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主に読み返した不死鳥作品や作った料理、他に小説や漫画や同人誌などの感想ブログ。

映画

【映画感想】2020年12月12日 ふたり

はいこんばんはRM307です。最後の映画回、今月は大林宣彦監督の「ふたり」の感想。150分。
以前とあるフォロワーさんがツイートされていて、好きだった作品のタイトルとそっくりだし、
調べたら姉妹を題材にした作品だったので、拙作に活かせるかもと思って観る事にしました。
この映画感想の本来の目的だったし、当初は実写映画を観るつもりだったしね。原点回帰した。
4月にGEOオンラインのレンタルカートに入れたのだけど、人気で常にレンタルされていたので
なかなか借りる事ができず、今月になってようやく借りる事ができた。ぎりぎり間に合ったな。

ふたり デラックス版 [DVD]
岸部一徳
パイオニアLDC
2002-02-22


【あらすじ】
優秀な姉の千津子と常に比べられて育ってきた妹の実加。ある時千津子は事故死したのだが、
実加だけには幽霊として見る事ができるようになる。千津子が亡くなってからも実加は周囲から
姉と比較されたり、姉ありきで扱われたりする事が多かったが、明るく前向きに成長していく。


1991年、30年前の作品なので当たり前だけど映像が古い!30年前ってこんなに古かったの?!
映像もそうだし、僕は詳しい訳じゃないけど、カメラでの画面の切り取り方にも時代を感じた。
それとも古い時代を扱うからあえて古い映像表現を使った?僕は古い邦画はほとんど観た事が
無いのでわからないけど。ただでさえ実写や邦画が苦手なのに、こんな歴史映像なんて・・・
と正直観るのはとても気が重かった。「機動警察パトレイバー」の方がまだ新しかったよね。
そして冒頭で実加が変質者に襲われるあたりでは、観ない方が良かったんじゃと後悔し始めた
のだけど、でもだんだんとこういうものだと慣れていった。それに古い事は悪い訳では無くて。
単に僕が慣れ親しんでいないというだけで、作品に問題があると言うつもりはもちろん無い。

赤川次郎原作という事で、ところどころ「赤川次郎だなッ」(鷲崎健さん風の言い方)と思う
展開が多かった。僕は昔赤川次郎作品を50作ぐらい読んでいたので、ちょっと懐かしかった。
(ちなみに好きだったのは杉原爽香、三姉妹探偵団、三毛猫ホームズシリーズ、早川一家など)
好きなシーンは、真子が電話で実加を第九に誘った時、実加が「ふたり」とつぶやき、真子が
「お姉ちゃん?」と言い、実加が驚いて「え?」と聞き返すと真子が「その歌」と実加が部屋で
流していた千津子の歌に言及するところ。こういうおしゃれなやりとりって好きなのだよな。
あと真子が討ち入りだと言って、気合を入れた着物姿で現れたシーンも良かった。可愛いなw
千津子の歌やミュージカル劇の楽曲など、音楽は久石譲さんが担当されていたのが嬉しかった。
ジブリ作品でもそうだけど、やっぱり独特なコード進行の魅力的な曲を作られるなぁ・・・。

お姉ちゃんの千津子は美人で、うちのユイ姉と通ずるところがあって個人的に嬉しかったな。
実加は、あらすじにも書いたけど優秀な姉と比較されて育ち、母親に「千津子が死んだ時に
自分も死んでいれば良かった」なんて言われたのに、屈折していなかったのがすごいなぁ。
僕だったらひねくれていたと思う。実加自身も立派なところがある、すごい子だったのだな。
ユカリ嬢も上には学業が優秀なユイ姉が居たけど、小学生の時はまだそんなに差が無かったし、
体育など身体を使う面ではユカリ嬢の方が得意だった事もあり、コンプレックスは無いみたい。
百合丘女学園に入ってからも、大好きなお姉ちゃんはすごい、あたしの自慢!と思っていた。

実加のお父さん役の岸部一徳さんはめちゃくちゃ若っ!医師役の竹中直人さんも若かったけど、
竹中さんは竹中さんで昔から変わらない、おちゃらけたキャラクターの演技だったので笑った。
女優さんはほとんど知らなかったのだけど、観終わって検索したら「この人観た事がある!」
と思う方が何人もいらっしゃって驚いた。年齢を重ねた最近の姿しか知らなかったなぁ・・・。
驚いたといえば、最初実加が中学生だった事。てっきり高校生だと思っていたw大人びている。
でも昔の中学生ってそれぐらいだったのかもしれない。今の時代はもっと幼いイメージだよね。
ご注文はうさぎですか?」のチマメ隊などは小学生に見えるので、逆に驚く存在だけどw

