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主に読み返した不死鳥作品や作った料理、他に小説や漫画や同人誌などの感想ブログ。

【Web小説感想】2024年6月30日 絶対加速クレッシェンドNORTH 第一話

こんばんはRM307です。今月からは久しぶりに不死鳥先生の新都社作品、2009年5月にニートノベルへ投稿された「絶対加速クレッシェンドNORTH」を再読します。
レインパッカーの主要メンバーのエピソードが描かれる全3話の小説で、今週はカンジくんシホさんが出逢う第一話「炎熱羊(グレンオーガ)のカンジ」の感想。
この十年で1~2回程度は読み返した覚えがあるけど、まとまった感想は書いてこなかった。

【あらすじ】
知新半島国立公園のパークレンジャーとして働く幼い赤羊の冬目志保(トウメ・シホ)は、ある時奥深くの湖の木の上で、動物の毛皮で作られた粗末な服を纏った野生味あふれる火祭莞爾(ヒマツリ・カンジ)と出逢う。
彼は絶滅危惧種である炎熱羊で、一族は冬目家との契約により匿われていたらしい。シホは不審に思いつつ、だけどどこか憎めないカンジと対話し、彼の語る考えや夢に耳を傾ける。
そして彼は尋ねる。「てめえ、地球は好きか?」

当時まだ三~五話までしか無かった「絶対加速クレッシェンド」・「ZERO」は概ね誰にとってもただの怪作で、僕も「NORTH」を読んでいたものの理解はできず、感想を書き慣れていなかった影響もあり内容に触れたコメントは残せなかった。

絶クレはそのセリフ量からネタにされたり小説で書いた方が良いと言われたりと散々で、コメント欄をごらんいただけるとわかる通り、今作が登録された際も笑われていた。
どこの世界でも特徴的な作風の初心者は嘲笑されがち、そしてそのままフェードアウトしがち。
しかしそこから、世紀の名作である「Q」を描き上げられた不死鳥先生は改めてすごい・・・!

一話はシホさんの視点から始まる。後に「Q」十二話の「カッキーン★」やおまけ漫画で人気を博す彼女だけど、登録当時は何とまだ登場すらしていない!w内容を理解できなくて当然か・・・w
あと4歳ですでに剣の修業を?!6歳で戦闘を?!9歳で国立公園の管理を?!と驚いた記憶がある。
両親と死別した抗争もちんぷんかんぷんだったけど、「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」や「M」の読後だとせつなくなる・・・。

また「父から意思力のイロハを教わり」とあるけど、意思力水無田一族の専売特許じゃなかったっけ。かつ父のコウメイさんは戦闘が苦手で、むしろキノさんが得意だった。いずれもまだ設定が固まっていなかったのかな。
シホさんは年中防寒着でも平気らしく、それと2015年にも絶クレ板に書き込んだけど、赤羊は気温に左右されないみたい。だから各キャラが様々な季節の装いなのね!w
それと身につけているイルカ型のイヤリングは可愛い!失念していた設定だった!

「スゲェ」は後に「Q」二話でも「スゲェ母性」として発しているけど、シホさんの口癖の初期設定だったのかな。以前は僕もまねて書いていたw
過去作でも感じたけどキャラの語り口は口語、特にシホさんはギャルギャルしい印象で、文語にしか触れていなかった当時は斬新に映り、しばらく慣れなかった。
小説を書くとどうしても書き言葉に寄ってしまうものだと思っており、不死鳥先生も漫画や小説をかなり愛読していたのに、強いて言えばケータイ小説に近い印象を受ける。
リア充、陽の者ならまだわかるけど、不死鳥先生は非リア、陰の者なのにふしぎ。そして面白い。

他には地の文の「なんて言う気にはならない夜だったが・・・・・・。」の言い回しやモノローグの「まったくまったく。」、そして不死鳥先生のお得意の好意だと直接記さない「誤解してしまうではないか。志保は思う。」も好き!特に憧れる良い表現だなぁ。
シホさんは最初からカンジくんに惹かれていたんだね!素敵だ。性格は異なるけど、彼の夢や考え、真剣な対話に魅力を感じたのかな。
あるいはもしかしたら、女の子好きなので彼の容姿にも・・・?w

