はいこんばんはRM307です。今週は漫画回、今回はやぶうち優先生の「少女少年Ⅲ」の感想。
Ⅰの感想http://rm307.blog.jp/archives/79800528.html
Ⅱの感想http://rm307.blog.jp/archives/80211827.html

【あらすじ】
人口の少ない小さな島に住む小学生の柚季は、いじわるな兄たちから女の子みたいな顔だと
日々セクハラもどきのいたずらをされていた。そんな毎日に嫌気が差し、東京で行われるタレント
オーディションの受験を決意する。書類審査に合格し、柚季は2次審査の為に上京したのだが、
審査ではなぜか女性として扱われる。実は彼の兄たちが書類を女性に書き換えていたのだった。
女性として合格した柚季は、他の合格者のユリ文華とともにユニットデビューする事になった。
そればかりか、結束を固める為に三人いっしょにプロデューサーの家に住む事になって――。


前作まではただの芸能事務所のマネージャーだった村瀬さんが、今作ではプロデューサーに。
出世したなwキャラとしては変わっていないけど。そしてⅠとⅡとは違い、村瀬さんは最後まで
主人公が男とは気づかない展開だった。同居していたのによくずっと見過ごしていたな・・・w
しかしメンバーが同じ家に同居ってすごいな。「Wake Up, Girls! 新章」でもそうでしたね。
創作の中ならまだわかるけど、先日「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」に出演されていた
「たこやきレインボー」というアイドルグループも実際にメンバーが何年も同居しているらしい。
現実でもそういう事をしているアイドルが居るんだな・・・絶対揉めて険悪になるでしょ・・・!
ドロドロしてそうだ。しかもそのメンバーには個人の部屋が無いらしい!僕は無理だな・・・。

柚季に自己紹介されて「男の子みたい」と言ったユリ。あれ、「ゆずき」ってむしろ女の子の
名前じゃない?と思ったのだけど、当時は女の子には少なかったのかな。時代が移り変われば
名前の印象も変わりますね。そういえば小学生の頃、仲の良かった子で「ゆい」という名前の
男の子が居て、上級生から「女の子みたい」とからかわれて嫌がっていたな、と思い出した。
僕は「ゆい」という名前はその子で知ったので、今でも女の子に多い名前という印象が薄い。

時代というと、柚季がオーディションで最初「PA DUMP」というアーティストの楽曲を歌おうと
していた。これはもちろん「DA PUMP」のもじりなんだけど、19年前から人気だったのだなぁ。
結構びっくり。最近も「USA」という楽曲がヒットしていたし、息の長いグループなんだな。
あるいはずっと高い人気を保っていた訳では無く、去年カムバックしたのかもしれないけど。

もう一つ時代を感じた点。柚季が女性アイドルとしてデビューが決まり上京する事になった時、
父親が「三男だし好きにさせてやろう」と言うのだけど、長男だからとか三男だからとかで
決めるなんて古い!と思ってしまった。まぁ田舎の話だから仕方が無いのかもしれないけど。
それとも今でも長男は家を継げ、次男以降はある程度自由に、みたいな風潮があるのかな?


メインキャラはⅠと同様に、主人公に好意的な大人しいユリ、主人公の存在を面白く思わない
気の強い文華、そして幼なじみのちよ子の四人構成。キャラのパターンは毎回似ているけど、
今作では大人しい女の子担当のユリが主人公や周りとぶつかる展開があったので良かったな。
でもこの衝突を経て、本当の自分を出せるようになって良かったな。それはユリだけじゃなく、
最初からありのままの自分を出せていた文華以外の全員が「本当の自分」について考え、悩み、
答えを出していった。こうやって本筋を太い柱で支えるのね!漫画を描ける人はすごい・・・。

好きだったシーンは、家出してちよ子の元に逃げていたユリを連れ戻しに来た際に、柚季が
たまにはこっちにも帰ってきてと願っていたちよ子の前で「東京へ帰ろう!」と言ったシーン。
ショックだっただろうなぁ。その後柚季は「これからはちょくちょく遊びに来ようかな」とも
言う。ちよ子はそれを笑顔で見送った後、一人涙ぐむのがせつないですね。健気でええ子や。

でも最終的には柚季はちよ子の居る島へと戻る。あとがきにも書かれていたけど、この三部作は
「最後は元の生活に戻る」事を意識して描かれたらしい。初期はそういうテーマだったのだな。
以前も書いたけど、幼なじみ属性のある僕には嬉しい。柚季は幼なじみのちよ子が倒れた時でも
芸能活動を優先させなければならない事に悩み、やっぱり大切な人のそばに居て助けてあげたい、
それが本当の自分だからと言ってアイドルを辞め、故郷に戻っていった。そして最後にちよ子に
告白をしてめでたしめでたし。告白されて顔が真っ赤になった女の子って良いものですねぇ。
やぶうち先生の描かれる困り眉の表情好きだな。それ以外の女の子の表情も魅力的で可愛かった。

Ⅱで「Ⅲでこの三部作は終わり」と書いてあったけど、その後まだしばらく続く事になります。
次の「少女少年Ⅳ」は僕が初めて触れた作品。数年ぶりに読むなぁ。楽しみだ。それではまた。


このシリーズの時のアクセス数は2件ぐらいしかありません。ちょっと寂しいw今回はどうかな?