お父さんは良い父親だと思っていたのに、実加にビンタをしたところでがっかりしてしまった。
自分が不倫したくせに!不倫相手を悪く言われた程度で娘に手を上げるか?何様やねんと憤慨。
ラストでお母さんに「お前といっしょに過ごしたい」と言っていたけど、これは本心からの
言葉だったのかなぁ。僕は読み取る事ができなかった。結局気持ちは戻らないのでは・・・。
小樽に戻っていったけど、内田さんが現れたらまた気持ちが揺らぐんじゃないだろうか・・・。
家族としてはもう壊れて終わっているのかもしれない。たぶん、千津子が死んだ時すでに。

お母さん役の富司純子さんの演技は見応えがあったな。特に不倫相手の内田さんが帰った時、
彼女が使った湯飲みを手を震わせながら持ち去ったシーンが好き。こちらも震えるリアルさ。
ただキャラクターとしては好きじゃなかった。実加のピアノの発表会の時も卒業式の時も、常に
千津子の名前を出して実加をまっすぐ見ているとは言い難かったから。実加が可哀そうだよ。
でも最後は「実加は実加」と言っていたし、これからはちゃんと実加も大事にしてくれるの
かな・・・。ただ寄りかかる相手を変えただけに見えるので、どうにもそう思えないけど・・・。
好きじゃないと言えば千津子の部屋にあったピエロ?あれは何だったんだ・・・?怖かったな。

ラストで実加の元から去る千津子。「ふたり」とタイトルにあるぐらいなので、全体を通して
僕はもっと姉妹にフォーカスを当てて進むんだと思っていたし、別れに際しても何か千津子と
実加と間に大きな山場があるんじゃないかと期待して観ていた為、ちょっと残念だったかな。
でも映像特典の監督と赤川さんの対談を観たら、幽霊の千津子は「実加が自然に育っていく力、
自分自身の生命力」だと言われていたので、そうか最初から実加の物語だったんだ!と知った。
本当の千津子は、やっぱりあの時完全に死んでしまっていたんだな。姉妹の会話が良かった分、
悲しいな。もっとふたりのやりとりを観ていたかった。千津子にそばに居続けて欲しかったな。

あと千津子が最後に口だけで「さようなら」と言うシーン、映画の最初からやたらと登場人物が
「さようなら」と言う事が気になっていて、昔は「じゃあね」や「またね」とは言わないのか?
別れを意識させているのかな?と思っていたら、意味があってここに収束していたのだな!


以上、本編150分+対談30分+映像特典8分と長く、数日に分けて観たけど、そこまで長さが
気になるほどでも無かったかも。あとWikipediaを見たら、続編の小説が刊行されたとの事。
いもうと
次郎, 赤川
新潮社
2019-10-18

続編にがっかりするケースもあるけど、もしかしたらいつか読むかもしれない。それではまた。

Web拍手
映画鑑賞を一年続けた感想としては、やっぱり僕は映画を観るのが好きじゃないな!という事。
ぎゅっと濃縮されていて疲れてしまう。30分アニメを毎週1話ずつ観るのが性に合っているな。

【映画感想】2020年11月14日 風立ちぬ

はいこんばんはRM307です。今週は映画回、今回はスタジオジブリの「風立ちぬ」の感想。2時間。
観ていない宮崎駿監督のジブリの映画作品はこれで最後だった。もっと映画を作ってください。

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2014-06-18


【あらすじ】
幼い頃から飛行機を作る事を夢みていた堀越二郎。夢に現れたイタリアの設計家カプローニ
言葉を受け、上京して飛行機の設計家を目指す。東京へ向かう列車の中で関東大震災に遭い、
そこで怪我した女中と令嬢の菜穂子と出逢う。のちに設計家となった二郎は菜穂子と再会し、
彼女の存在に救われた二郎は結婚を申し込む。しかし結核を患っていた菜穂子は婚約だけを
交わし、高原の病院へ入院する。その後病院を抜け出した彼女は二郎の元へ。二郎は菜穂子と
結婚し、飛行機の開発を続けながら、菜穂子に残されたわずかな時間をふたりで幸せに生きる。


僕は昔は仕事に対して熱意や矜持を持って取り組んでいたけど、ここ数年で完全に失われて、
情熱は創作に注ぎ、仕事は適当に最低限やれば良いと思っている。そしてその創作も、大好きな
相手と過ごす時間の前では霞む。相手と言葉を交わせる方がはるかに幸せ。だから菜穂子を
看病するのでは無く、飛行機を作る事を選んだ二郎の気持ちはたぶん理解できないと思う。
本庄という才能のある設計家だって居るし、そもそもどうせ戦争の道具に使われるんだから
飛行機なんて作らなくても良くない?愛する人のそばにずっと居る方が良いよと思ってしまう。
ラストで、二郎の作った飛行機は一機も戻らなかった。菜穂子も失われてしまう。二郎の元には
何も残らなかった。仮に二郎は日本の飛行機技術の礎を築いたとしても、悲しすぎるよ・・・。
どの道永くは生きられなかったとしても、もっと菜穂子のそばに居てあげて欲しかったと思う。
二郎がとても良い青年だったから、余計にずっと幸せでいて欲しかったと思って悲しかった。