犬のようにシホさんに懐くカンジくんも微笑ましい!そしてシホさんの一歳年下だったか。
冬目家が一族を隠す契約を交わしたと言っているけど、「M」でたしか面識のあったナナセが締結したのかな。カンジくんとも親類だったんだっけ・・・?「M」も再読しないと・・・。
まぁ絶クレが生まれる前のナナセの苗字もヒマツリだったので、血縁者ではあるのだろうな。
フォルテシモ」でおなじみのセリフ(「燃える!燃えるぜ!俺のパァトス!」)だった「パトスが燃え(て)る」も登場し嬉しい。

あと「エニグマ無しじゃ大した事はできない」とも言っているけど、武器ありきの特殊能力って不便だし歪な構造のような。
ラグナロクが炎熱羊を生み出した際に、出力させる・安定させるエニグマとセットでデザインしたのかな。彼の不安定性、不完全性の表れな気がした。

以上幼い頃からブレず、全体の奉仕者として尽くす、地球の守護体系を全うする意志の固いカンジくんがカッコ良く、キュートなボーイミーツガールで、15年前にはわからなかったけど現在は予想を超え楽しめる一話でした。面白かった!それではまた。

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【料理感想】2024年6月29日 めんつゆ

はいこんばんはRM307です。まずはこの一ヶ月で作った料理について。

1月のレンチン卵とじ、4月のにんじんとピーマンのレンチンきんぴら納豆コールスロー、ロースハムを1枚乗せたトーストは変わらずほぼ毎日、そして5月の卵とたまねぎの中華スープも継続し、最近はまたコンソメも購入しオニオンスープを飲み、さらに溶き卵も足し楽しんでいる。
他にはチャーハンやホットケーキも数回作った。

また母が作ってくれる豚キムチ、麻婆豆腐、肉豆腐も週に1~2回ありがたくいただいている。
料理以外では引き続きサラダチキンやおさかなのソーセージを頻繁に食べ、冷凍食品のおかずにはすっかり飽きてしまった。
あとレトルトカレーとハヤシライスにも手が伸びなくなり、今月からは冷凍の焼き飯170gに移った。

それとざるそばやざるうどんも引き続き週に1~2回堪能している。
そしてこれまでの人生では必ず既製品のめんつゆを使っていたのだけど、ふと「宇宙兄弟」で小麦粉からうどんを、しょうゆからつゆを作ったシーンを思い出し、僕にも作れる?と考えた。
そこで今月の料理回は、水としょうゆと新味料とだしの素で作るめんつゆです。料理とは呼べないかなw
レシピは検索して見つけたこちら。なお二人分だったので、材料の量は半分に減らした。


20240629_めんつゆ

完成したものはこちら。深ねぎも切り入れました。撮影が拙く量も少なく見栄えが悪いw
香りは大丈夫そう。肝心の味は・・・うん!美味しい!ちゃんとめんつゆの風味だ!!!
もちろん自作の贔屓目もあるだろうし当然既製品には敵わないけど、味も価格も十分満足!
今後はつゆを切らした際に諦めずに済み、また他の料理にも使えそうなので、これからかなり重宝しそうで良い経験だった!今回は成功!それではまた。

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今月のおまけは、自室で偶然発見したにゃまこ。気持ち良さそうにぐっすりと寝ていました。
20240630_にゃまこ
なまこは海の生物ですがにゃまこは陸生で、特にふとんや畳の上を好みます。可愛いですね。

【Web小説感想】2024年5月31日 魚眠洞とナナミ 8話

こんばんはRM307です。今月も不死鳥先生の過去作品、「魚眠洞とナナミ」の感想の続き。
今回は8話「魚眠洞と深夜特急のエレメンタルブラスト」。今回も12年ぶりの再読で、ついに最終話!

