はいこんばんはRM307です。今週は漫画回。今回は「ハルタオルタ」という雑誌の作品の感想を。
896ページ41作品もあるボリュームのある一冊。雑誌といってもすべて新作の読み切りなので、
他の漫画雑誌のように作品の途中から読まないといけない事も無いのも選んだ理由の一つです。
一番の目的は、大好きな井上きぬ先生の読み切りを読みたかったから。以下、感想は掲載順です。
といっても全作品分ある訳ではありませんが。感想が一行以上生まれた作品だけ書いています。

80's video trip」赤瀬由里子
息子が今はケンカする事が多くなった両親の若い頃のビデオを見つけ、最後に両親が仲直りする話。
面白かったです。僕の両親が遠距離恋愛時代に送っていた手紙を見つけた時の事を思い出した。
仲の悪い両親を見ているから恋愛に踏み出せないナオト、僕も似たような理由で、あんなに熱心な
文通をしていた両親も離婚したのだから、僕も結婚なんてできないな、怖すぎる!と思っている。

ナイトゲーム」山本和音
プロ入り目前の高校野球のスターが初恋の女の子と再会し、プロより悪い道を選んでしまった話。
こういう話はすごく嫌い。この作品が駄目だというつもりはぜんぜん無くて、単に好みの問題です。
いかに燃え尽きる一瞬が美しくても、その後やってくる暗闇を考えると気が重くなるのだ・・・。
ゆりかがひなたの好意を利用し、転売目的のサインを書かせたり犯罪の片棒を担がせたり・・・。
文字通り日向に居たひなたの人生を捻じ曲げて、ゆりかは何の責任も取らないのだろうな・・・。
ふたりが警察に見つからなかった事を祈りたいけど、無理なんだろうな。告白シーンは良かった。

黒髪を舞うころ」黒川裕美
舞妓はん最後の日に着付けをしてもらったけど、いつもと違う人だからどうもしっくりこない。
でも来ないと思っていた男衆さんが現れ着付けしてくれる話。ただそれだけの短い話なんだけど、
漫画がお上手!と思った。僕なんかがプロの作家さんにこんな事を言うのは失礼なんだけどね。
舞妓はんの表情だけでああこの男性と何かがあったんだな・・・と伝わる。男性の表情は至って
普通で意識していないのに、舞妓はんだけはつらそうで。良かったです。絵柄もわりと好き。

ハートのお仕事」富沢未知果
恋のキューピットである妖精と、妖精に代わるAI妖精の話。ヒロインがふとまゆで可愛かった。

ゾンビのビビ」福島聡
自分以外全員ゾンビになってしまった小島で、校舎の中に入ろうと必死なゾンビの女の子の話。
銅像を重そうに運んだり傘を開いて驚いたりと、一生懸命なビビが可愛かった。最後、池に傘を
浮かべて喜ぶところ、主人公もいっしょになって傘に乗るところも微笑ましくて良かったな。

円楼暮らし」サカノ景子
引っ込み思案な妹がおつかいに行き、人々と交流して少し成長する話。とにかく絵柄が可愛くて、
夕凛の表情やリアクションが楽しかった。顔を赤らめたり口をあんぐり開けたり泣くのを
こらえたり。可愛かった。作画がきれいで、円楼の見開きページの書き込みもすごかったな。

午前1時の同窓会」松本水星
ホストになった優等生だった友人と再会する話。BL風味で、赤月に怪しい魅力があって良かった。

テイラーとクリスの事件簿」佐々木尚
死体や犯人が怖いけど有能な刑事とその助手の甥が事件を解決する話。一番面白かったかも。
近年アニメを観ていると推理物の皮を被った作品がわりと多いけど、これはしっかりしている。

スター・ドリーマー」三星たま
星の草を盗んだ疲弊した社会人が、罪を償う前に癒やされる話。なぜかバニーガールの格好を
している警察職員が可愛かった。バニーは良い。でも一番好きなのは編み込みの女性刑事さん。
まゆ毛がふとめで、目元もクール。警官の服装も似合っていてカッコ良い。もっと見たかった。

夏の夜」高橋那津子
帰省先で親戚の子と秘密の時間を過ごす話。絵柄はたぶん古い方に分類されると思うけど、
かなり好き。初期冬目景姐さんを思い出した。シチュエーションもおっぱいもエロくて良かった。

預言者カロン」右野マコ
過激派宗教団体の教祖の息子で、預言者である男の子の話。僕は預言者なんて存在しないという
強固な観念がある為、実はただの父親の傀儡なんじゃ?と思いながら読んでいたので、いまいち
入り込めなかったし、正直よくわからなかった。小学生レベルの僕には難しかったかもしれない。

洋裁店の蝶」高江洲弥
洋裁店の店主もさちゃんが、彼女が好意を寄せるお客の月子にワンピースを仕立てる話。百合だ!
こちらも絵柄が良い。長いまつ毛を伏せた時の目の描き方が好き。せつなげな表情も可愛かった。

不利な相手」佐々大河
身長の低い空手選手の話。主人公が好意を寄せる先輩の恋する表情が可愛かった。絵柄も良い。

愛の焦土」吉田真百合
地球を侵略しようとする宇宙人の息子が、地球の花に魅入られる話。タイトルを見ずに読み始め、
マスコット的なキャラが可愛い、癒やされると思いながら読んでいたら、すごく怖い話だった。
傷口の断面とかもえぐいし・・・。この雑誌を買った事を後悔した。でも力があるのは感じた。

100人の百子さん」川田大智
同一人物が100人居る日常。僕が描く場合はころころ顔が変わってしまう為、同じ顔を何人も
描くのは逆に大変だなと思った。100人の百子が同時に一人に告白する見開きページは圧巻。

