はいこんばんはRM307です。今週は「絶対加速クレッシェンドQ」の最終話「翼よ、アレが
地球の灯だ!それでも、人生は続くのです!
」前編の感想。タイトルの元ネタは、映画の
翼よ! あれが巴里の灯だ」と、冬目景姐さんの漫画の「イエスタデイをうたって」で
主人公の陸生が告白して振られた時に言った「それでも人生は続くのだ」というモノローグ。

【あらすじ】
現世でクリエイターを目指す事にしたフユヒコ、地獄で生き生きと開拓する元魔界存続派の
メンバーたち、ナナミを想いつつも仕事に集中するムク、夢の限界が見えつつもシホとともに
「実りある季節」の到来を実感するカンジ、勉強をしながらユアイミズエと親交を深める
ライマ、水無田の名を遺そうと確立した剣術を後世に伝える為に指南に勤しむナナミとフミキ
天国の矛クラリオンに入隊し日々修業に励むミズエ、太陽神ラーの傍でミナセを見守るテレ子
そして現世の大学に通うミナセ。魔界廃止後、それぞれが大切な夢に向かって現実を生きる。

作中作の絶フォルから始まる導入が良いなぁ。内容はミナセとラグナロクが戦うというもので、
昔不死鳥先生が仰っていた「レッドラム連合と神々戦」(リメイク前の絶クレ)だとわかる。
セツナに「ルナとの願望充足型漫画だ」と言われているけど、自分を主人公にしていないのが
フユヒコらしいなぁ。それだけミナセの存在を認めていたという事でもあるのかもしれない。
それとルナの泣き顔は可愛いなwナナミが現世へ行き、生まれる事はあったのだろうか・・・。

絶クレを初めて投稿された時、不死鳥先生はラブコメ漫画だと仰っていたけど、この作品で
一番ラブコメしているのはフユヒコとセツナだよなぁw描写は少ないけど大好きなふたりだ。
またいっしょに居られるようになってとても嬉しいし、フユヒコがセツナにさらっと好きだと
伝えているところも良すぎる!ふたりがケンカしたりいちゃいちゃしたりするところ、もっと
読みたかったな・・・次回作希望!そしてクリエイターになるフユヒコの夢も叶いますように。
最終決戦の最後で演説をした自分がふわふわしているのは格好つかない、という考えもえらい。
弱い自分という殻の中に逃げ込む状態を脱却し、競う事を恐れない。彼にもまた、不死鳥先生の
一部が付与されていたのだなぁ。セツナのような存在が居てくれたら良かったのだけど・・・。
セツナの最後の「・・・必ず、勝てよ。」というセリフも良い。フユヒコ、頑張ってね・・・!

しかし絶フォルは236話もあるのか、すごい!と思ったら、思えばフユヒコは中学の時から十年
描いていたのか!長期連載だ!尊敬する!この経験がフユヒコにとって強みになりますように。
不死鳥先生が新都社へくる事が無かったらこの展開も無かったと思うと、何だか感慨深いな。

地獄で増殖している世界樹。このあたりの設定は雲林院水徒シリーズの「世界樹の下で」や
農ネーム」で語られていたけど、内容をすっかり忘れてしまった。今後読み返せたら良いな。
開拓工事を行う元赤羊たちは身体能力を維持したままなのか。かなりチートだけど良いのかな?

最終決戦で意見が対立していたムッくんとリュイシュンは、意気投合していたのが意外だ!w
どういう経緯でそうなったのだろうw社交能力に長けていた者同士だったから?気になるな。
眼鏡を外したムッくんは小説「フォルテシモ」のヤマギワっぽさがある。ナナミへの性欲も
マイルドになって、彼も年月を経て成長し、大人になったのだなぁ。十二話後編で、ムッくんは
ナナミに八年間しつこく言い寄っていたと書かれていたけど、その様子も読む事ができていたら
もっと楽しめたなwまぁこのへんは十一話補完編を読んだら少しは感じ取れるかもしれない。

カンジくんも二話や十二話と比べるととても大人になっている!ただ大きな夢をみていた時は
どこまでも広がっていくように感じていたけど、実際に具現化していくと限界が見えてくる、
という事もあるなぁ。でもカンジくんは小さくなっていく考え方も受け入れていて大人だな。
この「考え方も小さくなって一人前」は、2010年2月11日のねとらじで不死鳥先生が節をつけて
歌われていたのだけど、元ネタは何だろう?と思って検索したら「明治コパン」のCMだった。
初めて知った!2015年にYouTubeにその動画が投稿されていなかったらわからなかったな。
「大事な人だけ照らせれば。例えば私とか」とさらっと言うシホさんも素敵だなぁ・・・大人!
赤羊と炎熱羊は子どもを作れなくて、それは新しい肉体でも変わらなかったみたいだけど、
技術が進歩して可能になると良いな・・・。ふたりの子ども、子育てする様子をを見てみたい。

