はいこんばんはRM307です。今週は読書回、今回は志村貴子先生の「青い花」8巻の感想です。
最終巻!2017年から読み始めたこの作品とも今回でお別れ。寂しいなぁ。もっと読みたかった。
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青い花(8)(完) (Fx COMICS)
志村貴子
太田出版
2013-09-12


【主な登場人物とその関係】
あーちゃん(進級して落ち着いてきた主人公、幼なじみのふみと付き合う事になったが悩む)
ふみちゃん(あーちゃんの幼なじみ。何度かの失恋の後、初恋だったあーちゃんと付き合う)
井汲さん(あーちゃんの友人。杉本先輩に片想いしていた。幼い頃は康ちゃんが大好きだった)
康ちゃん(井汲さんの許嫁。井汲さんの事を真剣に想っている)
杉本先輩(ふみの先輩。学校の王子様的な存在だった。卒業してイギリスに留学中)
山科先生(あーちゃんたちの学校の先生。家族を説得して大野さんの姉と同棲する)

相変わらず感想部分が少なくて本編の説明や引用が多いんだけど、好きなところを紹介したい
と思うとどうしてもこうなっちゃう・・・。本当に感想文が下手だなぁ・・・。まったく成長しない・・・。


まず松岡女子トリオのエピソード。中学の演劇部時代、三年生が卒業して仲の悪かった二年生と
衝突し全員で部活を辞める。なるほど、僕は帰宅部だったからまったく経験が無かったけど、
こういう事ってあるんだなぁ。漫画のネタの為にも何か部活に入るべきだったかもな・・・。
そんな彼女たちも高校では良い後輩を持てて良かったな。演劇コンクールでも成功して良かった!

7巻で、ふみちゃんに「あーちゃんのしたい事をしたい」と言われてしたい事が出てこなかった
あーちゃん。ふみちゃんと居るのが楽しい事ばかりじゃなくなってきて、この関係が心配だった。
あーちゃんはふみちゃんに「ふみちゃんの好きとわたしの好きってちゃんといっしょなのかな」
と言う。それに対しふみちゃんは「好きになったのがあーちゃんでよかった」、「あーちゃんと
お別れする日がきたとしても絶望しないで生きていけそう」と答える。でも絶対つらいよね。
もう何回も書いたと思うけど、ずっと仲の良かったこの関係が失われて欲しくないよ・・・。

あーちゃんたちは修学旅行でロンドンへ行く。自分も行きたがるふみちゃんに、あーちゃんは
「ふたりで卒業旅行しよーよ」言う。この時のあーちゃんの笑顔が可愛いなぁ。嬉しすぎて
ぷるぷる震えるふみちゃんも可愛いw「うれしすぎて泣いちゃうかと思った…」のもわかる。
その夜のおしっこが漏れそうになる夢wあーちゃん面白いw夢の中では卒業時と変わっていない
杉本先輩の容姿が嬉しい。やっぱり杉本先輩はこの王子様的なスタイルが良いよ・・・魅力的。

そんな杉本先輩とイギリスで再会する。髪がめちゃくちゃ伸びて女性ぽくなっている・・・!
正直ぜんぜん魅力無いです!!!高校時代のショートの方がぜんぜん好きだったなぁ・・・。
井汲さんはどうだろう?と思ったけど、もう杉本先輩の事からはすっかり立ち直っているみたい。
良かった。というか、卒業したら康ちゃんと結婚するらしい!そうなんだ!めっちゃ嬉しいな!
7巻のつないだ手、そこから希望を見出したかったけど、まさかこんなに早く結ばれるとは!
康ちゃん良かったね・・・。杉本先輩の言う通り、本当に井汲さんはきれいになったと思う。

