はいこんばんはRM307です。今週は「絶対加速クレッシェンドQ」の閑話1「懲りない二人」、
閑話2「ナナミの改名」の感想。いずれも短い話だし同時更新されたので、2話分まとめて。

【「懲りない二人」あらすじ】
ナナミラグナロクの面接会場へ向かう為、死者の道を歩いていた。その途中で彼女と話そうと
待っていたチヨジと再会する。チヨジはオシリスが始めた、無境界の人としての働きが評価され
試験に受かったら、現世で暮らせるようになるプログラムの存在を教える。ふたりは大好きな
ミナセと再会する為に、このプログラムを受験する事にした。恋敵、でも親友なふたりだった。

読み返すまで内容をすっかり忘れていた為、ナナミとちーちゃんが再会して久しぶりにふたりの
会話を読めてめちゃくちゃ嬉しかったー!2ページ6コマ目の生き生きとしたちーちゃんの表情!
とても良いなー!悔しがりつつも嫉妬はしていない、清々しい性格が本当に素敵だなぁ・・・。

現世人再評価プログラム」、無境界の人としての目線でと書かれているけど、現世について
具体的にどのようなレポートを書くのだろう?でも、ミナセとまた再会できる可能性があるのは
とても嬉しい。ちーちゃんも、ナナミと結ばれてなおミナセの事を想い続けるのが良い・・・。

そして3ページ目のセリフの後から、ふたりともお互いを愛称で呼ばなくなった事に気づいた!
相手を一人の大人として、ライバルとして認めて尊重するようになったという事なのかな。

4ページ2コマ目のナナミのセリフは、ちーちゃんがラグナロクの面接で答えた事と同じだなぁ。
性格が違うように見えて同じところもあるふたりが愛おしい。ナナミが照れるのも良いなぁ。
百合を感じてしまう。ちーちゃんの言うように僕も好き・・・もちろんちーちゃんも大好き!
「もっともっと、色んな事話そうね?ね?ナナミ」というセリフではじーんとしてしまった。
ふたりがこれからも定期的にお話しできると良いなぁ。そしてその様子をもっと読みたかった!
大好きなふたりだったので、この話を読めて本当に良かった!ふたりとも本当にお疲れさま!

あとナナミの「今は君が危なっかしそうに見えるよ」というセリフは補話につながるのかな?

【「ナナミの改名」あらすじ】
無境界の人の選抜面接に合格したナナミの元に、フミキがやってくる。フミキはナナミに、
考えたナナミの新しい漢字の名前を渡す。絶が生前ムスイと飲んでいた時に、ミナセの為に彼が
遺したものを知り対抗意識が芽生えたようだった。その話を聞いてナナミの右目の傷が癒える。
負の執着から生の執着へ。フミキはナナミに、ふたりで支え合い生きていこうと優しく言った。

冒頭、ナナミが読んでいる「創る技術」の著者の森野練無を調べたら、雪国大学の教授だった。
最終話に登場するキャラだけど、何か意味があったのかな?読み返してから改めて考えよう。

フミキさんはやっぱりこの作品一の超絶イケメンだな・・・もしこの漫画が人気作品だったら、
女性ファンからは大量のFAやFCやFN、バレンタインデーにはチョコが贈られただろう・・・。

ムスイも好きなので、また出番があって嬉しかった!しかも絶さんと飲むなんてレアすぎるw
ホント何を思ったか、だねw絶対に絶の嫌いなタイプなのに、よくムスイと飲む事にしたなぁw
彼にいらだち声を荒げてはいるけど、そんなやりとりも微笑ましく、不器用な姿も好ましい。
絶に「俺の事好きなのもよく知ってるからな?」と臆面もなく言えるムスイは本当にすごいなw
ミナセがナナミと結ばれた時のムスイの反応も知りたかったな。生きていて欲しかったなぁ。

十九話で家族の温かさに感動したけど、絶の「そんなモノに縛られなくても、俺らは強くなれた
じゃねェか」というセリフも好き。それまでの孤独とストイックさを感じられてとても良い。
彼もまた、親の愛情とは無縁に生きてきたのだろうな・・・。多少経験していれば、ナナミへの
接し方も違ったものになっていたかもしれない。でも、ナナミに与えた一太刀も、絶にとっては
大事なモノだったとわかる。そこまで想っていたのなら、もっと態度に出して欲しかったよ~!
本当に不器用だなぁ・・・。まぁそういうキャラじゃないという事はよくわかるけどね・・・。

フミキさんの「捨ててから今日までの分の誕生日プレゼントだ」というセリフもすごく良く、
決めゴマで使っても良いくらいなのだけど、さらっと話して途中で言葉が切れ、泣くナナミに
つなげる演出も好き。泣いているナナミの表情もとても良いなぁ・・・口元が可愛い・・・。
フミキさんの「小匙一杯の確かな愛があれば・・・それで十分だったんだな・・・?」という
セリフも泣けた。ナナミがこれまで求めていた愛情を、ついに得られたのだな・・・と思って。
絶もナナミの事をちゃんと大切に想っていたんだね、それがわかって本当に良かったね・・・。
この「小匙一杯の~」は気に入っているフレーズで、よくまね(改変)して使っていました。

フミキさんの「たくさん、たくさん、色んな事を話そうな?」というセリフでも泣きそうに
なった。支え合おう、ふたりで生きていこうという優しくて力強い言葉もとても嬉しかった。
めちゃくちゃ温かい・・・。十九話ではミナセが、そしてナナミが家族の愛を知る事ができた。
本当に嬉しい!ナナミは今まで悩んだりつらい思いをしたりして頑張ってきた分、これからは
フミキさんとたくさん話せると良いね、埋め合わせをできると良いね・・・本当に良かった!

僕は今まで、悩んでいた頃のナナミが大好きだった事もあり、鬼太郎カットのナナミのFAばかり
描いていたのだけど、これからは傷が癒えたナナミの姿もちゃんと描いてあげたいなと思った。

閑話1のちーちゃんのセリフもそうだけど、僕は「話そうね」という言葉にかなり弱いみたい。
たぶん昔大好きだったひとに何度かそう言ってもらえたのが嬉しく、幸せだったからだろうな。
また言ってもらいたい・・・そしてたくさんお話ししたい・・・。まぁ叶わないし諦めるけど。

あとフミキさんが「まだ気持ちの整理ができていない」と言っていたけど、何に対してだろう?
ナナミ?それとも他に何かあるのだろうか。頭が悪いので読み取れませんでした。すみません。

読み終わって気づいたのだけど、2010年1月28日の不死鳥先生のねとらじで「絶クレのラストは
フミキさんが締める」と仰っていたのはこの話の事だったのか!!!恐らく元々のエピローグ、
あるいは補話がこの話になる予定だったんだ。なるほどなぁ・・・まったく気づかなかった。

以上、連載中に読んだ時以上に感動しました。絶クレってこんなに優しい物語だったのだなぁ。
作画も良かったな。画面が暖かい鉛筆の線で埋められているところも読んでいて心地良かった。
さて、来月はついに最終話と補話を読み返します。もう終わってしまう・・・。それではまた。

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