はいこんばんはRM307です。今週は「絶対加速クレッシェンドQ」の第十話「レプタイルの
諸事情
」の感想。サニーサイドアップが戦う事になる政府特務組織レプタイル視点から始まる。

【あらすじ】
サニーサイドアップの戦力を分析しているレプタイルの隊員たちの元に、魔界を司る神である
ラグナロクの分身体が現れる。彼はミナセに試練を与える為、隊員たちにチート道具を授ける。
ムクはサニーサイドアップの写真の中から、ずっと探していたナナミの姿を見つけて歓喜する。
チヨジは戦いの前にミナセから自分への気持ちを聞き、彼にずっと待つ事を伝える。戦闘当日、
ナナミは殺しを良しとしていたかつての自分を、我っちゃんを認める。そして戦いが始まった。

ライマくんとムッくん以外のレプタイルの隊員たちが登場。サセ子には「その名前はまずいw」
とコメントか書き込みがあったな。僕は馴染みの無い単語だったのでそのまま受け入れていた。
サセ子が当時更新されていた新都社作品を読んでいて懐かしかったw裏サイトも登場しているw
ライマくんは本当にイケメンですね!フミキさんの次にカッコ良い。少年漫画の主人公タイプ。
隊員たちにさらっと混じっているラグナロクのコマは良いな。8ページ目もカッコ良くて好き。

ラグナロクが持ってきたチートアイテムの仙草、使うと5時間以内に死ぬのはめっちゃシビア!
でも自分の能力に限界を感じていた浜中は、あっさりと自分が使う事を決める。そんなに簡単に
自分が死ぬ選択をして良いの?!と当時は驚いたな。この作品では死が妙に軽い場面が多い。
以前絶クレスレかオン会でも話題になっていたけど。不死鳥先生独特の描き方でもあるし、
小説「フォルテシモ」と違い今作では無境界の人として蘇られる可能性もあるからなのかな。

そしてナナミをついに見つけ出したムッくんを始めとして、この話のキャラの表情は良いなぁ。
特にチヨジと深い関係を築くのが怖かったと言ったミナセ、待つと答えたちーちゃんの表情!
ちーちゃんは本当に可愛い・・・。僕もFAでこの可愛さを出せるようにならないとなぁ・・・
ふたりの対話は大好きな名シーン。最後のそっと寄り添う後ろ姿もせつないほど美しい・・・。
ミナセの言った「大体、こう言えば良いんじゃないかっていう候補はあるんだけど・・・」、
五話でもそうだったけど、不死鳥先生は直接「君が好き」や「愛している」と言わさずに、
遠回しに好意を表現するセリフがお上手だなぁ。とても素敵だ。そんな中で直接好きだと伝えて
くれるちーちゃんのような存在も、また特別で良いんですよ!わかりますかこのときめきが?!
まぁこのブログは0アクセス数の時が多いから、誰にも伝わらないだろうけど・・・せつない。
ミナセがつけた「千代路」の意味もここで明かされる。僕も娘にこの名前をつけたいよ・・・!
当時はふたりが生き延びられますようにと願っていたな。ふたりで幸せになって欲しかった。

戦闘直前、サニーサイドアップの45人も多いなぁと思ったけど、レプタイルは108人!多勢!
九話で八雲が「先に残り隊員が半分以下になった方が負け」と言っていたけど、最初から倍の
人数だなんてサニーサイドアップが不利すぎる・・・!ハンデを与えて欲しかったなぁ・・・。
ハンデどころか逆にラグナロクがレプタイルに肩入れする始末だし・・・厳しすぎる戦いだ。
でも初見時はキャラが死にまくる不死鳥作品の傾向を知らなかったので、ちーちゃんの事は心配
していたけど、他のキャラに関してはそこまで悲観的にはなっていなかったかもしれないな。

「殺しを良しとする自分と仲良くしても、昔に戻った訳では無く、一回転して新しい自分に
なった」というナナミの言葉はなるほど。同じところを行ったり来たりしているのでは無い、
螺旋階段のように上へ進みつつあるという事でもあるよね。自分で導き出したナナミはすごい。

22ページの一枚絵はカッコ良い。23ページのミズエさんのセリフも哀愁が漂っていて良い。
つくづく赤羊は悲しい生き物だな・・・。だからこそ今後チヨジの働きが活きてくるのだけど。

以上、こうして読んでいると、1話として無駄な話が無く、意味のある対話や交流を積み重ねて
キャラクターが一歩一歩成長しているのがよくわかる。不死鳥先生はすごいな!それではまた。

Web拍手