「ふみにひどいことしちゃった」と言う杉本先輩に対し、あーちゃんは「わたしいまふみちゃんと
つきあってるんですよ」と言う。驚き「いつから意識しはじめてそうなるに至ったの?」と訊く
杉本先輩に、あーちゃんは「ふみちゃんに告白されて わたしもふみちゃんのこと好きだし
告白されたのなんて生まれてはじめてだし ふみちゃんのこと傷つけたくなかった…」と答える。
自分の中に受け身の気持ちしか無い事へのショックか、涙を浮かべるあーちゃんがせつない。
杉本先輩の質問は誰もが気になるであろうもっともな事で、あーちゃんは初めてそれに答えた。
そこで自分の気持ちをはっきりと自覚してしまう。終盤で持ってくるのが上手いなぁ・・・。
そして帰国したあーちゃんから別れを切り出され、一人になった時に涙を流すふみちゃん・・・。
やっぱりそうなったか・・・。覚悟はしていたけどため息が出て、少し考え込んでしまった。
今回も一冊を数日に分けて読んでいたのだけど、気が重くてしばらく続きを読めなかったな。

推測するに、別れというよりあーちゃんは自分の気持ちを素直にふみちゃんに話したのだと思う。
ふみちゃんから「今まで通りでいよう」と言ったらしいので。周りはその破局を誰も知らない。
破局=お別れじゃなくて良かった。それまで通り友だち関係でいてくれたらまだ救われる。
でも実際そんなにすんなり友だちに戻れるかというときっとそうじゃないよね。難しいと思う。
それでもちゃんと元気になると誓ったふみちゃん。つらいだろうけど、その方が僕も嬉しい。

そして月日は流れ、あーちゃんたちの卒業式。お祝いする大野さんの明るい笑顔が可愛いな。
あーちゃんとふみちゃんが笑顔でやりとりできているのも嬉しい。帰り道、あーちゃんは
ふみちゃんに「あたしのことまだ好き?」と訊く。ふみちゃんは「あーちゃんのことなんて
好きよ」、「ずっと好き……大好き」と泣きながら答える。「~なんて嫌いよ」じゃなくて
「~なんて好き」という言葉の使い方が良いなぁ。本当にあーちゃんの存在は光なんだ・・・。
実はふみちゃんの気持ちに対しては懐疑的な事が多くて、あーちゃんに比べたらそこまで好きな
キャラでは無かったんだけど、終盤も終盤になってやっとふみちゃんを好きになれた気がする。
本当につらい日々だとは思うけど、ずっと希望を捨てないで欲しい、諦めないで欲しいと思った。

その後あーちゃんに異変が訪れる。進学後に見かけたふみちゃんの隣に知らない女の子が居た。
楽しそうなふみちゃんを見て、心の奥が焦げつく。どうかその気持ちが愛でありますように・・・!

そこからまた時は流れ、ラスト杉本先輩。かつて片想いしていた各務先生と姉の幼い娘ちゃんに
「学校の先生だけは好きになっちゃだめよ?」と言う。その冗談の意味をこの姪っ子が知る日は
くるのだろうか・・・w杉本先輩ともこれでお別れかぁ。好きなキャラだったから寂しいな。
彼女がいつか自分の幸せをつかむ日もくるのだろうか。もっと見ていたいキャラだったなぁ。

杉本先輩が帰国したのは井汲さんと康ちゃんの結婚式に出席する為。続々と集まるかつての
友人たち。上田さん大人っぽいなwそういえば上田さん、初登場児から絶対裏があるキャラで
いつか局面を引っかき回す役回りだと不安に思っていたのに、結局何も無い普通の子だったな。
絶クレでいうところのミカエルタイプだった。ちょっと拍子抜けだったかも。でも良かった。

ウェディングドレス姿の井汲さんが幸せそうで本当に良かった。嬉しいなぁ。末永くお幸せに!
ふたりの結婚には井汲さんのお母さんが尽力したという。関係も修復できたのかな、良かった。
大野さんも大人っぽくなっているなー!もうあの頃の元気娘は居ないんだ、と思うと寂しいけど。
大野さんはお姉さんと山科先生に結婚式をあげたいか訊くと、ウェディングドレスは着たいと
返ってきた。大野家は腫れ物に触るような扱いで、山科家も同性愛を否定するような扱いを
受けているところがあるけど、ふたりが理解を得て幸せに暮らし続けてくれたら良いな・・・。
そしていつか結婚式を挙げられたらな。その時は家族みんなが出席してくれたらなお良い。
あと山科先生に片想いしていた新聞部の部長も。素敵な人と出逢って幸せになって欲しいな。
あーちゃんの兄とモギーの付き合いも順調に続いているようで何より。こちらもお幸せに!