否定しているように見えるかもしれないけど、作品はとても良かったです。泣きそうになった。
特にこのラストと、病状が重くなった菜穂子の元へ向かう二郎が涙を流すシーンが涙腺にきた。

でも後半は特高警察に怯えてずっとはらはらしていたな。二郎が無実の罪で捕まらないか、
ふたりの幸せな時間が奪われるのでは無いかと。以前も書いたけど冤罪がとにかく嫌いなので。
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」など他の作品でも感じていたけど、本当に嫌な時代だなと思う。
上司の黒川さんの友人も潔白なのに何人も捕まったらしいし、特高警察ホント許せねぇ・・・。

黒川さん、厳しいように見えて「完璧です」や「感動しました」などと素直に賛辞の言葉を
贈る事ができる人で良いキャラでしたね。二郎と菜穂子が結婚する時の慌てぶりも良かったな。
花嫁衣装の菜穂子は可愛かったなぁ。しかし当時って結婚する時はこんな口上を述べたの?
知らなかったな。昔は籍を入れるだけではいけなかったのだなぁ。すらすら言えるのがすごい。

あとは二郎と菜穂子がベランダから落ちそうなところでもはらはらしたけど、思えば最初から
はらはらしていたな。それが関東大震災のシーン。大地が唸りを上げて脈動する地震の表現が
めっちゃ怖かった。あれが大げさじゃないくらい、破壊力が大きいものなのだろうな・・・。

一つ気になるところ。二郎が通っていた学校に、怪我していたところを助けてもらった女中の
が、添え木になった二郎の道具などを届けていて、それを追って二郎が学校を飛び出して
いたけど、二郎が最初に好きになったのって菜穂子じゃなくて絹・・・?という疑念を抱いた。
別にそういう深い意味は無いシーンなのかな。まぁ飛ばされた帽子キャッチもあるから違うか。
それと鯖の骨は、僕も二郎と同様に昔から美しい曲線だと思って好きだったなと思い出した。


以上、夢を追い続けた姿は美しいけど、同時にすべてを失った悲しい話でした。それではまた。

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【映画感想】2020年10月10日 崖の上のポニョ

はいこんばんはRM307です。映画回の今週はスタジオジブリの「崖の上のポニョ」の感想。
初見。以前も書いたように最近(12年前の作品だけど)のジブリ映画は観ていなかったので。
今週の「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」月曜日で、マンスリーアシスタントの内田彩さんが
この映画が好きと話されて、テーマソングを歌われていたのがキッカケで観る事にしました。

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2014-07-16


やっぱりキャラクターの動きがすごかったな。ポニョの妹?弟?たちが群がったり離れたりする
シーンや、重い物を持った時、階段の登り降りの子どもの子どもらしい歩き方などが良かった。
表情も観ていて楽しく、特にポニョが寝入った時や寝顔が可愛かったw魚の時の寝顔が大好き。
むすっとした赤ちゃんも可愛かったな。普段アニメを観ていてここまで「子ども可愛い!!!」
とはならないので、やっぱりジブリの力が大きいのだなぁ。ふたりして船に乗るシーンも好き。
やっぱり子どもは可愛い・・・コミュ障じゃなかったら子どもに関わる仕事がしたかったなぁ。
そうすけ役の子の演技も上手くて良かったな。その分、大人の合わない演技が気になったけど。

ストーリーや展開は僕が好きなタイプでは無いので言及しません。なのであらすじも書かない。
ただ、そうすけとポニョがずっと仲良く幸せに暮らしてくれたら良いなぁと思う。これから先、
いつかそうすけがポニョを引き受けた事を後悔する日が何度も訪れそうで怖いのだよな・・・。
それは僕自身が、僕と交流のある人々に僕と関わった事を後悔されるのが怖いからだけど。
以前も書いたけど、僕と関わってくださったすべての人にそう思われないかと心配している。
すでに後悔して離れていった人、ココロが離れている人も何人も居るとは思うけど。悲しい。
ポニョも人間になるんじゃなかった、そうすけと出逢わなければ良かったと後悔する事が
あるかもしれない。ポニョは苦労ばかりする人間なんかにならない方が良かったと思うし、
ポニョの両親も娘を手放すべきでは無かったんじゃないかと思う。ポニョのお父さんが
元人間でも水中で暮らせたように、またポニョが海に戻る手段があるなら良いのだけど。
そうすけのお母さんとか周りの人に助けてもらって、良い関係であり続けて欲しいな・・・。

そうすけのお母さん、悪い人では無いとは思うんだけど、子どもが乗っているのに車で荒い
運転をしたり、波が迫る危険な道を強引に通ったりするところは好きになれなかったな・・・。
あとひまわりの家に行く際に「絶対に戻ってくる」とそうすけに約束していたけど、僕だったら
言わないな。もし何かあった時に嘘になるので。これについてはいずれ新ブログで書きます。