ユアイの描き下ろしの漫画も読みたい!!!エッセイだけじゃなく漫画も描いていたのだなぁ。
それと肉体が赤羊では無くなり虚力ももう無いと思うんだけど、はまだくっついているんだw
ライマくんと月一で会っているのも気になるよね・・・ふたりは今後どうなっていくのだろう。
でも不死鳥先生がこんなツイートをされていた事があったから、実はくっつかないのか・・・?

そのライマくんは毎日18時間も勉強するなんて大変!無境界弁護士、どんな仕事なのだろう。
弁護士なら理の無い人間も弁護する場面がありそうで、それは彼の貫く正義と相容れない事も
あるのでは無いかと思ったけど、大丈夫なのかな。あとミズエさんとの関係の進展も気になる!
こんなツイートもされていたから、ふたりがすんなりくっつく事は無さそうだけど・・・!w

天国では水無田流剣術を指南するナナミ。16ページの表情がめっちゃ美人~!!!最高!!!
閑話の感想でも書いたけど、やっぱり僕は両目のナナミを描くべきだな・・・!可愛すぎる!
フミキさんといっしょに、義兄妹で指南したり鍛錬したりしているのもとても嬉しい・・・。
閑話2でも描かれていたように、ふたりで支え合って生きているのだなぁ・・・素敵だ・・・。
そしてあんなにコミュ力不全だったナナミが、こんなふうに他人を指導できるようになるとは!

フミキさんとミズエさんの会話も、絶クレMを読んでいたらめちゃくちゃエモく感じる!!!
自分の歳を追い越した相手と再び邂逅するシチュエーションって大好きなんですよね・・・。
小さなミズエちゃんを知っているフミキさんは、大人なミズエさんを見てどう感じたのだろう?
あとフミキさんが文車を持っていたけど、今は文車の人格はどうなっているのだろう?封印?

ミズエさんの他に、クラリオンにはウリエルミカエルサツキも入隊している。ミズエさん、
ここでもファンを増やしているな・・・!w今はウリエルやサツキを可愛がっているのかなw
アリスもミズエさんについてきたのだな。笑顔がとても可愛くて良いなぁ。ロングヘアも美人!
創設の指示を出したゲルニカのコマは、ミズエさんの表情が意味深だ。十六話では浅からぬ縁
のようだったし、不死鳥先生もふたりについてよく言及されていたので気になるな・・・!
そして19ページの寂しそうな表情と背中はせつない・・・ミナセへの気持ちは完全に絶った
ようだったけど、まだお嫁さんと口にするほど想いがあったのだな・・・。ミズエさんはずっと
ミナセを母性で包む存在、作中で一番の客観力のある大人として描かれていて、彼女自身の
葛藤や決着は描かれなかったから、本当に自分の幸せを見つけて幸せになって欲しい・・・。
あと現世には妖怪も出現するらしいのが気になる。そのネタで物語が描けそうでわくわくする!

その次にはオリジナルのテレ子が登場!ミナセのココロにインストールされたテレ子は消滅し、
それが感動的だったから、当時はここで再登場するのは感動が薄れるような気がしていたけど、
今は純粋に嬉しく、何より超絶美人になっていて眼福!!!21ページも23ページも良いなぁ。
ミナセと居たテレ子が好きだったから大人のテレ子も描いていなかったけど、いつか描きたい!
COCOLOスタビライザーはもう不要になっただろうにまだつけているのだな。思い出だからかな?
ミナセに知覚される事が無くても、いつでも見守っている彼女。深い愛で素敵だなぁ・・・。
でもいつかミナセにそれを知ってもらいたい、テレ子が報われて欲しいと思ってしまう・・・。
僕も不死鳥先生がご存知無くても、ご迷惑じゃない限り、いつまでもずっと応援しています。

最後は現世の大学に通うミナセ。キジの声や朝カレーやサプリメントなどは当時の不死鳥先生の
生活環境が反映されている。27ページ目も同様。ミナセが完全に作者と同一になっているかも。

以上、今週こそは短めになるだろうと思っていたけど3100字。面白かったです。各キャラの
エピローグはその後がもっと気になってしまうな!もっと読みたかった・・・。いよいよ次は
最終話後編。補話と補完編があるけど、もう終わってしまうなぁ・・・寂しい。それではまた。

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