序文1の感想https://rm307.blog.jp/archives/87732559.html
序文2の感想https://rm307.blog.jp/archives/87820910.html
1話の感想https://rm307.blog.jp/archives/87927829.html
2話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88020353.html
4話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88216879.html
5話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88307873.html
6話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88417892.html
7話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88516218.html

【あらすじ】
大学の論文紹介へ出発する直前、またしても突然深夜特急が現れ、魚眠洞を強引に性風俗店へ連れて行ってしまう。
魚眠洞が童貞を喪失すれば自分が消えてしまう、魚眠洞と別れてしまうとショックを受けるナナミだったが、主は抵抗もせず成り行きに任せる。
店内では風俗嬢の森見桜子と出逢う。深夜特急から魚眠洞の人となりを聞かされていたようで、昔のつらい思い出と彼女の京大卒の肩書が彼の学歴コンプレックスと古傷を刺激し、魚眠洞の言動はエスカレートする。
しかしそんな彼を見捨てず、桜子は友だちになろうと申し出る。
結局彼女に触れなかった魚眠洞。だけど、だから、ナナミは消えなかった。

サブタイトルの元ネタは、ポケモンカードゲームのルギアの技名。

昔ねとらじでも仰っていたけど、不死鳥先生は子どもの頃にポケモンカードがお好きでかなり集めていらっしゃったらしい。ただ店名に選ばれた理由はわからなかった。

僕も卒業制作でクラスを代表し全校生徒の前で発表した経験はあるけど、あくまで内容はプレゼンだったし、論文を書き紹介しないといけないだなんて大学生は大変だ・・・。
魚眠洞は青いマフラーを巻いている。不死鳥先生の服装がミナセの元ネタなのか、ミナセが先なのか。
また深夜特急は対になる存在、イザヤが思い浮かぶ。

そして性風俗店へ連行される魚眠洞。そうか、現実の女性と身体を重ねた時、あるいはココロが移った時、ナナミは消えてしまうのか・・・。
でも深夜特急や魚眠洞にとって、脳内彼女にうつつを抜かす今の状況は不健全だと理解している。そして悲しいけど、ナナミも認識している・・・。
しかしそれにしたって、深夜特急への魚眠洞の返答には抵抗を覚えた。
いじめるとか可愛いからとかじゃないだろ!!!いつもそばで献身的に支えてくれた、大切な存在を傷つけるなと叱れ!!!脳内彼女だからって無下にするな!!!

ただ不憫だけど、涙目で大暴れする彼女の様子にはきゅんとした。もしも魚眠洞のそばにいられないなら、僕の元へきて欲しい・・・!!!僕は一生女性と無縁な日々を送るだろうから安心して!w
なんて冗談めかしたけど、何より君が大好きだからね!何十枚FAを描いたと思っているんだ!

魚眠洞の「うおぉ……ブラジャーだぞ深夜。パンティーだぞ深夜」は面白かった。不死鳥先生もなさりそうな反応w
プレイルームに飾られたリトグラフの柚原は誰か覚えていなかったけど、検索したら「イエスタデイをうたって」の陸生の元カノか!どんなキャラでどんなエピソードだったっけ~?!読み返さないと考察は難しいな・・・。

風俗嬢の桜子の髪色はオレンジ。深夜特急のマフラーであり、「絶対加速クレッシェンドQ」で魔界が廃止された後に現世へ渡ったちーちゃんもオレンジ色に染めたらしいけど、不死鳥先生にとって何か意味を持つカラーなのかな。
姓の森見は不死鳥先生のお好きな作家の森見登美彦さんが由来だろう。後に「Q」でもモミジの姓として登場するのでお気に入りだったのかな。
それと桜子の「一度全てを得た後、次の瞬間全てを失った」は、「不死鳥の短編集」3話の高校三年生のエピソードを指していると思う。