以上、ファンの方は読んでも面白くない感想になりました。申し訳ありません。それではまた。

Web拍手

【映画感想】2020年9月12日 借りぐらしのアリエッティ

はいこんばんはRM307です。映画回の今週は、ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」の感想。
94分。これが初視聴。何だか金曜ロードショーで放送された映画を観るブログになっているな。

借りぐらしのアリエッティ [DVD]
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2011-06-17


【あらすじ】
心臓に病気を抱えたが移り住んだ大きな家には、小さな小人の家族がひっそりと住んでいた。
昔から人間たちにバレないように少しずついろいろな物を「借り」て暮らしていたのだが、
小人の娘アリエッティが翔にその存在がバレてしまう。翔に害意は無く、借りぐらしの一家に
近づこうとするのだが、家政婦のハルがそれに勘づく。アリエッティたち一家の運命は――。


ジブリ作品が好きなので、ジブリの絵柄と美しい作画、背景を観られるのは単純に楽しかった。
緑の多い庭が美しい。室内の細々とした生活用品や、ドールハウスの中も細かくて良かったな。
ミニチュアサイズのキャラが、自分たちにとっては大きすぎる我々人間たちの物を扱う描写は
子どもの頃から絵本などで親しんできているけど、大人になって観ても面白さがありますね。
あとジブリ特有の、驚いた時に見開いた目などの表情や髪がふわっと大きく広がる表現が好き。
アリエッティの父の帽子とゴーグルは、「風の谷のナウシカ」を彷彿とさせて懐かしかった。

ストーリーとしては、翔が余計な事をしなければアリエッティ一家は当然安全に暮らせたんじゃ
ないかと思うけど、まぁこればかりは仕方が無い。僕だって接触しようとしてしまうだろうな。
まぁあんな場所に家があったら、翔が見つけなくてもハルに見つかっていたかもしれないけど。
そう考えると、先に見つけたのが翔で良かったのかな・・・。そのへんどうなんでしょうね。
ラストにもう一盛り上がりあるんじゃ?と思ったけどそのまま終わり、少し物足りなかった。
これはジブリという事で期待値が上がりすぎてしまっていたのだけど。これもまぁ仕方が無い。
ドールハウスと小人と出会えなかった先祖代々の想いを引き継いだ翔が、アリエッティ一家に
託す展開に期待してしまった。そして彼女たちが幸せに暮らしていけたら良かったのだけど。
心臓が弱い翔が走ったり心拍数が上がったりするシーンでははらはらしたけど、無事で一安心。
手術が成功して、その後も幸せに暮らせると良いな。もちろんアリエッティ一家やスピラーも。

自分の所為で安全な家を捨てて引っ越す事になってしまった、自分が駄目にしてしまった・・・
と落ち込むアリエッティの気持ちはわかるかも。僕も子どもの頃から、自分が失敗した事で
家族に迷惑をかけてしまったと思うケースが多かったので。一番印象に残っているのは、まぁ
子どもとは呼べないかもしれないけど、中学三年生の時。僕は石を蹴りながら帰宅していたの
だけど、大きく跳ね上がった石が自動車のフロントガラスに当たり、ひびを入れてしまった。
自分の所為で貧乏な我が家に余計な負担をかけてしまった・・・とめちゃくちゃ落ち込んだな。
ただでさえ無価値な人間なのに、要らぬ問題を起こすなんて本当に生きている価値が無い、と。
結果的に保険から支払われたようだったけど、それでも迷惑をかけた事に変わりは無かった。
その日以来一度も石を蹴った事は無い。これは僕が100%悪くて直接駄目にしたパターンだけど、
それ以外にも「僕の存在が無ければもっと上手くいったんじゃ」と思う事は何度も経験した。
本当に失敗ばかりの人生だった・・・今も失敗作のような人間が惰性で生きているだけ・・・。

それとこれは小人たちの生活感に合わせたのだろうけど、食器やロープ(紐)など、小人たちが
物を扱った時にはそんな人間が物を扱った時のような重い音は出ないよな、という点が少し
気になってしまった。まぁ細かいところだし、軽い音だと違和感が生じてしまうのだろうけど。

以上、毎度の事ながら浅い観方しかできず、大した感想じゃなくてすみません。それではまた。

Web拍手

【映画感想】2020年8月8日 聲の形 感想

はいこんばんはRM307です。映画回の今週は京都アニメーション制作の「聲の形」の感想。
タイトルしか知らなかったけど、まぁ京アニならひどい事にはなるまいと思って観る事にした。

映画『聲の形』DVD
松岡茉優
ポニーキャニオン
2017-05-17


先週から一週間かけて観ていたのだけど、毎日作中の教師やクラスメイトの事を考えたり、
自分の古い記憶にアクセスして思い出したくない事を掘り起こしたりしたので疲れた・・・。
まず最初に、この作品を好きな方はこの感想を読まないでいただけるとありがたいです・・・。
特にフォロワーさんの中には京アニ作品を好きな方が多いので、嫌われたくないですし・・・。
あといつもあらすじを書いていたけど、感情的にならずに客観的にいじめについて触れる事が
できず、キレそうなので今回はやめておきます。まぁどうせ書いても誰も読まないしね・・・。