豪烈送球」浜田慶亮
ハンドボール大会決勝戦、最後の59秒の話。動きのある作画がすごくて良かったけど、何かしら
オチにすごいものが待っているんじゃないか、と期待しながら読んでしまったのが失敗したな。

ランランランダ」冨明仁
動物園に暮らすメスチーターのランダと、他のいろんな動物たちの話。動物の作画がすごかった。
手塚治虫作品みたい。手塚治虫さんってあの頃すでに完璧な漫画を描かれていたんだな・・・。

つきの裏側」仁科彰太朗
外に出たくないヒロインが昔同棲していた女性を家に呼んでごはんを作ってもらう話。百合だ!
最後にふたりの関係がわかるのが良いですね。顔をゆがめる月乃と、彼女の名を呼ぶ日和が良い。
最初は月乃をただ怠け者かと思っていたんだけど、かつての恋人の顔が見たかったのだな・・・。

彼らのルナシー」井上きぬ
密かに想いを寄せる同僚の教師のスペンサーが、夜毎外で踊っているのを見つけたアラン。
やっぱり絵柄が最高ですね。スペンサー先生は髪を結んでいる時も下ろしている時も可愛い。
赤らめている顔も、誰にも言わないでとお願いしている表情も良い。507~8Pの表情も美しい。
月明かりがブロンドの髪を暖かく照らし、コマ割りの間も読んでいて心地良い。好きです。
主人公がいきなりヒロインにキスする展開は正直好きじゃないのだけど、これも好みの問題。
最後のページの表情も良かったな。スペンサー先生はいつか踊るのをやめられるだろうか?
それとも、これからはアラン先生といっしょに踊り続けるのだろうか?ふたりの未来に乾杯!

アンダソンちゃん生活史」長沼修
ぴょんぴょんぐもの擬人化?と思ったけど糸を出しているから違うのかな。ハエトリグモ・・・?
僕も蜘蛛が好きなので楽しめた。表情が可愛かったな。最後の砂糖水を喜ぶ表情が一番好き。

緋袴をぬがさないで」佐藤春美
アラサー巫女が小学生時代の同級生と再会し、彼の為に厄払いをする話。今回絵柄が一番好き!
眼鏡っ娘でおでこが少し出ていて・・・可愛い。最後の表情も良かったな。幸せになって欲しい。

琥珀の鳥の夢」丸山薫
義理の父親から虐待を受ける鉱物が好きな少年が、いわくつきの琥珀を手に入れのめり込む話。
子どもが痛めつけられるのは創作であってもつらいので、読んでいて結構しんどかった・・・。
なので最後にエーレが父親を殺してくれて嬉しかった。そして主人公は別の世界へ連れて行かれ、
もしかしたらそれは不幸な事なのかもしれないけど、僕にとってはハッピーエンドだなと思った。

子連れ魔王」嵐田佐和子
人間と結婚した魔王とその息子の赤ちゃんの日常。日本なのかw息子の可愛さにもだえる魔王が
可愛かった。旦那さんは仕事で疲れているとはいえ、ちゃんと奥さんの話を聞いてあげて欲しい。
いやでも僕も100億分の1、いや4兆分の1の確率で結婚したら旦那さんみたいになってしまうかも。

ラークの冒険」大武政夫
少年がとある森の中で猫型の獣人と出会う話。「ヒナまつり」の作者さんなのか!ところどころ
シュールで良かった。ラークがお礼に差し出したカブトムシを叩き落とすシーンが好きだなw

みちのくピンポンステーション」渡邉紗代
とある田舎の駅職員が、構内に卓球台を置いて利用客と触れ合う話。一番読んでほっこりした。
好きな方。ドジっ子なヒロインが魅力的だったな。絵柄が古い方だと思うけどそこが良いと思う。

青い夜」namo
教室から出ようとしたら外で教師たちの情事を目にし、出るに出られなくなったふたりの生徒が
自分たちも身体を重ねる話。この柔らかくて可愛い絵柄でえっちな話を描かれたらたまらないな。
愛が先か性が先か。僕の場合は愛(と呼んでも良いのならば)が先である事が多かったかなぁ。

竜巻狂い」加藤清志
竜巻をカメラに収めるストームチェイサーの話。僕みたいな大した漫画を描けない素人がプロに
意見するのもおこがましいとは思うんだけど、何だかすんなり読めなかった。わかりづらい。
場面とキャラクターの行動と言わせたいセリフとやりたい事の歯車がずれているような違和感。
まぁ僕に向いていないだけだったのかもしれない。僕は漫画を読み慣れている訳でも無いしね。

捨て丸さま」氷堂ジョージ
フラれて汚部屋に帰ってきたOLの元に捨て丸という神が現れて断捨離する話。オチが良かった。

俺が一番愛してる!」八重樫莉子
主人公が大学のマドンナ?的存在に告白する話。ヒロインが可愛く、胸も大きくて良かった。

マリリトルサーモネーター」押岡大和
肌に触れる摂氏温度によって肉体年齢が変わる妹の話。老婆の状態から幼児に戻る様子を見て、
おばあちゃんが自分も水風呂に入って「それは無理じゃ~」とツッコまれたコマが面白かった。
妹が可愛く、まゆ毛が太かったので良かった。成長した時に胸が大きくなるのも良かった。


以上。30作品分でした。正直しんどかったのでもう雑誌は読まないと思う・・・。それではまた。
20191116_ハルタオルタ店舗特典
井上きぬ先生が描かれた店舗特典も手に入れました。しかも4月のカレンダーだった!嬉しい!

Web拍手