魚眠洞に本当の友だちができた時に消える深夜特急。不死鳥先生は現在どうだろうか。
魚眠洞の中二病を煮詰めた存在である彼は、やはり高校時代からの付き合いか。魚眠洞は「アイツが俺を変えてくれると信じた事もあった。でもやっぱ自分で変わらなきゃ駄目なんだ」と言う。
7話でナナミが「役に立つ日が来るかもしれない。だから生かす」と言っていたけど、これは魚眠洞の思考の残滓で、8話時点では一人で立とうとしているようだ。思えば深夜特急には距離を取り、のらりくらりと躱している印象もある。
脳内で生み出した自分の分身である彼女や友人であってもココロに立ち入らせない、彼の孤独が表れているような気がして、また僕も親しい人間関係を築けないので共感も覚えた。
「ですね。自分の頭の中だけで満足しちゃって、何の他者の侵入も無い。
 だから成長が無いっていうのかな。誰も俺なんか相手にしてくれないんだ」
「今は何の取り柄も無くて誰の興味も引かないの」
魚眠洞と桜子のセリフは僕にも当てはまった。初めて読んだ当時はまだ生徒でクラスに友人が多く、深く気に留めなかったけど、現在では見事に魚眠洞と重なる状況に・・・。
とはいえ魅力の塊である不死鳥先生とは異なり、僕の場合は本当に何も持たない人間なのだけど。
また自分だけで満足してはおらず、他者を、特に好きな存在を求める気持ちも抱いたりしているけど、興味を引いたり喜ばれたりする人間でも決して無く、相手に働きかけられない。
不死鳥先生は現在、理解者を得て満ち足りた日々を送れていると良いな・・・。

あと桜子が「誰かの面影を映して作った女の子、男の子」と言ったけど、ふたりは現実のどなたがモデルになっているのだろう?気になる!
それと魚眠洞の「空想旅団」は、検索したところDo As Infinityの同名の楽曲が元ネタだろうか。あるいは「HUNTER×HUNTER」の幻影旅団をもじっていたり・・・?

終盤では深夜特急やナナミや桜子への怒りが沸き、思いの丈をぶちまける魚眠洞。以前は感謝を述べ救いだと思うくらい救われていたナナミに対しても、「虚構の女。何の体臭も無い。その言葉は嘘だらけ。」と強い言葉で否定し、せつなくなってしまった。
矜持と拒絶と信条と。でも意味は恐らくわかると思うのだけど、ラストにかけフックを感じられず、つるっと読んだだけで正直楽しめなかった。僕の理解力の乏しさゆえだろうけど・・・。
依存を絶とう、一人で立とうとする魚眠洞、だけど彼女への未練も覗くようで、良いラストなのだろう。けれどやっぱり、ナナミとの物語を読みたかったなぁ・・・。どうしても最後にないがしろにされてしまったようで寂しかった。

その後魚眠洞は、桜子との関係が進展したのだろうか。そして深夜特急、ナナミのその後は。もし続きが書かれたら、どのような物語と結末になっていたのだろう・・・興味は尽きない。
現在の不死鳥先生が書かれたら、内容や雰囲気がかけ離れた別作品となってしまうのだろう。当時の不死鳥先生、魚眠洞に書いてもらいたかった・・・。
と言いつつ何だかんだで今からでも知りたいので、いつかお帰りくださったらぜひお教えください!!!よろしくお願いいたします!!!

以上、昨年8月から感想を書いてきた今作も今回で終了!ナナミが可愛くいじらしく、会話が愉快でせつなくて、記憶以上に楽しめる、予想以上に感想が生まれる面白い作品でした。
毎回書いているけど、やっぱり不死鳥作品は素晴らしい!再読でき良かった!それではまた。

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【料理感想】2024年5月30日 卵とたまねぎの中華スープ

はいこんばんはRM307です。まずはこの一ヶ月で作った料理について。

1月のレンチン卵とじ、ロースハムを1枚乗せたトースト、納豆コールスローは相変わらずほぼ毎日。ただ最近はきゃべつの価格が高騰し、特売で買えなかった際は諦めてレタスにアイランドドレッシングをかけている。
また4月のにんじんとピーマンのレンチンきんぴらも、少量だけど毎日食べている。

それとこれまではかけそばを食べる機会が多かったけど、飽きてきたので今月からはざるそばを週2で作っている。
我が家では母がうどん派で、かつそばはうどんよりも高く子どもの頃は滅多に食べられなかったのだけど、久しぶりに堪能でき嬉しかった!
昨年までは冷やし中華をよく購入したけど、今年の夏はざるそば、ざるうどんに舌鼓を打つかも?