僕は小学二年生頃に母といっしょに手話講習会を受講していた。まぁついて行っていただけで、
指文字と自己紹介、日常会話程度しか覚えず、ほとんどらくがきをして過ごしていたのだけど。
正直に言うと、休憩時間に母が買ってくれる紙パックのジュースが楽しみで行っていましたw
今は指文字以外は忘れちゃったから映画についていけるだろうか・・・と心配だったのだけど、
大部分は石田結絃が翻訳する前に思い出せた。20年前とはいえ、一年間習っていたから
一応身についていたのかな・・・と書きながら思い出したのだけど、昔我が家ではのどが痛くて
声が出ない時は手話で会話していたんだった!何気に使う機会はちょこちょこあったんだな。
「またね」のように家庭内では使わなかった手話など、わからないものもいくつかあったけど、
会話の流れや文脈から推察できたので、当たり前だけど上手く作られているなぁと感心した。
あとわかりやすい手話だけを描写し、ちょっと込み入った手話の時は相手の人物の表情を映して
声だけにしているカットも多く、手話を知らない人や僕のような初心者への配慮も感じられた。
原作がそうなのかもしれないし、山田尚子監督の力が大きいのかもしれない。わからないけど。

山田監督作品の「リズと青い鳥」同様、音響が効果を発揮しているなという部分も多かった。
特に冒頭の西宮さんへのいじめシーン。当然観ていて気分が悪くなるのだけど、悲壮感のある
音楽だと重すぎるので、軽快な劇伴が少し和らげていた。本当にちょっぴり、だけどね・・・。
標的が西宮さんから石田に変わった時の、最初に池に入ったずぶ濡れの石田を描写し、そこで
フラッシュバックさせるのはなるほど!と思った。僕はこういう発想がまったく無いな・・・。

西宮さんや石田へのいじめ、僕は今までの人生でこういう壮絶ないじめを経験した事が無いし、
行われているところも目にした事も無い。僕の目の届かないところで行われていた可能性は
否定できないけど、少なくとも見える範囲では無かった。みんな仲が良かったように思う・・・
と思いながら観ていて思い出したのだけど、他ならぬ僕自身が一時期いじめられていたわwww
幼稚園の年中さんの時は年長さんの男子数名のサンドバッグになっていたし(文字通り頻繁に
殴られて吐いていた)、小学五年生の1学期も男子3名から精神的、肉体的な暴力を受けていた。
園児の頃はさすがに覚えていないけど、五年生の時はクラス替えがあった直後のまだ大人しい
時期で、だんだん本来の自分を取り戻した結果、僕の方が強くなって立場が逆転したのだけど。
でもここまで陰湿では無かったな。腹が立って身体中が熱くなり、観た事を本当に後悔した。
京アニの親しみやすい可愛らしいデザインのキャラがそれを行うのだから、破壊力が強かった。

僕はわりと子どもが好きで、自分が子どもにされる事ならだいたいは許して良いと思うけど、
当然いじめは許せるはずが無く。小学生になった時点で分別はつくと思うし、まだ幼いから、
という言い訳は通用しないと思うのだよな。彼らの場合は六年生、もう十分立派で大きい。
しかし僕だって、昔は叩いたり蹴ったりした事がある。それはケンカや親密な友人に対してで、
普段は仲が良かったからいじめでは無いのだけど、暴力という点では変わらないかもしれない。
その時は相手は嫌な気持ちになっているものだと思うし、もしかしたら今でも苦い思い出として
記憶している可能性もある。僕に子どもたちを責める資格は無いのかもしれないとも思う。
それでも今は卑劣ないじめは許されざる事だと思っているから、非難しても構わないだろうか。
一週間考えていたけど答えが出なかった。この件に関する僕への批判は甘んじて受けます。

ただクラスメイトより許せないのが、担任教師の存在。自己紹介の時点からどこか違和感を
覚えていたのだけど、西宮さんに配慮する事無く、あろう事かいじめを見て見ぬふりをし、
問題が発覚してから石田にすべてをなすりつける。もちろんいじめ当事者の石田も悪い、しかし
西宮さんを最初から切り捨て、転校した後では石田を切り捨て、それが学校教師のやる事か?
他ならぬ学校で起きた児童の問題を解決しないで何が教師だ?あり得ないクズ以下の教師。
存在が許せず、こういう人間が何食わぬ顔をしてこれからも教鞭を執り続けるのが腹立たしい。