そしてあーちゃんとふみちゃんも久しぶりに再会する。いつもと同じような会話で安心した。
以前ふみちゃんと知らない女の子が歩いている様子を見たと告げるあーちゃん。ふみちゃんは
その子の事を楽しそうに話すのだけど、あーちゃんはそれを聞きながら一つの答えに行き着く。
そして「その人の話聞きたくないかも」と言い、ふみちゃんに「ふみちゃんが好き」と伝える!
少し重くなったふみちゃんとの場所は、離れた途端に空洞になり、すぐに嫉妬が埋めたという。
号泣して涙や鼻水でぐちゃぐちゃになるふみちゃんの泣き顔が可愛くて、愛おしくて、ココロから
良かったなぁという気持ちになった。本当に良かったねふみちゃん!!!一人でよく頑張った!
そんなふみちゃんに「ふみちゃんはすぐ泣くんだから」とこぼすあーちゃん。幼い時、高校で
再会した時にもかけてもらった言葉。その言葉が今までの道のり、そしてこれからも光となって
照らし続けていくのが素晴らしい。いつまでもあーちゃんがふみちゃんの光でありますように!
ふたりはお互い一度離れる事が必要だったのだなぁ。時間はかかっても、この結末は嬉しい!

ただ、初めて告白されたあーちゃんは、もしかしたら幼い恋の延長であるのかもしれない。
その気持ちがまた揺らぐ事もあるのかもしれない。あーちゃんは告白を呪いだとも言った。
その呪いが解ける事もあるのだろうか。あるいは純粋な愛に昇華されていくのだろうか。
正直に言うと、ふたりの今後が心配じゃない訳では無い。あーちゃんは初めての恋愛だし、
ふみちゃんも結局のところ恋愛依存的なところがあるし。だけどそれでも、信じたいと思った。

嫉妬を知ったあーちゃんは「人を好きになることがこんなにみにくいことだと知らなかった」
と思う。わかる。僕も同じように嫉妬をして、同じように自分の醜さを自覚してつらかった。
でも自己弁護する訳じゃないけど、そんなに醜いと感じなくても良いよあーちゃん。当然だよ。
好意、愛という光があるならば、嫉妬という影ができても仕方が無いんだ。でも影は影だよ。
これからもふたりの間をたくさんの光で満たして欲しい。ずっと幸せで居てね!おめでとう!

以上、あーちゃんとふみちゃんがお別れしてしまうんじゃないかという不安が常にあったから、
ふたりがいっしょに居られるようになって本当に良かった!悲しい終わりも覚悟していたからね。
大好きなキャラが幸せになる!なんて喜ばしい事だろうか!以前も書いたけど、あの作品の
ふたりにも、こうやってもっと早くいっしょに居られるようになって欲しかったんだ・・・。

二ヶ月に一回だったけど時間をかけて読んでいた作品だったので、キャラに愛着が湧いていて、
これでお別れだと思うととても寂しい・・・。この物語はもうここで終わりなんだよなぁ・・・。
大好きな彼女たちの物語の続きを知る事ができないのが悲しい。みんなとまた逢いたいなぁ。
本当に面白い良い作品でした。また憧れる百合作品が一つ増えてしまった・・・。この作品と
出逢えて本当に良かった!キッカケをくださった方、ありがとうございました!それではまた。

Web拍手

ここからは「百合少女交響曲♪」の展開のネタバレを含むので、知りたくない人はご注意ください。

この作品は百合だけど、男女の恋愛が描かれているのも良かった。百合作品で男性を絡めても
良いんだ!と背中を押された感じ。僕も「百合少女交響曲♪」で描きたいと思っていたので。
ただ百合好きの読者さん方からはすごく抵抗があるだろうなぁ・・・そこをどうするか悩ましい。
まぁどのみちずいぶんと先の話なので、その時がきたら考えよう。続けているかもわからないし。
あと、最終話の舞台が結婚式というのも同じだなwまぁまだ僕の方は描いていないんだけど。