他にはチャーハンやホットケーキも1回作った。
あと週に2回は母が作ってくれた豚キムチや肉豆腐をもらい、料理以外では引き続きサラダチキンや魚肉ソーセージでもたんぱく質を摂取している。
前者はハーブ味が美味しく、後者は健康の為にリサーラも試したのだけど、結局おさかなのソーセージが一番好きだったw


それと先月まではコンソメ卵スープを定期的に作ったけど、今月は近所の方からたまねぎをもらい喜び、四年ぶりにオニオンスープを作ったら非常に楽しめた!ありがとうございました!
以降は自ら買い毎日飲んでいたのだけど、今週はうっかりコンソメを切らしてしまった。
だけど見切り品の傷んだたまねぎを早く消費したいし、汁物も飲みたい・・・と思案していたら、二年前に購入したものの使用頻度が低く、未だにたくさん余らせてしまっている鶏ガラスープの素の存在に思い至った。

なので今月の料理回は、卵とたまねぎの中華スープです。検索で見つけたレシピ。

しかし鶏ガラスープでは、2022年6月に作りいまいちな味だった限界溶き卵スープの苦い思い出が蘇る・・・果たして僕に美味しく作れるだろうか・・・。

20240530_卵と玉ねぎの中華スープ

完成したものはこちら。水溶き片栗粉は恐らく七年ぶりに用い、料理人みたいで何だか胸が躍った。
さて味は・・・うん!これはたしかに中華な風味!鶏ガラスープの素の量は前回の半分なのにちゃんと味がついており、片栗粉によりとろみもつき楽しい!卵とたまねぎも甘くて美味しい!
では当時の失敗は、勝手にもやしを入れアレンジした自業自得だったのかも・・・?!すみませんでした!!!
この味なら今後は楽しめるかも!思い切って再挑戦して良かった!今回は成功!それではまた。

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今月のおまけは、今年も庭に咲いた百合の花。昨年掲載した写真とは別で、今年撮りましたのでw
20240524_百合
きれいですねぇ。そして好きな相手へ贈ってみたいと思った。そんな人生を送ってみたかった・・・。

【料理感想】2024年4月30日 にんじんとピーマンのレンチンきんぴら

はいこんばんはRM307です。まずはこの一ヶ月で作った料理について。

1月のレンチン卵とじを相変わらずほぼ毎日、先月から引き続き薄口しょうゆで作っていたけど、濃口しょうゆを15ccから10ccへ減らし、代わりにみりんを5cc増やすと、ちょうど良い美味しさになった!ただ薄口でもたまに作っている。
こちらも毎日食べていたサンドイッチは、トーストにロースハムを1枚乗せただけのシンプルなメニューに落ち着いた。たまに食パンを焼かずに食べてみたり。

それと毎晩のアイランドドレッシングをかけたきゃべつのサラダに飽きてきたので、しばらく遠ざかっていた納豆コールスローに久しぶりに帰ってきた。今のところは毎日楽しめています。
あとはコロッケそばやうどん、チャーハン、コンソメ卵スープも時々。2月のレンチンハムたま飯も1回作った。

料理以外では、身体がたんぱく質を欲した時に魚肉ソーセージやサラダチキンも食べた。
他には母の炒め物や肉豆腐も週に1回と、久しぶりに肉じゃがも作っていたので喜んで分けてもらった。
また5日には今年も大好物のハッシュドビーフをお願いし、翌々日まで堪能した!

たんぱく質以外だと、きゃべつやレタスのサラダとトマトは毎日食べているものの、それ以外の野菜をあまり摂れていなかったかもしれない。
そこで今月の料理回は、不足しているようだった栄養素を補う、にんじんとピーマンのレンチンきんぴらです。検索して発見したメニュー。

ピーマンは数年前まで毎日食べていたけど、ここ数年は遠ざかっており、にんじんも普段食べる機会が少なかったので。またどうしても食事が億劫な為、簡単に用意できるレンチンレシピで。
いりごまは、まぁ無くても変わらないかなと思い入れなかった。余らせそうだし・・・。