何食わぬ顔をしてで言うと、島田植野川井のようないじめの加害者たちもそうだよなぁ。
島田や川井はこの先の人生も罪の意識にさいなまれる事無く、平然と生きていくんだろうな。
恐らく世の中の大部分がそうなのだろうなと思うとこちらも腹が立つけど、僕自身もたぶん
そんな無神経な人間の一人だし、前述の通り彼らを非難する資格があるとは言い切れないので、
声高に糾弾する事はできないかもしれない。まぁ一応内省するタイプのような気はするけど。
川井は最後まで反吐が出るキャラだったなぁ。真柴も苦手。お似合いのカップルだと思った。

だから理解できないのは植野。どの面下げて石田にすり寄っているの?お前も加害者やんけ。
いじめの標的になった石田を見捨てたくせに、石田たちがいじめられたり島田たちとの関係が
壊れたりする原因になったと西宮さんの所為かのように責めるのが意味不明であり得ない。
観覧車で西宮さんにも落ち度があると言っていたけど、自己中心的な理由とも呼べない代物。
一つ一つ否定したいけど、その為に観返す気も起きないし、すでに他の人も語っているだろう。
仮に落ち度があったとしても、そもそも落ち度がある事といじめる事は別、「落ち度があるから
いじめられた」は成立しないので、ロジックが間違っている。植野側に理なんて一つも無い。
そして西宮さんに対し石田が死にかけた事を責めたり面会を拒んだりする権利も無い。何様?
図々しいったらない。最後指文字を見せたところでも帳消しにはならないし、評価も変わらない。

石田については何を言えば良いかわからない。前述の通り僕にその資格があるかわからないし。
彼の罪が消える訳では無いけど、いじめを反省しているし、気になっていた西宮さんへの謝罪も
行ったのは良かった。これからも西宮さんや永束くん、ご家族を大切にして生きていって欲しい。


以上。全体の感想は、全員どこかズレたまま話が進行するので観ていてとても気持ち悪かった。
違和感が拭えなかった。でもその気持ち悪さ、違和感がこの作品の表現したかった事なのかな。
実は残酷だった寓話のような視聴感。映像が美麗だから人の歪みがより鮮明に浮き彫りになり、
いかにきれいに取り繕おうとも人の本質はかくも醜く歪んでいるのだ・・・と改めて感じた。
教訓はあっても、僕はそういう作品を求めていないし楽しめないので、観ない方が良かったな。
ごはんを食べながら観ていたのだけど、食べ物が不味く感じられる苦痛な時間だった・・・。
もちろん観る事を決めたのは自分なので、作品に文句を言うつもりはまったくありませんが。

西宮さんと佐原さんと石田のお母さんとマリアだけが救いだったな。特に佐原さん、石田と
西宮さんが会いに行った時、西宮さんの所為で自分も阻害されたと恨んでいるんじゃないかと
かなり心配だったけど、良い子のままさらに精神的に成長していたのでとても安心した・・・。
彼女たちがこれからはたくさん幸せでありますように。あと結絃と西宮さんのお母さんもね。

最後に、アニメで扱う手話でいつも疑問に思うのだけど、ろうあ者の人たちが口話をしないのは
なぜだろう?僕は手話ではまず口話が大切だと教わったのだけど、現在はそうでも無いのかな?
京アニだし作画の手間を省きたい訳では無いと思うんだけど・・・と思って検索したら、どうも
西宮さんの場合は口話が苦手らしい。うーん、でも口は動かさないといけないと思うんだけど。
まぁそのへんは全然詳しくない僕にはわからない事情があるのかもしれないな。それではまた。

Web拍手

【映画感想】2020年7月11日 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

はいこんばんはRM307です。今週は「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の感想。
京都アニメーション制作の、アニメ「響け!ユーフォニアム」の3期にあたる?劇場作品です。
今年TVシリーズを観返していたのは、完全新作であるこの映画の存在を知り、観たかった為。
「リズと青い鳥」の感想http://rm307.blog.jp/archives/81068418.html

【あらすじ】
久美子たちは二年生に進級し、北宇治高校の吹奏楽部にはたくさんの新入生が入部してきた。
久美子は三年生の加部とともに一年生の指導係に任命され、一筋縄ではいかない新入生たちや
秀一との関係に頭を悩ませながらも、今年も全国大会出場、そして優勝に向けて日々奮闘する。


まず始めに、僕はTVシリーズの続編が劇場版なのってあまり嬉しくないんです。というのも、
できればTVシリーズで長く、毎週1話ずつ楽しむ方が性に合っているので。劇場版で一気に、
というのはどうももったいない気がしてしまうし、あっという間に終わるのが寂しい・・・。
なので少しでも抵抗しようと、「リズと青い鳥」の時と同じように四日に分けて観ました。


