はいこんばんはRM307です。今週は「絶対加速クレッシェンドQ」の第十二話「託し託され
前編の感想。絶クレには珍しく短いタイトル。ちなみにここからはどんどん長くなっていくw

【あらすじ】
レプタイルとの戦いから八年。ミズエの指示でひきこもって勉強をしていたミナセは今日から
隊の一員となる。レインパッカーとの戦いに勝利し暁国代表となったサニーサイドアップだが、
ミズエの姿は無い。彼女は死んだ――フユヒコの口から、レインパッカーとの戦いが語られる。

八年ぶりの再会なのにあっさりしているのが絶クレらしいwユアイも2話以来の登場。可愛い!
ミズエさんがすでに死んでいたのは当時悲しかった。最期にミナセと会えなかったのが・・・。
今回はシホさんの独壇場。サニーサイドアップの面々はただセリフに圧倒されるだけかもw
バトル展開など、しばらく普通の少年漫画らしい話が続いていたけど、一気に長文祭りに戻る。

世界と関わらない事で世界を否定しているという鵺。ココロの中の聖域は人と関わらない限り
純粋なまま、否定されるのが怖い、ユアイとずっと「子どもの遊び」をしていれば幸せなど、
他人に晒すのが恥ずかしいような弱さを口にするのが面白い。キャラのセリフ=不死鳥先生の
言いたい事、では必ずしも無いとは思うけど、これって漫画でもなかなかできない事じゃない?
ストレートに描けるのってすごい気がする。僕も照れがあるけど、見習わないといけないなぁ。

ナナミと対峙するシホさんは良い表情をするなぁw「ほほう?」からの長ゼリフは、十年前に
新都社編集部の「新都社のキャラの名言あげてけ」スレに書き込んだ事がある。大変だったなw

「農」を志して「野生」への憧れがある、頭じゃなく身体で考えるレインパッカーの面々は、
当時の不死鳥先生の考えとシンクロしていたのかも。不死鳥先生が目指していたリア充の姿で。
ここでは現実の一般的なリア充像とは違った意味を持つ。僕も上手く定義はできないのだけど、
だいたいはシホさんが言っている事そのままの姿が当てはまるんじゃないかなと思っている。

悩みはウェイトだという考え方も。「自ら荷物を増やして足の遅い自分に絶望するフリして、
その実、自分に酔ってる精神Mの道楽者のなんと多い事か!」というセリフが好きだったな。
読みながら「僕も似たようなものだな・・・」と自戒していた事を覚えている。この九年で
できるだけ荷物を下ろそうとしていたのだけど、結局また自分から背負っていて駄目だ・・・。
悩まないでいる事って難しいですよね。悩んでいても何も変わらないとはよく言われるけど、
考えていないと何も保証の無いところに突然放り込まれた時に恐怖を感じる事になりそうで、
慣れさせておきたいし、自分や世界を疎かにしているような感覚もあり、思考を止められない。
このへん、リア充の人はまず行動ができるのだろうな・・・すごいな・・・僕は怖いよ・・・。

「愛情なんてウェイトはとても正気じゃ乗せられない」は森博嗣作品からの引用で、ブログなど
にも書かれていたフレーズ。僕も気に入っていて、今でもTwitterなどに書いたりするけど。
『「勝ち」を・・・「優性」を求めていけよ・・・!』というフレーズもすごくカッコ良くて、
「悩みはウェイトだ!」からのセリフも今でもしっかり覚えているくらい好き。シホさん素敵!
そして彼らもまた「戦いを無くす事」を目指して戦っているのが嬉しい。想いは同じなんだね。

以上、僕は頭が悪く、怒涛の長ゼリフを考察できないので短めの感想となってしまったけど、
最後のページのシホさんが良すぎて、にやにやしたりしました。面白かった!それではまた。

Web拍手