20240430_にんじんとピーマンのレンチンきんぴら

完成したものはこちら。ちょうど桜柄のお皿に盛りつけ、季節にぴったりw
肝心の味は・・・うん、にんじんの甘みとごま油の風味が合い、そこへ少しだけピーマンの苦みが良いアクセントとして加わる!美味しい!
実は幼い頃から、にんじんは残さないものの好んではいなかったのだけど、煮物などよりも食べやすくて嬉しかった。調味料やごま油のおかげかな?
ピーマンも久しぶりに食べたけどやっぱり好きだなぁ。少しずつでも、これからはまた日々摂取したい。
ちなみ母にも食べてもらいたかったけど、野菜、特にピーマンが苦手らしいので勧めませんでしたw
だけど今回も成功!それではまた。

Web拍手

今月のおまけは、僕のふとんの上で熟睡する猫♂12歳。面白いかたちになっております。
20240430_ふとんの上で眠る猫♂
今でもずっと甘えっ子で赤ちゃんなイメージが抜けないけど、来月でもう13歳に。
おじいちゃんだし最近は嘔吐も増え心配だけど、いつまでも元気でいて欲しいと強く強く願う。

【Web小説感想】2024年4月29日 魚眠洞とナナミ 7話

はいこんばんはRM307です。今月も不死鳥先生の過去作品、「魚眠洞とナナミ」の感想の続き。
今回は7話「魚眠洞とナナミのインフルエンザ」。6話まではたまに読み返していたけど、深夜特急の辛辣さや悲しむナナミがせつなく7話以降を避けていたので、実は12年ぶりの再読かも?

序文1の感想https://rm307.blog.jp/archives/87732559.html
序文2の感想https://rm307.blog.jp/archives/87820910.html
1話の感想https://rm307.blog.jp/archives/87927829.html
2話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88020353.html
4話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88216879.html
5話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88307873.html
6話の感想https://rm307.blog.jp/archives/88417892.html

【あらすじ】
インフルエンザに罹患した魚眠洞は、タミフルの服用もあり実家へ帰省する。ナナミは魚眠洞の母に存在を認識されず悲しみつつも、彼に寄り添い暖かく看病を行う。
しかしそこへ、封じられていたはずの魚眠洞の魂の一部である深夜特急が現れる。
彼はナナミを否定し、魚眠洞を駄目にする根源だと唾棄する。自身から生まれた存在と言葉でもある為、魚眠洞は彼女を慰められない、何もできない。
だけど苦痛に顔を歪めながらも、嗚咽を漏らしながらも、ナナミは魚眠洞の為に、魚眠洞の幸せの為に立ち上がる。
そしてその間も、その後も、涙は流れ続ける。

看護師なナナミが可愛い!僕も2012年にFAを描いたけど、ぜんぜん魅力を表現できていないw
fa20120506
いつか機会があればリベンジしたいなぁ。可能なら漫画化したいのだけど・・・。
でも魚眠洞はナースコスに食指が動かないだなんて、もったいないぞ!!!僕なら写真と動画に収めまくりたい!!!
でも首を斜めにし、その行為に触れたナナミには魚眠洞も興奮を覚えた・・・かと思いきや、熱が上がった気がした理由は煮えたぎる怒りや焦燥に類する感情だろうか。

魚眠洞と同じく、ひどい人間性の僕なんかの血を引くと子どもが不憫なので、中学生の時に絶対に子孫は残さないと決めた。
また作るよりもすでに生まれてきて保護者の居ない孤児を救いたい、養子に迎えたいと考えていたので。
まぁ結局子どもどころか結婚もできず、恋人関係すら築けない残念な大人になったので、まったく心配は要らなかったのだけど・・・w

ネガティヴに陥る魚眠洞の隣で、三つ指をつき魚眠洞のお母さんにあいさつをし、無視をされ号泣するナナミも愛おしい!w可哀そうだけど、淡々とした「ナナミは魚眠洞に抱きついて数十リットルの涙を撒き散らした。」の一文は面白く、不死鳥先生の文章の好きなシュールさw
あとは「まあ、そういうアレなのだろう。」のようにぼかした表現も不死鳥先生らしくて良いなぁ。

涙を振りまきながら健気な様子もキュートで、頬を紅潮させながら「あーん」をしてあげようとする様子も最高!!!大好き!!!羨ましい!!!
再読する前から、よくアニメなどで想い人から看病される描写を観ては妄想をふくらませており、ちょうど今朝も考えていたのでタイムリーだったw憧れるシチュエーション・・・。