開幕、いきなり久美子に告白する秀一で笑ったwふたりが付き合う事は、2期を観ていた時に
コメントのネタバレで知ったけど、結構突然だったんだな。久美子側にもうちょっと秀一への
愛情がある描写がされると思っていたんだけど。尺の都合か、原作では描かれているのかな。
久美子が秀一に贈ったキーホルダーをスマホにつけているのを見て、満足気に「よしよし」と
独りごちるシーンや、夏祭りで他の生徒から隠れて、楽しそうに手をつないで走るシーンは
良かった。ポニテも可愛い。僕がポニテ好きという事もあるけど、久美子はポニテが似合う!
部活の事も考え、この関係を保留にできるのは大人だなぁ。部活引退後はどうなるのだろう。
幼なじみが好きな僕としてはできればまた付き合う事になり、ずっと関係が続いて欲しいけど。

進級した部員たち。今年は自分たちが行う一年生への歓迎を込めた学校前の演奏のシーンでは、
一年前とは違う演奏のレベルに。夏紀先輩はギターを弾けるんだ、すごいなー!カッコ良い!
2期で三年生が引退する事になった時、抜けた穴が大きいなと思っていたのだけど、今作では
優子が部長としてものすごく頼りがいがあり、安心感があった。去年とはまるで別人だなー!
久美子もそうだけど、若干キャラデザも変わった気がする。どことなく幼さが抜けたような。
サンライズフェスティバルでの先頭に立つ様子も先輩らしく、もうすっかり好きなキャラだわ!
サンライズフェスティバルといえば、後ろで無表情で踊りの確認をするみぞれが可愛かったw

1月に観ていたから知っていはいたけど、「リズと青い鳥」の名前が出た時はやった!と喜んだ。
みぞれと希美の関係は「リズと青い鳥」で描かれていたから今作では描写が少なかったけど、
たまに映った時は嬉しかったな。大会後のバスの中で他の部員とトランプをしている時に、
外に居る希美が気になっておろそかになるみぞれとか、演奏中の呼吸のあった、相手への想いが
伝わってくるアイコンタクトなども良かったな。ふたりにはずっと仲良しで居て欲しい・・・。
自由曲「リズと青い鳥」について語り合うシーンで、映画ではリズと青い鳥の関係の比喩が
結構入り組んでいたけど、今作の久美子と麗奈の関係の比喩はストレートな印象だった。
まぁみぞれと希美がややこしすぎるんだよ・・・。好きだけどね。もちろん久美子と麗奈も。

僕は百合厨じゃないつもりだけど、久美子と麗奈の描写を観ていると、秀一じゃなくて麗奈で
良いじゃん!なんて思っちゃった。このふたりの話がちょっと少なかったのが残念だったな。
距離が近い事を指摘されたシーンは嬉しかったけど、もっと仲良さげな様子を観たかった!
麗奈といえば、水着での胸の谷間にどきどきしました。おっきい・・・。麗奈も好き・・・。
また山に登っている麗奈も面白かったな。そういえば滝先生と麗奈に関する描写も一瞬だった。
きっとこのへんは続編では描かれていると思うけど。観たいなぁ・・・できればTVシリーズで。
加部ちゃん先輩が滝先生と会う為に職員室に行っている?と邪推するシーンは良かったなw

加部ちゃん先輩も良いキャラだったな。ノートに丁寧に後輩の情報をまとめていて、奏者を
辞める事になってもマネージャーとして部員たちを助けてくれて。演奏できなくなった事を
どこかすんなり受け入れていたけど、やっぱり結構なプレッシャーがあったのだろうな・・・。
今思うと、去年全国大会出場に向けて練習も指導も厳しくなる中で、葵先輩以外退部した部員が
居なかったのはめちゃくちゃすごい。それだけでも努力する才能があるメンバーだったんだな。

そして加部ちゃん先輩から話があると言われた時、顎関節症である事を告げられた時の久美子の
表情も良かった。あすか先輩を想ってユーフォニアムを吹いている時の横顔もそうだったけど、
久美子ってこんなに美しかったっけ?!と思う事が多かったな。優子だけじゃなく、久美子も
とても大人びて見えた。もう失言して慌てるような事は無くなりそうでちょっぴり寂しいかもw

まぁそんな久美子も後輩、特にには苦労して。何を期待しているかわかって先回りする奏、
計算高くて慇懃無礼な感じですごく嫌だったwそれでも、優子の事だって好きになれたんだし、
奏も観ていたら印象が変わるかも・・・と思って辛抱していたけど。まぁでも最後までちょっと
嫌な子だったなw中学時代の麗奈と同じく「悔しくて死にそう」と泣くところは良かったけど。
僕は夏紀先輩の事も好きだから、奏が意味ありげにちらちら夏紀先輩を見るシーンでは、いつも
はらはらしていた。奏の自分は何もかもわかっている、自分は間違っていないと言わんばかりの
態度も嫌だった訳だけど、夏紀先輩に教えを請われた後の「プライドが無いんですか」という
セリフを聴いて、「あ、やっぱり年相応の子どもなんだ」と思った。それならまだ攻略できる。

オーディション後の渡り廊下での対決?シーン。ここって「響け!ユーフォニアム2」11話で
あすか先輩と対峙した場所だよね?たぶん。向き合う奏と久美子の足元が映るシーンがあって、
奏は黒の、久美子は白のハイソックスだったのがその心象を表しているようで印象的だった。
逃げる奏の後を追い、走りながら叫ぶ久美子の演技も良かったな。良い青春の1ページだった。

