中二病的な物語を妄想、創作するのが好き。授業中にもよくノートに
世界観や設定、イラストや漫画を描いていた。ある時、クラスのヤンキーの南田にそれがバレてしまう。
実は南田も絵を描くのが好きで、萌の描いているものに興味を持った彼はノートを勝手に見てしまう。
狼狽する萌だったが、南田は素直に称賛する。この日から、お互いの創作物を見せ合う日々が始まる。
南田との奇妙な会合に安らぎを感じ、この関係が終わるのが怖い、そう思っていた萌だったが・・・。

pixivにここまでのサンプルがあるので、興味を持った方は読んだり購入されたりしてみてください。
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=68519496


サンプルを読んだ時から「面白い!早く続きを読みたい!」と楽しみにしていた。最後まで読んで、
期待を裏切らない面白さだった。作中ではところどころ萌の作品の一場面が挿入されるのだけど、
主人公セブラールのユリエスへの葛藤や彼の導き出した答えなど、その内容と現実での南田くんとの
関わり方?などがリンクしているのがとても上手いと思った。読んでいて気持ちが良い感じがした。
もしかしたら、萌は物語に自分の気持ちを昇華させる中で、自分の答えを導き出したのかもしれない。
そういうのってすごく良い創作の在り方だなぁ。僕も「遠ざかる世界」でそうできたら良かったのだけど。

中盤で、南田くんが約束を破って(というか忘れて)他の生徒にノートを見せていた時はひやっとして、
「萌といっしょに過ごした時間、あの時の言葉は嘘じゃないよね・・・?」とちょっとだけ心配になった。
僕の幼なじみや七靴も(自分勝手な部分が)南田くんのような性格なので、萌に共感できたと思う。
でも、ふたりが無事に仲直りできそうな事、そして作中作のセヴラールがユリエスを救ってくれた事も、
とても良かったなぁ。これから萌と南田くん、そして作中作のふたりはどんな未来を創っていくのだろう。
それを知る事ができないのが残念だ!今作も物語として良いところで終わっていてああ・・・!となった。
萌さんの「話したいこと」を僕も聞きたいなぁ・・・。この時の真剣な、まっすぐな表情も大好きなのだ。

キャラも可愛く、まず萌の片目が隠れた髪型が最高。中二漫画を描いているという設定にも合っている。
中盤の、とても和らいだ表情で微笑んだところ、「誰にも言わないでって~」の涙を溜めているところ、
演劇の脚本を持ちかけられたところもとても良い表情だった。びくっとしたところの表情も良かった。
他の漫画を読んだ時にも思ったけど、びくっとした時に目の下に縦線が入るのが好き。まねしたい。
生き生きとした表情の南田くんも可愛かった。アンニュイでギャル風?な女子ふたりデザインも好み。
でも一番可愛いと思ったのは萌さんのお姉さん!斜めから見た顔も横顔もびじん(単なる年上萌え)。
作中作のセヴラールもカッコ良く、ユリエスも可愛くかつ凛とした表情のコマがクールで良かった。

桜井三四先生のおまけ漫画も面白く、特に目をつぶってツッコむ(まねしたい)ユリエスがとても好き。
ディディエ様の娘とデフォルメセヴも可愛い。このギャグに振り切ったおまけ漫画ももっと読みたかったw


以上、「ここが変です!多摩先輩~成仏編~」も好きだったけど、また一段とストーリー漫画の
腕を上げましたね・・・!と思った(もし上から目線に読み取れたらすみません)。それではまた。