しかし宿敵の深夜特急が登場。魚眠洞以前の不死鳥先生のハンドルネームだけど、性質は異なる。
ナナミにショックを与える言葉の凶器は鋭く、僕も消えて欲しいと恨んでしまった。
けれど序文2で「ナナミ、お前に付き合ってるばっかりじゃ俺は駄目になっちまう気がするんだ……」と書かれていたように、魚眠洞もちゃんと自覚していたし、それは当然ナナミにも伝わっている。せつない・・・。
当時彼女の大ファンだった身としては堪え、冒頭でも触れたように、読み返せなかった原因でもあった。

自分の分身からの慰めを受け、ずぶずぶと居心地の良い沼に浸り続ける堕落への危機感。
かつ恋人、理解者、いつだって隣に居てくれる、暖かく包み込んでくれる、すべてを肯定してくれる存在。魚眠洞が求めた愛は、だけど他者でないと無意味、空虚だった。たぶん。
13年前にはつばき先生が「不死鳥先生は現実で頑張っていらっしゃると思うけど、他者からの承認が欲しいんですね」(うろ覚え)と仰っていたけど、やっぱり現実や他者の力は大きい。

自愛やアドラー的な考え方では自分で自分を愛する、満たす、他者に求めない、期待しない姿勢が必要だと説かれるけど、やっぱり他者から受け入れてもらえる幸せは何物にも勝る。たった一人で構わない、相手から慈しまれたい、大切に扱われたいと思う。
まぁ僕の場合は幼い欲求かもしれないけど、不死鳥先生の場合は自分を甘やかしたくない立派な意志を感じる。尊敬!

また他作品では心身ともに強い彼女が、たやすく倒される描写も悲しかった。実際は深夜特急を軽くひねるくらい圧倒的な能力を有しているんだぞ!!!と熱弁したくなる。
それでも、倒されても否定されても下を向かずに立ち上がる、やっぱりどの作品のナナミも素敵だ!!!
ラストの慟哭もつらいけど、いじらしい・・・これほどの苦しみを知ったからこそ、彼女が救われたり役目を果たして消えたりする幸せな結末までを読みたかったなぁ・・・不死鳥先生め・・・!!!

それとナナミの「作家says社会性」には元ネタがあるのだろうか。調べても見つけられなかった。
深夜特急の「やっぱ花の孤男だ!害悪細菌孤男だ!」はリズムが良く、12年前に朗読ねとらじを行った際は読んでいて楽しかった覚えがある。
他にも、「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」の歌詞になぞらえたセリフも好き。

深夜特急の「お嬢さん」に対するナナミの「名前で呼んでって言ってるでしょ!」も気になった。勝手に名前で呼ばないでと怒るヒロインは多いけど、逆は珍しく面白い。
絶対加速クレッシェンドQ」四話のちーちゃんや「雲林院水徒シリーズ」でも見られたように、不死鳥キャラが存在理由や存在価値を自身の名前と結びつけているから、とか・・・?
考察が足りていないけど、これまで気に留めていなかった記述で、考えられて楽しかった。

今作の内容は忘れていたけど、深夜特急は登場だけで「これは不死鳥先生の内部の中二成分を煮詰めた存在だな」と気づけたので、これまで読み重ねてきた甲斐があったかも?
だけどナナミのセリフは「魚眠洞の役に立つ日が来るかもしれない。だから生かす」、「唯一の武器」で、中二病を必要とするかのようで引っかかった。
前作の「農ネーム」ではすでに利他主義や「中二病は人を殺す」というフレーズが登場し、後の「Q」では「中二病からの脱却」がテーマなので、間に位置する今作の思考としてはふしぎな感じ。
不死鳥先生の中で揺らいでいたのか、あるいはナナミだけが持つ独立した意思だったのか・・・?

以上、今回もまともな結論を出せず感想自体も拙いですが、再読でき良かったです。それではまた。

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プロフィール

RM307

新都社でFAや漫画を描いたり読んだりしています。
このブログでは読んだ作品、作った料理の感想を掲載しています。
2016~2021年は毎週更新、2022年以降は基本的には月2回更新です。
新都社以外で何か触れた作品があった場合は、その都度投稿するかもしれません。

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