奏は久美子に対し、「人畜無害って顔して人のココロにずかずか踏み込んでくる」と責める。
これ、僕もそうかも・・・と思った。もちろん僕は久美子のような良い子では無いんだけどね。
わざとやってる訳では無いんだけど、たぶん僕も結構相手に踏み込んじゃっていると思うので、
もしかしたら他の人にそう思われているかもしれないな、と・・・。申し訳無いです・・・。
でも相手の事を大切に思うからこそ、気になって首を突っ込んじゃうんです・・・というのは
言い訳ですか・・・?すみません。今後はできるだけ言葉を選ぶように気をつけます・・・。
そういえばサンライズフェスティバルで、奏が子どもの視線を気にしている描写があったけど、
あれはどういう意図があったのだろう?自分を無遠慮に覗かれたくないという事だったのかな。

夏紀先輩、コンクールメンバーに選ばれて良かったなぁ。無理だと思っていた。あと関西大会の
演奏前に、優子にありがとうと言われて赤面するところも良かった。このふたりの関係も好き。
全国大会へ進めなかった時、夏紀の前で崩れ落ちた優子の背中は一番涙腺にきた。でもその後
部員の前に姿を表した時は悲しみをおくびにも出さず、明るく振る舞っていてすごかったなぁ。
本当に頼れる部長だ。でも夏紀の前だけでは素直に感情を表す。とても良いなぁ・・・好き。

僕は去年も全国大会へ進めたのだから、きっと今年も進めるだろう、とどこか甘く考えていた。
それにしては尺が無いけど、それは次の劇場版で描かれるのかな?なんて。まさかダメ金とは。
映画冒頭の龍聖学園、何か引っかかるものがあったけど、これがフラグだったんだなぁ・・・。
北宇治同様、こちらも顧問の力で一気にレベルが上がったんだな。源ちゃん先生、何者・・・?
の父親みたいだけど。全国大会進出校が発表された際に、緑輝の目が若干求を向いていたのが
印象に残った。そういえば求は緑輝にかなり懐いていたけど、いつかくっつく事があるのかな?
緑輝といえば、あすか先輩から解説係を引き継いで赤い眼鏡をかけていたところが可愛かった。

かおり先輩晴香先輩、そしてあすか先輩が登場してくれたのも嬉しかったなぁ。大学生になり
めちゃくちゃ服装がおしゃれになっていて!やっぱり魅力的なカッコ良い先輩だなぁ・・・。
優子がかおり先輩を前にして、部長としての顔が剥がれたシーンが良かったw後輩の困惑もw
今の部員に遠慮してすぐに去っていったけど、もっと久美子との会話を聴きたかった・・・。
再登場した事で、何だか余計に先輩たちが卒業してしまった事、もう吹奏楽部には居ない事が
せつなくなってしまった。2期のラスト以上に。やっぱり大好きなキャラだったのだな・・・。
でも晴香先輩のセリフを取っちゃ駄目だよあすか先輩!w元部長の見せ場だったのにー!w

物語の最後、久美子は吹奏楽部の部長に就任している。適任!オーディションの際、滝先生が
指揮者に向いている的な事を言っていたけど、あれはまとめ役という意味もあったのかな。
一つ一つの楽器の音を聴いている指揮者もそうだけど、一人ひとりの部員を見ている部活の顧問
という役割もすごいよな・・・僕だったら絶対に見きれない。取りこぼしてしまうだろうな。
オーディションといえば、やり切った表情の久美子が良かったな。他の部員も、関西大会での
演奏後の誇らしげな顔がすごく良かった。だからやっぱり全国大会へ進んで欲しかった・・・!

三年生ではもっと良い結果が出て欲しい!そしていつかそこまでアニメ化されて欲しいなぁ。
もちろん京都アニメーションが大変な状況だという事はわかっている。それでも、いつの日か。
僕はものすごく気が長い方だと思うので、たとえ何年、何十年経っても待ち続けたいと思う。


以上、面白かったです!部活について、秀一との恋について、下級生との人間関係について、
加部ちゃん先輩について、将来についてなど、複数の軸が展開されるのがやっぱりすごいなぁ。
プロってすごい・・・。ストーリーに触れる事が多かったけど、作画クオリティもやっぱり
とても高くて、表情や瞳の美しさや揺れ動き、最後の演奏シーンなども素晴らしかったなぁ。
原作の面白さもさる事ながら、本当に京アニにしか作れない作品だと思う。それではまた。

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RM307

新都社でFAや漫画を描いたり読んだりしています。
このブログでは読んだ作品、作った料理の感想を掲載しています。
2016~2021年は毎週更新、2022年以降は基本的には月2回更新です。
新都社以外で何か触れた作品があった場合は、その都度投稿するかもしれません。

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