はいこんばんはRM307です。今年から週替りで小説、漫画、映画、料理の感想を書いてきたけど、
土曜日が5週ある月は、残りの1週に何をするか決まっていなかった。何をしようか考えた時に、
そういえば自作品で演劇部を扱っているくせに僕は舞台を観た事が無いな、と気づいたので、
演劇・舞台の動画を観てその感想を書く事にした。しかしDVD化されている舞台はかなり少なく、
レンタルされているタイトルも一通り眺めたけど、どうにも興味を惹かれるものが無かった。
舞台の特性上仕方が無いのかもしれない。しかし諦めずに検索していると、「柿喰う客」という
劇団がYouTubeに舞台の公式動画を投稿している事がわかり、まずはこれを観てみる事にした。

という訳で、今月の演劇感想は劇団柿喰う客によるカフカの「変身」。高校生向けの演目らしい。

掴み?として最初に「山月記」、「羅生門」がグレゴール・ザムザの夢として登場しています。
カフカの「変身」は久しぶりに触れたけど、やっぱり悲しい物語だな・・・ザムザが可哀そう。

幼い頃にアンパンマンのミュージカルを観に行った事はあるけど、演劇を見るのは初めてだった。
最初の印象は、声がよく通る!もしかしたら常識かもしれないけど、マイクって無いんだな!
大きくかつ聴き取りやすい声で、マイクが無くてもしっかりセリフが伝わってきたのがすごい。

そしてめちゃくちゃ動く!指の先までしっかりと、ダンスのように全身を使って表現していて
驚いた。テンポの良いセリフに合わせて常に動いていて、消費カロリーがすごそうだった。
当たり前だけど、身体一つで行動、場面、セリフのニュアンスを伝えるって大変だな・・・!

さらに顔の表情が豊か!遠くの観客にもわかるようにか、とにかく表情が大きく動いていた。
こんなに強く芝居するとは思わなかった。ここまで表情筋を動かすのも大変そうだな・・・。

それと、これまたプロからするとできて当然で、言われるまでも無い話かもしれないけど、
これだけのセリフ量を暗記して誰一人間違える事無く、よどみなく演じるってめちゃくちゃ
すごいな・・・!かなりテンポが速かったので、思い出す時間も無いし、一瞬でも詰まると
破綻してしまう。そんな難しいバランスの中、完璧に息の合った三人の演技が見事だった。

あとこの演目がそうなのか舞台全般がそうなのかわからないけど、客席を向いて演技したり
セリフを言ったりしていた。なるほど、演者の方を向かないんだな。ぜんぜん知らなかった。
他の演目を観てみない事にはわからないけど、そのへんを意識して描かないといけないかもな。

照明も印象的だった。ただ照らすだけじゃなく、こんなに効果的に印象を変えられるのだなぁ。

以上、演劇や舞台に親しんでいる人からすると「何をわざわざ当たり前の事を言っているんだ」
と思われるかもしれないけど、初めて観た人間はとても驚き、面白かったです。それではまた。

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