はいこんばんはRM307です。今週は読書回、今回は志村貴子先生の百合漫画「青い花」5巻の感想。
5巻はすぐ読むかもみたいな事を言っておきながら、また二ヶ月ぶりに読む事になってしまった。
でも全8巻なので、このペースだと年内に読破できそう。早くも読み終わるのがもったいないけど。
3巻の感想:http://rm307.blog.jp/archives/78078877.html
4巻の感想:http://rm307.blog.jp/archives/78693186.html

青い花 5巻 (F×COMICS)
志村貴子
太田出版
2010-02-18


【主な登場人物とその関係】
あーちゃん(いつも明るく元気な主人公、幼なじみのふみから好きだと言われて困惑する)
ふみ(あーちゃんの幼なじみ。千津ちゃんに失恋後、杉本先輩と付き合って振られる)
井汲さん(あーちゃんの友人。杉本先輩に片想いしていた。演劇祭では主演女優に)
大野さん(あーちゃんの後輩、コミュ力おばけの新入生。姉が山科先生と付き合っている事を知る)
上田さん(クラス替えであーちゃんと同じクラスになった、演技の上手い図書部。演劇祭では男役)
杉本先輩(各務先生への想いを捨てられずふみちゃんと付き合うが後に振る。卒業して留学中)
千津ちゃん(以前ふみと付き合っていた実の従姉。結婚して子どもが生まれて帰郷する)
康ちゃん(井汲さんの許嫁。井汲さんの事が好きだが、彼女に婚約解消を申し出る)
(あーちゃんを溺愛するシスコン兄。ふみの友人のモギーと付き合う)
山科先生(あーちゃんたちの学校の先生。大野さんの姉と交際中)
各務先生(演劇部の顧問。杉本先輩が片想いしていた相手。杉本先輩の姉と結婚した)

登場人物が増えたなぁ。一応短く正確にまとめているんだけど、これを読んでいる人は居ないか?


杉本先輩のお姉さんのところへ絵を習いにきている井汲さん。まだ杉本先輩の事が好きみたい?
だよね、井汲さんの性格だったらそうそう忘れられないよ。わりと僕に近いキャラかもしれない。
その次の井汲さんのドレス姿、素敵!メイクも映えるなぁ。気づいていなかったけど結構美人だ。
すでに「京子様」という敬称がw杉本先輩も居なくなったし、ここからモテそうだわ・・・。
学校ではクールでしっかり者な井汲さんだけど、許嫁の康ちゃんの前ではリラックスしている。
「えーー」とか「帰るのめんどくさい」とか、学校の友人たちが見たら結構びっくりしそうだ。
しかしそんな彼女は康ちゃんから婚約解消を持ちかけられる。井汲さんが自分に愛情が向けて
いない事をずっと感じていて、それでも好きだったけど、もうはっきりさせる事にしたんだな。
以前も書いたけど、好きなのに別れるってつらいよ。でも今のままでもつらいのか・・・うーん。

4巻でふみに好きだと言われたあーちゃん。肉体関係も含む好意だと言われて今も困惑している。
そこで上田さんにそれとなく相談する。え、上田さんで良いの・・・?彼女何か怖いんだけど。
会いづらさを感じていたあーちゃんだったけど、ふみとちゃんと会ってその事をいろいろ話した。
ふみは「あーちゃんが嫌がるような事は絶対にしないから、友だちでいさせて」と言います。
でもこの話の最後で「好きな人にはふれたい キスをしたいし 抱きしめたいと思う」という
モノローグが入る。だよねぇ・・・。でもあーちゃんと友だちで居る為にはそれができない。
一見矛盾しているように見えるけど、どちらも間違っていない思いなのだよなぁ。難しい・・・。
あれからふたりはお泊まり会もしなくなってしまったらしい。やっぱりぎくしゃくするよなぁ。
うう、ふたりには仲の良い友だちで居て欲しいよ・・・。この関係は元通りになるのだろうか?


その後いよいよ劇が始まる。井汲さんの憂いを帯びた瞳が素敵だ。原作の「鹿鳴館」については
何も知らず、登場人物もセリフもよくわからなかったのだけど、劇のシーンは退屈せず読めた。
井汲さん、演技が上手だ。そしてここから劇の合間に井汲さんの回想がちょくちょく挟まれる。
康ちゃんに帰りたくない、家に居たくないと言う井汲さん。そして婚約解消しないでと言う。
しかし康ちゃんは「家を出たいから? そこまで都合のいい男にはなれない」と言うのだった。
その次の井汲さんの表情、2巻でふみと別れた杉本さんに会いに行って、彼女から「次は自分が
つきあえると思った?」と言われた時の反応に近いような?康ちゃんにも見透かされていたか。
婚約解消にはそういう部分もあったのだな。この先本当に康ちゃんが報われて欲しいよ・・・。
そして幼い頃の井汲さんも描かれる。3巻の感想でも書いたけど、小さい井汲さん可愛いなぁ。
その中で、以前から意味ありげだった母親についての問題も登場する。離婚と宗教かぁ・・・。

劇中には、「私の中にはこの歳になっても一人のどうにもならない子供が住んでいるのです
というセリフが登場する。これ、1巻で杉本先輩が各務先生に書いた手紙と同じ内容だな!
それに対して井汲さんの役は「その子供を大切になさらなければなりませんわ」というセリフを。
こちらも意味ありげだなぁ。井汲さんはたぶん杉本先輩の手紙の内容は知らないんだよな・・・。
彼女の心境とは真逆なセリフであるように感じたのだけど、実際のところどうだったんだろう?
劇の後、各務先生もこのセリフを反芻していた。いろんな人に刺さる題材だったのだな・・・。
井汲さんがメインだったので彼女にばかり触れたけど、演技するあーちゃんも可愛かったです。


次の章ではふみの幼い頃のエピソードが描かれる。そして従姉の千津ちゃんの子どもの頃も。
にこやかで明るい千津ちゃん。ふみはそういうところに惹かれて、彼女と付き合ったのかなぁ。
回想が終わり、千津ちゃんはふみが女の子を好きである事を聞き、「そっち側のひと」になった、
それをしたのは自分だと、そして自分は「そっち側」には行けないと泣く。なぜ泣いたんだろう。
ふみに対して申し訳無いと思ったのかな。そんな彼女を見つめる虚無感のあるふみも印象的だ。

そして次の巻では夏休み、友だちも誘って大勢で大野さんの祖父の旅館で過ごす事になるらしい。
前回は井汲さん家の避暑地だったな。夏休みイベント良いですね。今度はどんな事が起きるのか。
その上、杉本先輩も留学先から帰省するらしい!やったー思っていたより早い再登場で嬉しい!
でも髪が伸びて王子さまぽくなくなった先輩、可愛くない!短い方が似合っていたのになぁ。
でもまた会えそうなのは楽しみ。井汲さんの先輩への想いにも決着がつくと良いんだけど・・・。


以上、今回はあまり書く事が無いなと思っていたけど、前回と同じ量になったな。それではまた。