はいこんばんはRM307です。今週は漫画回、今回はやぶうち優先生の「少女少年」の感想。
小学六年生」で連載されていた作品で、1巻ごとに別のキャラとストーリーになっています。
僕は「」と「」を読んだ事があり、以前から他の作品も読みたいと思っていたのでした。

【あらすじ】
ルックスも声も女の子みたいな小学生のは、姉に女装させられ自宅で歌っていたところに
偶然通りがかった芸能事務所のマネージャー村瀬にスカウトされる。憧れのアイドルである
るりに近づけるかも、という下心から晶はアイドルデビューを決め、いきなりブレイクしたが、
早々にるりに正体がバレたり仕事を奪われたアイドルの紗夜香から嫌がらせをされたり
幼なじみの智恵子から正体を疑われたり・・・。晶のアイドル活動と恋の行方はいかに――。


あまり内容を覚えていないけど「」と「」はたしかストーリーの軸となるキャラが2、3人で
そんなに多くなかったので、主人公・憧れの人・ライバル・幼なじみと4人も居るのが新鮮だった。
平凡な男の子がいろんな女の子から好かれる、というのは王道だけど今読むと古く感じるかも。

親の意向で無理やり芸能活動をさせられている人気アイドルるり、大きな三つ編みがとても可愛い。
最初は嫌なやつだったけど本人を知って好きになり、最後は恋に敗れる紗夜香も良いですね。
こちらも定番だけど、報われない系のヒロインが好きなので。ショートカットなのも可愛い。
最後に自分の気持ちに気づいた晶と両想いになる幼なじみの智恵子はちょっと弱かった気もする。
派手じゃないけど可愛いし(晶のサイン会にこっそり参加した時の私服姿もとても良かった)、
幼なじみ属性のある僕なんだけど、個人的には晶はるりとくっついて欲しかったなぁと思って。
報われない系や幼なじみを差し置いて、僕が正統派ヒロインを推すのって珍しいかもしれない。

母親の夢の為に高熱があってもそれを隠して仕事を頑張ったり、晶の相談に乗ってあげたり、
最初に晶に告白するけど恋心を抑えて晶を応援し、「みんなのアイドル」として頑張る事に
したり・・・。幸薄いるりが報われて欲しかったなぁ。最初に晶の正体を知った時に言った
「私なんかいらなくなっちゃうくらい売れっ子になって」というセリフの時点でもう好きだった。
ラストで、長かった髪をばっさり切ってセミロングになった、少し大人びた表情も良かったなぁ。
親との問題が解決して、本当にココロの底から望んで仕事をできるようになると良いんだけど。

ラストでいうと、晶を好きだというのは演技だったと嘘をついた時の紗夜香の少しせつない笑顔、
晶に告白され赤面し、ちょろっと舌を出した時の智恵子の笑顔も可愛かった。結局みんな可愛い。


たしか「」と「」では「まぁ芸能活動をできるのは声変わりまでかなー」と言いながら
これからも芸能人を続けていく、というラストだったけど、今作では晶が男だという事がバレて
世間を騒がせる、しかも生中継の会見中にかつらを取りパンツ一丁になって正体を明かすという
展開だったのでちょっとびっくりした。リアルでこんな事になったらもう普通に暮らせないよ!
ネットが普及していない20年前で良かったな・・・。それとあとがきでも触れられていたけど、
晶の両親も描かれて欲しかったな。それについては「」で描かれるようなので楽しみだ。

あとがきには、今作は『受験に合格したら「ちゃお」で連載させてもらおうと思っていた』とあった。
受験?!もしかして高校生ぐらいから描いていたのか・・・?めちゃくちゃすごいな・・・と思って
Wikipediaを開いたら、何と13歳、中学生の頃に「ちゃお」でデビューしたとあってびっくり!!!
才能ってあるところにはあるんだな・・・僕なんてその倍の歳でもまともに描けないのに・・・。

あとこの作者さんが描かれる男の子の服装で、だぼっとした太めのズボン+大きめのスニーカーの
描き方が好き。子どもの頃から何となく思っていたけどようやく言語化した。僕もまねしたい。
絵柄もやっぱり良いですね。もしかしたら、僕が目指しているのは少女漫画の絵柄かもしれない。
「百合少女交響曲♪」のユカリ嬢や茅野くんの目はそのへんを意識して描いていたりするんだけど。


以上、子ども向けに描かれた漫画ではあるけど、結構楽しめたので良かったです。それではまた。

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