はいこんばんはRM307です。映画回の今週はマッドハウス制作の「若おかみは小学生!」の感想。
2のひと先生など好きな作者さんからの評判が良かったので、以前から観たいと思っていた。
内容をほとんど忘れてしまったけど、TVシリーズは観た事がある。わりと面白かった記憶が。

【あらすじ】
小学生のおっこは、自動車事故で両親を亡くした。おっこ自身は奇跡的に無傷で助かったが、
ココロに深い傷を負う。その後小さな古い旅館を営む祖母峰子の元で暮らす事になったのだが、
そこには彼女にしか視えない子どもの幽霊、ウリ坊も棲み着いていた。彼は事故からおっこを
救った命の恩人であり、かつて子ども時代の峰子の命を救った恩人でもあった。彼はおっこに、
峰子が営むこの春の屋旅館を手伝って欲しいと願う。若おかみとなったおっこの奮闘が始まる。


テレビ版が(たしか)全編通して明るかった分、劇場版は観る側も痛みを伴うものだったな。
テレビ版には無かったPTSDの発作描写や、家族がいっしょだった時の幸せな回想が悲しかった。
ヒナまつり」でもそうだったんだけど、正直やっぱり子どもがつらい目に遭っている描写は
苦手だなぁ・・・。そんな事を言ったら創作物に触れられなくなるじゃない、と言われたら
そうなんだけど、それでも子どもの幸せが奪われて欲しくないんだよ。それが創作であれ。
でも、たとえば「天空の城ラピュタ」のパズーが大変な思いをしているのは平気なんだよね。
何が違うんだろう。ファンタジーと現代劇の違い、後者をより身近に感じるからなのだろうか。
あるいは何かを得る為に身を削っているのと、一方的に自分をすり減らさないといけない違い?
終盤の失った両親を想って泣いているシーンとか、ただただ苦しい喪失でしか無いもの・・・。
両親はもう居ない、その上いつも近くで励ましてくれていたウリ坊たち幽霊も居(視え)ない。
柱にすがりついて泣くおっこは本当に可哀そうだった・・・。ここが一番悲しいシーンだった。

おっこは両親を亡くしてわりとすぐに旅館で働き始めていたけど、それで良かったのかなぁ。
忙しくしていた方が悲しみも薄れる、という考えはもちろんあると思うけど、事故によって
かなりの見えない負担がかかっていた訳で、それを峰子や周りの人は気づいていたのだろうか。
まぁ結果的におっこは成長し、過去を乗り越える事ができたんだけど、フラッシュバックは
これからもふとしたきっかけで起きるかもしれないし、一度病院を受診した方が良い気がする。
しかしこのへんに良い病院はあるのだろうか・・・?車でショッピングモールで遊びに行った
シーンがあったけど、通院に時間がかかりそうだな。旅館業をやりながらでは難しいかも。
峰子さんもなかなか休めないだろうし、休んだら休んだでおっこも気を遣うだろうし・・・。
そう考えると、おっこの性格だとPTSDを隠しちゃう気がするんだよな・・・難しいな・・・。

そもそも、以前からずっと言いたかったんだけど、春の屋の従業員が少なすぎるよ!三人て!
それでお客さん一人ひとりにあれだけ細やかな心遣いをしていたら、絶対に回らないどころか
従業員に大きな負担を強いる事になるよ・・・実際に現状おっこが駆け回っている状態だし。
これからもこの体制で続けていくつもりなのだろうか。もっと従業員の数を増やして欲しい。
と言ってもなかなか人が集まらないのはわかる。でも、だからといって従業員が苦労するのを
見るのは忍びないので、今後はたくさんの宿泊客を受け入れないようにした方が良いと思う。
峰子さんはお客さんを断るなんて!と思うかもしれないけど、もうその決断が必要な時だよ。
その結果、もし春の屋が立ち行かなくなったら畳もう?どうせ近くに大きな旅館があるんだし、
おっこが苦労するよりその方がずっと良いよ。春の屋じゃないといけない理由があったっけ?
峰子さんももう引退して良いんじゃないかな。そしておっこと病院へ行き受診させてあげよう。
・・・なんて事を言っていると、作品のファンの方にぶっ殺されそうな気もしますが・・・。
でも僕は峰子さんや春の屋より、おっこのココロの傷を癒やす方が大事だと思うので・・・。
まぁその癒やす役割が春の屋にあるのだとしたら、これからも続いていけば良いかなとは思う。

前述の通りおっこが可哀そうでつらかったけど、過去の経験から立ち直れて本当に良かった。
おっこ、良い子すぎるよね・・・。礼儀正しく、受け答えもしっかりしているし、頭も回る。
何よりお客さんにまっすぐ向き合って、真剣に考えて、大切にしている姿勢が尊敬できる。
僕は接客業(というかクレーマー)が大嫌いだから、おっこのようにはなれないな・・・。
おっこなら何をしても、立派な大人になれると思う。これからはずっと幸せでありますように。

あと、グローリー・水嶺さんがすごく良い人でびっくりした。テレビ版ではこんな役回りでは
無かったよね?買い物で、いろんな服に着替えるシーンも好き。ここはおっこも可愛かった。
服装だけじゃなく、料理の作画も良かったな。とても美味しそうだった。僕もプリン食べたい。
他には磨かれた床やガラスに映り込む身体、眼鏡をかけた時にレンズにズレて映る目など、
劇場版はすごいな・・・と思う作画も印象的だった。アニメーションってやっぱり良いですね。


以上、キャラが好きなので、またテレビ版を観返したくなりました。まぁテレビ版はテレビ版で
慣れない仕事に四苦八苦したり叱られたり、問題のあるお客さんの相手をするおっこを観るのが
ちょっとつらいのだけど。よわよわな視聴者ですみません。でも2期は観たい!それではまた。

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